平均年収は826万円!気になる参天製薬の年収や評判について徹底解説!
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平均年収は826万円!気になる参天製薬の年収や評判について徹底解説!

企業研究

2022.01.17

本記事では、国内医療用眼科薬のトップメーカーである参天製薬の平均年収や参天製薬の評判などについて解説していきます。

参天製薬ってどんな会社?

参天製薬は連結売上高約2496億円、連結従業員数約4200人を抱える医薬品メーカーです。

参天製薬の公式ホームページによると、参天製薬の基本理念は「天機に参与する」という言葉で、自然の神秘を解明して人々の健康の増進に貢献するという意味を持つようです。

また、参天製薬は「Happiness with Vision」というビジョンを掲げています。このビジョンには、世界中の一人ひとりが、Best Vision Experienceを通じて、それぞれの最も幸福な人生を実現する世界を創り出したいという思いがあるようです。

参天製薬の事業内容

参天製薬の2020年度有価証券報告書によると、参天製薬は「医薬品の研究開発・製造・販売を中心とする医薬品事業」を展開しているようです。

事業区分としては、医療用医薬品、一般用医薬品、医療機器に分類されるようです。

また、参天製薬の事業活動については以下の通りです。

事業活動分類分野内容
研究・開発研究分野社内的には、奈良研究センターに基礎研究、非臨床試験、製剤研究の各機能を集約することで各部門の英知を結集し、より良い製品の創出に努め、社外に対しては、独自のネットワークを通じ、シンガポールアイリサーチインスティテュート( SERI )をはじめとして、外部機関とも情報交換や共同開発の協力体制を強化している。
臨床開発分野市場のニーズや薬事規制を踏まえ、日・米・欧、並びに中国をはじめとするアジア主要国や新興国での臨床開発の高質化、効率化への動きを加速。
生産・信頼性保証生産分野世界最大級の点眼剤製造本数を誇る能登工場を中核に、海外のマーケットへ供給可能な滋賀プロダクトサプライセンターと成長著しいアジア地域をカバーする中国・蘇州工場の世界3工場体制を確立。また、生産施設から製造設備の性能、設計などに細心の注意を払うことはもちろん、法規制より高いレベルで独自の規格・基準を設けている。
信頼性保証分野研究開発から患者さんにお使いいただいた後のフォローまで、あらゆる活動において品質を見張る独自の信頼性保証体制により、グローバルレベルで医薬品の三原則(有効性・安全性・均質性)を保証する基盤を確立。
営業・マーケティング営業分野医薬品はもちろん、疾患と治療、薬理学や薬剤学、法制度などについて研鑽を積んだMR約400名を全国に配置。目のスペシャリティ・カンパニーとして、疾患や製品だけでなく、最新の検査・診断方法や治療方法に関する情報など、広汎な情報提供を行う。
マーケティング新たな疾患に対応した新薬の開発に力を注ぐ一方、テレビCMやホームページ、ポスター、小冊子など多様なメディアを利用して広く疾患情報を提供し、患者さんが疾患について正しい知識を持ち、安心して受診できる基盤づくりを行う。

参天製薬は、眼科分野におけるリーディングカンパニーとして世界60か国以上で事業を展開しているようです。

参天製薬の労働環境

参天製薬の労働環境について、社風と働きがいの観点から解説していきます。

参天製薬の社風

オープンワークの口コミによると、

営業個人の成果が見えにくく、数字だけでは営業力が測りにくいという背景から、プロセスを重視する文化が根付いており、悪い意味で管理至上主義となっている。そのため本質的な意味が見いだせない入力業務が非常に多く、成果創出よりも真面目さを評価する文化となってしまっている。
理念、ビジョンを大切にする会社であると感じる。また全般的に共同姿勢のある人が多い。国内シェアNo.1であるが故の鷹揚さの表れでもあったが、大きくグローバルでの成長に向けて舵を切ったので、今後はこの体制や文化は大きく変化していくと感じる。
保守的で年功序列的な風土だったが、社長交代により流れが変化して生きている。評価制度、組織構成、海外への取り組みなど積極的な姿勢を感じる。年配社員も仕事をしなければ降格することもあるようで良い意味で積極的な風土ができつつある。
法令遵守の意識は高く、仕事を進めるうえで顧客視点で業務を遂行する風土があった。また、組織体制としては年功序列ではなく、成果を出した人が評価される風土があったように思える。成果を出した人には成長の機会が与えられるように感じる。
とても保守的。これまでのビジネスで高い利益率を出しているので、新しいことに挑戦しない。営業が強い発言力を持っており、営業推進やマーケティングは立場的に弱い。営業からマーケティング経験のない人は上司としてやってくることも多い。

などの意見が寄せられていました。

参天製薬は、眼科分野において国内外問わずトップクラスのシェアを誇る医薬品メーカーということもあり、品質についての拘りは非常に強いです。

また、歴史の長い企業ということでコンプライアンス意識が高くやや保守的な部分があります。

ただ、近年は40代の社長を起用することでグローバル企業として参天製薬を発展させていこうという気概があるため、内資系企業の文化が変化しつつあるようです。

具体的には、年功序列から実力主義による評価体制に移行していること、海外進出などの海外への取り組みに力を入れていること、中途採用比率が上昇していること等が挙げられます。

そのため、以前ほどの家庭的なウェットな人間関係はあまりなく、ややドライな人間関係となっているようです。

参天製薬の働きがい

オープンワークの口コミによると

風通しの良い組織なので意見を言いやすく、不満を溜めることなく働くことができている。会社自体の規模も大きくなく、新しいチャレンジなどに手を上げることも比較的しやすいと感じている。
スペシャリティカンパニーであるがゆえに、ドクターとのコネクションは他社と比べても強いと思います。そのため、営業以外の職業でも比較的臨床現場にアクセスしやすいことが魅力だと思います。顧客志向はほとんどの社員に浸透しており、患者さんやドクターなど顧客を見て仕事ができることにやりがいを感じます。
患者様のことを考えて企業活動を行っていることを感じる。また、企業理念である天機に参与するという理念に基づき、患者様のことを考えてドクターに対して営業できたことは働きがいに繋がった。
若手であってもある程度の規模の市場は任せてもらえる。担当市場内では裁量を持たせてもらえるため、面白いと感じる人には面白いと思う。
眼科領域に特化した、スペシャリティファーマであり、同じベクトルを持って仕事に取り組んでいると感じることができた点に働きがいを感じた。研修や営業の合間を縫って行った勉強で眼科領域への知識が深まり、営業スキルが身に付いた。

などの意見が寄せられていました。

参天製薬は、眼科領域のリーディングカンパニーとしての信頼性や眼科医からの期待感があることで、営業活動を進めやすいという特徴があります。

そのため、営業をかけやすく、個人の力量でいくらでも成果をあげることができるため、やる気のある人にとっては嬉しい環境なのではないでしょうか。

また、若手であっても成果を残せばある程度の仕事を裁量を持って行うことができるため、若いうちから成長機会を豊富に手に入れ成長したい人はおススメできる企業です。

そのほか、ドクターとの会話を行う必要があることから日々勉強する必要があるため、勉強熱心な人は良いですが、勉強があまり好きでない人はやや窮屈感を受けてしまうかもしれません。

参天製薬の平均年収はどのくらい?

参天製薬の2020年度有価証券報告書によると参天製薬の平均年収は約826万円であることが分かりました。

dodaによるとメディカル業界の平均年収が約426万円であるため、参天製薬は業界平均と比較して約2倍と非常に高い給与水準であると言えます。

ちなみに、メディカル業界の中でも医薬品メーカーだけの平均年収は約629万円で、医薬品メーカー単体の平均年収と比較しても参天製薬は高い給与水準であるといえます。

また、参天製薬の平均年齢は43..4歳で平均勤続年数は16.3年です。ちなみに、労働政策研究・研修機構によると、日本の平均勤続年数は12.4年であるため参天製薬は勤続年数が長い企業であることがうかがえます。

これは、参天製薬が業界のリーディングカンパニーとしての安定性を保持していることで、長年にわたり安定して高水準の給与をもらえることが理由だと考えられます。

年齢別の平均年収

2021年9月時点でのオープンワークによると、年齢別の年収は以下の通りです。

※口コミから算出した金額となり、実際とは異なることもありますのであくまでも参考程度にご覧ください。また、口コミに掲載されている年齢のみこちらには掲載していますので、全ての年齢を網羅しているわけではありません。

年齢平均年収想定年収範囲
25歳599万円450万円~797万円
30歳712万円535万円~948万円
35歳822万円618万円~1094万円
40歳917万円689万円~1220万円

参天製薬は年齢や勤続年数と共に少しずつ年収が上がると考えられます。

30歳では年収1000万円近くを稼ぐ人が出始め、35歳手前になると年収1000万円を超える社員が増えてきます。

参天製薬では、マネージャーなどの管理職クラスになると年収1000万円を超えることができるようですが、管理職の枠が少ないため、管理職に昇進する機会が少ないことには留意が必要です。

職種別の平均年収

2021年9月時点でのLighthouseの口コミを参考に職種別の平均年収を算出すると、以下の通りです。

※口コミから算出した金額となり、実際とは異なることもありますのであくまでも参考程度にご覧ください。また、口コミに掲載されている職種のみこちらには掲載していますので、全ての職種を網羅しているわけではありません。

職種平均年収
営業系633万円
企画・事務・管理系800万円
研究開発833万円

参天製薬の職種別年収では、研究開発職の平均年収が最も高いことが分かりました。一方で、営業職は今回比較した職種の中では最も低い平均年収でした。

競合との平均年収比較

参天製薬と同じ医薬品メーカーである、第一三共、中外製薬、武田薬品工業、アステラス製薬、エーザイ、ファイザー、大塚ホールディングス、大日本住友製薬、協和キリン、大正製薬ホールディングス、田辺三菱製薬、ジョンソン・エンド・ジョンソン、アストラゼネカ、小林製薬と平均年収を比較してみました。

田辺三菱製薬は2019年度の有価証券報告書を参考に、ファイザー、ジョンソン・エンド・ジョンソン、アストラゼネカはオープンワークの口コミを参考に、その他の企業は2020年度の有価証券報告書を参考に年収を比較してみました。

企業名平均年収
第一三共1116万円
中外製薬1100万円
武田薬品工業1076万円
アステラス製薬1051万円
エーザイ1042万円
ファイザー1026万円 ※69名の口コミ回答者の平均値
大塚ホールディングス991万円
大日本住友製薬896万円
協和キリン877万円
大正製薬ホールディングス866万円
田辺三菱製薬846万円
ジョンソン・エンド・ジョンソン839万円 ※151名の口コミ回答者の平均値
参天製薬826万円
アストラゼネカ793万円 ※130名の口コミ回答者の平均値
小林製薬676万円

参天製薬は今回比較した15の企業の中では13番目と平均年収は比較した企業の中では低い平均年収であることが分かりました。

dodaの調査によると日本の平均年収は約409万円であるため、日本の平均年収と比較すると参天製薬を始め、今回比較した企業の平均年収は高水準です。

ただ、各会社毎に事業規模や収益性、給与制度などが異なるため、あくまでも参考程度にご覧ください。

ボーナス・評価制度

参天製薬では、6月と12月の年に2回ボーナスが支給されるようです。年間のボーナス合計額は基本給の約3カ月分~約6ヶ月分だと考えられます。

ボーナスの額は会社業績と個人成績によって決定するようです。

参天製薬では、年一回給与改定があります。参天製薬の給与システムはジョブグレード制なので、ジョブグレードを上げることで年収も大きく膨れ上がる仕組みになっているようです。

評価制度についてはMRは、数字の成果が60%で行動評価が40%という割合で評価されるようです。この評価によってボーナスの額が決定しますが、やや数字の成果に評価が引っ張られる傾向があるようです。

ちなみに、目標管理制度をベースに毎年評価が行われ、ジョブグレードが決定されるようです。

参天製薬社員による年収・給与制度への口コミ

参天製薬の現社員・元社員から寄せられた年収に対する口コミをオープンワークを参考にご紹介します。

ポジティブな口コミ

給与は同年代であれば普通。しかし非課税の営業日当が大きく年間100万円近くはある。また、住宅手当も充実しており、都内23区内であれば10万円以上補助が出る。
基本給に加えて日当がもらえます。日当は非課税ですので、給与水準は高いです。また、医薬品業界という性質上、患者さんには必要不可欠なものになりますので、感染症の影響もほとんど受けず給与は安定しています。感染症蔓延時においては、給与手当も出ましたので会社の安定性はとてもいいと思います。

ネガティブな口コミ

評価のための制度がどんどん煩雑化されている。自己評価と上司評価をすり合わせるが、最初から評価は決まっているので翻ることはない。
評価制度については今のところ公平性はなく、上司に気に入られているもしくは昇進コースの人間を優先的に評価するようになっています。

参天製薬で働くメリットとは?

参天製薬で働く2つのメリットについてご紹介します。

人間関係のストレスが少ない

参天製薬の社員は真面目で実直な社員が多いようです。これは、真面目に仕事をしているほうが評価されることが多いからだと考えられます。

また、真面目とリンクして保守的で挑戦を好まない人が多く、自我の強い社員はあまりいないようです。

困ったときはお互いに助け合う体制や協働文化が社内はあるようですので、人間関係でストレスを抱えることは少ないと考えられます。

ただ、近年では社員間の関係がややドライになっているので、以前ほどお互いに干渉し合う関係ではなくなりつつあることには留意が必要です。

眼科領域でネームバリューがある

参天製薬や眼科領域でのトップ企業であることから、企業として眼科医からある程度信頼されているため、MRとしては営業活動がしやすいのではないでしょうか。

眼科医からの信頼にこたえていくことにやりがいを感じる社員や、幅広い商品ラインナップから適切な商品を提案することにやりがいを感じる社員、商品力のある製品を取り扱っていることに誇らしさを覚える社員など、MRは様々な場面でやりがいを感じるかもしれません。

MRとして勤務を考えている方にとって、転職先候補の一つとしては良い候補先企業なのではないでしょうか。

参天製薬で働く前に知っておくとよいこととは?

参天製薬で働く前に知っておくとよい2つのネガティブな事項についてご紹介します。

グローバル企業に移行しつつある

参天製薬は新しい社長に交代してから、グローバル企業としての文化形成に力を入れています。歴史のある内資系企業ではありますが、外資系企業のような雰囲気を感じる瞬間があるかもしれません。

外資系企業出身の中途採用社員の割合が増加していることや能力評価へと移行し若手であっても出世できるような体制が構築されつつあることなどが社内の組織体制として挙げられることからも外資系企業のような特徴を有する企業へと変化していることがうかがえます。

安定性や年功序列の文化などがあると思って入社すると文化の違いにギャップを感じてしまうかもしれませんので、文化移行が起きつつあることを念頭に置いて転職活動をすることをおすすめします。

社内外問わず人間関係を構築する必要がある

参天製薬は、営業成績でボーナスや昇給が決まる一方で、社内での関係性によって昇進が決まることが多いです。

そのため、社外的には眼科医との良好な関係性を築きより受注件数を増やすことが求められれ、社内的には上司や管理職クラスの人と健全な関係を築き好かれることである程度出世の道が開かれるようです。

成果を残すだけでなく人間関係構築にも力を入れる必要がある点は人によっては面倒に感じるかもしれません。

参天製薬に向いている人は?

参天製薬に向いている人は以下の特徴がある人です。あくまでも考察ですので、転職の参考程度にしてください。

  1. 真面目で実直な性格の人
  2. 業界のリーディングカンパニーで働きたい人
  3. 外資系企業のような文化のある内資系企業で働きたい人
  4. 若手であっても活躍したい人
  5. 医療の発展に貢献したい人
  6. MRとしての勤務を検討している人
  7. 海外進出に興味がある人

参天製薬に転職するには?

参天製薬への転職は簡単ではありません。参天製薬への転職を成功させたいのであれば、転職エージェントの利用をおすすめします。

転職エージェントでは、実績の豊富なキャリアアドバイザーが内定まで手厚くサポートしてくれます。面接対策などの選考対策も行ってくれます。

また、転職エージェントだけの非公開求人をご紹介することも可能です。あなたの希望に合った求人が低倍率で見つかることもあります。

転職エージェントは求人の数や対策の手厚さなどの質が異なるため、複数の転職エージェントを活用しながら転職活動を行うことをおすすめします。

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