平均年収は588万円！気になる日立ソリューションズの年収や評判について解説！

本記事では、日立ソリューションズの平均年収や日立ソリューションズの評判などについて解説していきます。

日立ソリューションズってどんな会社？

日立ソリューションズは連結売上高約3,086億円、連結従業員数約12,400人を抱える日立グループの一角を担うITソリューションプロバイダーです。

日立ソリューションズの事業内容

日立ソリューションズの公式採用ホームページによると、日立ソリューションズの事業は「製造」「デジタルマーケティング」「ワークスタイル変革」「モビリティ」「空間情報」「ビジネスコラボレーション」「セキュリティ」の７つの主要な事業に分類されるようです。

各事業については以下の通りです。

また、日立ソリューションズでは、全世界700社を超える導入実績と、各国の商習慣を熟知した約1,000名の経験豊富なコンサルタントが、お客様のニーズに沿ったサービスを柔軟に提供しているようです。

日立ソリューションズの労働環境

日立ソリューションズの労働環境について、社風と働きがいの観点から解説していきます。

日立ソリューションズの社風

オープンワークの口コミによると、

社員同士のコミュニケーションを取ることを大事に考える文化がある。上長を交えた懇談会などを開くことを会社側が推奨する。仕事が忙しいと煩わしさを感じるが、在宅勤務で孤独感を感じる人には良いかもしれない。

良くも悪くも日立文化と言われるところで、安定はしているがチャレンジングな取り組みはあまり認められる傾向にない。上昇志向な方には適さないが、上に従順な方は居心地よく仕事ができる。

部門によって特徴はさまざまではあるが、全体的に真面目にきっちりと仕事に取り組んでいる人が多く、社内ルールや開発ルールを守ることに重点が置かれたプロジェクトの進め方がなされていることが多い。これまでのやり方と違う場合には、そのメリットやリスクをどう抑え込むかをいい意味でも悪い意味でもしつこく聞かれる。

5000人規模の会社ということもあり、事業部ごとで異なる文化を持つ印象を受けることがある。また、日立独特の文化が全社的にあり、言葉遣いや社内ルールなどなれるまでにある程度に時間が必要。会社としてコンプライアンスを非常に厳しく見ており、社員各々も遵守しなければという意識を強く持っているように思う。

真面目で、顧客や上司に言われたことを忠実にこなすタイプの社員が多い。言われたことを規則に則り堅実にやり続けることが評価される。反面、枠から外れる社員は活躍できない。

非常に真面目な人間が多い。不正などには目をつむらない環境がある。逆にあまり遊びはない環境。年功序列の風潮は少しずづ減ってきているがそれでもまだ年功序列の企業であるという印象。

などの意見が寄せられていました。

日立ソリューションズは日立グループの企業ということもあり、コンプライアンスに厳しい、セキュリティ面の意識が高いなど日立グループの文化が強く受け継がれています。

また、日立ソリューションズは日立グループの２社が合併してできた企業であることから、出自の異なる社員がいるため、多様性のある職場環境だと考えられます。

一方で、部署や事業部によって文化が異なるため、配属先によって働きやすさが大きく変動する点には留意が必要です。

日立ソリューションズで働く社員は、温厚で真面目な人が多いようです。また、会社としてもコミュニケーションを取ることを推奨していることから、人間関係でストレスを抱えることはあまりないかもしれません。

一方で、保守的で安定志向の人は多いため、積極的で成長意欲のある人はやや物足りなさを感じるかもしれません。

日立ソリューションズの働きがい

オープンワークの口コミによると

自分の能力を活かしてお客様の課題解決に貢献出来た時に働きがいを感じる。自分の場合は技術的に困難な課題を解決することで貢献することが多かったが、貢献の仕方は人それぞれ。マネジメントが得意な人、コミュニケーションが得意な人など人それぞれの長所を生かした貢献の仕方があると思う。

若いころから責任ある仕事を任せてもらえる環境であり、日立ゆえの大きな仕事をこなすことも多いため、働きがいを感じることは多かった。

自分のやりたい仕事をやれるのでやりがいはある。また、会社に貢献できることを考え、採用されたときの喜びは大きく、さらに新たなことを考えようという意欲がみなぎってくる。また、会社に貢献できることで自身の成長ができるとともに、成長し続けていることを実感できるので、働きがいが向上する。

基本的にプロジェクトは数百人を動員して行う大規模なものが多い。日立ソリューションズはその中でも、プロジェクトリーダーとして、成功に導く立場にある。そのため、プロジェクトをやり切ったときの達成感は至高。

官公庁をはじめ、国内有数の顧客を抱えるシステムインテグレーターであること。当社が管理するシステムの安定稼働が社会に必須であることを常に実感できる。

基本的に顧客が大手企業になるため、予算規模の大きいプロジェクトを動かすという意味では働きがいがある。また、ステークホルダーが多いため、発注業務やマネジメント業務でのキャリアパスを望んでいる方はやりがいを感じると思う。

などの意見が寄せられていました。

日立ソリューションズの平均年収はどのくらい？

日立ソリューションズは日立製作所の完全子会社であるため、有価証券報告書を公開していません。今回はオープンワークの口コミの情報を参考にしたいと思います。

オープンワークの口コミによると日立ソリューションズの平均年収は約588万円（回答者数：122人）であることが分かりました。

ちなみに、親会社の日立製作所平均年収は、日立製作所の2020年度有価証券報告書によると約890万円であることが分かりました。

dodaによるとIT・通信業界の平均年収が444万円であるため、日立ソリューションズはIT・通信業界の平均値と比較してやや高い給与水準であると言えます。

ちなみに、IT・通信業界の中でもシステムインテグレータだけの平均年収は約455万円で、システムインテグレータ単体の平均年収と比較しても日立ソリューションズの平均年収は高水準であることが分かります。

年齢別の平均年収

2021年９月時点でのオープンワークによると、年齢別の年収は以下の通りです。

※口コミから算出した金額となり、実際とは異なることもありますのであくまでも参考程度にご覧ください。また、口コミに掲載されている年齢のみこちらには掲載していますので、全ての年齢を網羅しているわけではありません。

日立ソリューションズは大きな年収アップは見込めませんが、年齢や勤続年数と共に少しずつ年収が上がると考えられます。

日立ソリューションズは職位が上がると大きな年収アップを見込めるようですので、日立ソリューションズで高い年収を獲得したい人は出世する必要があります。

職種別の平均年収

2021年９月時点でのオープンワークの口コミを参考に職種別の平均年収を算出すると、以下の通りです。

※口コミから算出した金額となり、実際とは異なることもありますのであくまでも参考程度にご覧ください。また、口コミに掲載されている職種のみこちらには掲載していますので、全ての職種を網羅しているわけではありません。

日立ソリューションズの職種別年収では、エンジニア・SE職よりも営業職の方がやや平均年収が高いことが分かりました。

どちらの職種においても出世できれば1000万円プレイヤーも夢ではありませんが、その難易度はやや高いと考えられるため、1000万円を稼ぎたい人は日立ソリューションズ以外の企業も検討することをおすすめします。

競合との平均年収比較

日立ソリューションズと同じIT業界の競合である野村総合研究所、オービック、伊藤忠テクノソリューションズ、富士通、大塚商会、NTTデータ、NEC、日本ユニシス、SCSK、IIJ、TIS、トランス・コスモスと平均年収を比較してみました。

各社ともに2020年度の有価証券報告書を参考に年収を比較してみました。

日立ソリューションズは今回比較した13の企業の中では12番目に高い平均年収であることが分かりました。

dodaの調査によると日本の平均年収は約409万円であるため、日本の平均年収と比較すると日立ソリューションズを始め、今回比較した企業の平均年収は高水準です。

ただ、各会社毎に事業規模や収益性、給与制度などが異なるため、あくまでも参考程度にご覧ください。

ボーナス・評価制度

日立ソリューションズの公式採用ホームページによると、日立ソリューションズでは６月と12月の年に２回ボーナスが支給されるようです。

ボーナスの金額は前年の業績により春闘で基準額が決定し、個人評価で基準額から増減するようです。年間のボーナス合計金額は、基本給の約２カ月分～約６カ月分ほどだと考えられます。

日立ソリューションズでは、６月の年に一回昇給があるようで、若手のうちは年功序列的に昇給していくようです。

主任や課長になると金額が一気に上がるようですので、役職が上がるごとに大幅な年収アップが見込めると考えられます。

また、評価制度についても、評価の仕組みはあるものの形骸化しているようで、上司の評価などの定性的な側面があることは否めません。

日立ソリューションズ社員による年収・給与制度への口コミ

日立ソリューションズの現社員・元社員から寄せられた年収に対する口コミをオープンワークを参考にご紹介します。

ポジティブな口コミ

普通より高めの水準。業務量に対しての金額で考えると妥当だと思う。また、評価については評価の根拠を教えてもらえ、納得できる人の方が多いと思う。

基本的には年功序列ではあるが、最近は優秀な若手の退職も増えてきているためか、優秀な若手には給与、評価ともに伸ばしていこうという雰囲気は感じる。

ネガティブな口コミ

典型定な日本型給与体系で、働き者、成果を出す人、正直者が損をするような設計です。優秀な人が働かない人を何人か背負いながら仕事をしているようなイメージです。

評価は本部や部門の業績に引っ張られるところがあるように感じる。本人が一定の成果を上げても組織の業績が目標に満たなければ相応の査定にしかならないことがある。

日立ソリューションズで働くメリットとは？

日立ソリューションズで働く２つのメリットについてご紹介します。

人間関係でストレスを抱えることが少ない

日立ソリューションズは、良くも悪くも真面目で温厚な性格の人が多く在籍しているため、人間関係でストレスを抱えることは少ないようです。

また、会社としても同僚間や同じ部署の仲間でのコミュニケーションを積極的に行うように推奨しているため、孤独になることや会社内で一匹狼になることはありません。

日立ソリューションズは良い意味でお互いのことを支え合う環境があるようですが、プライベートまで仲良くするほどではないようです。

大規模かつ広範なシステム開発に関わることができる

日立ソリューションズの顧客は官公庁から日本を支える大企業に至るまで幅広いです。そのため、プロジェクトの規模が数百人規模になることも多く、プロジェクト完遂後の達成感は非常に大きいです。

また、大規模プロジェクトに付随して、社会インフラを支えている実感を感じることができる瞬間は非常に多くあると考えられます。

そのほか、取り扱うソリューションの幅が広く、広範な業種業界に対応していることもあり、さまざな仕事を経験することができます。

日立ソリューションズで働く前に知っておくとよいこととは？

日立ソリューションズで働く前に知っておくとよい２つのネガティブな事項についてご紹介します。

チャレンジングなことをあまり好まない社風

日立ソリューションズは、日立グループの文化を強く受け継いでいることもあり、保守的でチャレンジングなことはあまり好まないようです。

自分で考えて行動するよりも、上司からの指示に対して従順に取り組むことができる人が評価されるようです。

また、何かに挑戦しようと思っても前例踏襲の文化があるため、新しい取り組みをする意義について上司や関係者を説得する必要があり、意思決定に時間と工数がかかることは否めません。

年功序列気質のある企業風土

日立ソリューションズは、年功序列である程度昇給昇進が決定されるため、どんなに頑張っても同期との報酬に差が出ず、管理職になるためには順番待ちをする必要があります。

10年20年のスパンで長期的に日立ソリューションズに勤めようと考えている人は、良いかもしれませんが、若手のうちからバリバリ働いてガンガン出世をしたい人にとってはやや物足りない環境かもしれません。

日立ソリューションズに向いている人は？

日立ソリューションズに向いている人は以下の特徴がある人です。あくまでも考察ですので、転職の参考程度にしてください。

1. 上司の指示に対して従順に仕事に取り組むことができる人
2. 安定した事業基盤のある会社に勤めたい人
3. 細かいことに気を遣える人
4. 真面目で温厚な性格の人
5. 社会インフラを支える仕事に従事したい人
6. 大規模プロジェクトのマネジメントがしたい人

日立ソリューションズに転職するには？

日立ソリューションズへの転職は簡単ではありません。日立ソリューションズへの転職を成功させたいのであれば、転職エージェントの利用をおすすめします。

転職エージェントでは、実績の豊富なキャリアアドバイザーが内定まで手厚くサポートしてくれます。面接対策などの選考対策も行ってくれます。

また、転職エージェントだけの非公開求人をご紹介することも可能です。あなたの希望に合った求人が低倍率で見つかることもあります。

転職エージェントは求人の数や対策の手厚さなどの質が異なるため、複数の転職エージェントを活用しながら転職活動を行うことをおすすめします。