実力主義のIndeedの平均年収は950万越え！？Indeedの実態を徹底解説！

本記事では、日本国内においてCMで爆発的に知名度の高まったIndeedの平均年収やIndeedの評判などについて解説していきます。

Indeedってどんな会社？

Indeedは2004年にポール・フォースターとロニー・カーンによって設立され、2012年にリクルートホールディングスに買収され、現在はリクルートホールディングスの子会社となった成果報酬型求人サイトのリーディングカンパニーです。

Indeedの公式ホームページによると、Indeedは世界60カ国以上、28言語でサービスを展開しており、月間利用者数は２億5000万人にも上ります。また、１億7500万件の履歴書を保有し３億2000万件の口コミが投稿されています。

世界でも有数の求人サイトを運営するIndeedのミッションは、「We help people get jobs」だそうです。世界中で10000人を超える社員がこの目標に向かって仕事に取り組み、実例やデータを活用しながら採用プロセスの改善を図っているようです。

Indeedの事業内容

Indeedは「求人版のGoogle」と呼ばれる求人検索エンジンを運営しています。

求人検索エンジンとは、インターネット上にある求人情報を一括で１つのサイトでまとめてみることができるシステムのことを言います。

つまり、GoogleやYahoo!でキーワードを入れて検索すると無数の検索結果が出てくるという仕組みを求人情報のみに絞って展開してるイメージです。

Indeedでは、企業のホームページの採用サイトや求人媒体にある膨大な求人情報を集約してIndeed内で検索できるような仕組みを整えています。

そのため、職種や会社名などのキーワードと勤務地を設定するだけで、膨大な量の求人情報から自分に合う求人情報を見つけることができます。

Indeedは、この求人検索サービスを求職者や求人出稿企業双方に無料で提供しているのが大きな特徴です。

また、有料オプションで広告サービスも提供しています。こちらは求職者が有料オプションを追加した企業の求人をクリックするたびに料金が発生するクリック課金制を導入しています。

クリック単価は業界や職種、採用エリアによって変動するようです。

Indeedの労働環境

Indeedの労働環境について、社風と働きがいの観点から解説していきます。

Indeedの社風

オープンワークの口コミによると、

営業部署に関してはゴリゴリの日系企業である。採用成功、「we help people get jobds」というミッションの元営業をするが、実際はどれだけクライアントにお金を使わせるかというKPIで、あまりクライアントが採用成功したかどうかに重きを置いていない。

個人事業主集団のような形態です。チームで仕事をしたいと考えている方には合わないと思いますが、個人でバリバリ働きたい、と考えている方はあっていると思います。また、無駄な上下関係もなく、フラットな職場だと思います。社内環境としては、設備も充実しており、働きやすい環境です。

非常に風通しがよく、平社員であってもしっかり意見に耳を傾けてもらえる環境がある。実力は正当に評価され、手を上げれば昇格できる制度がある。いわゆるホワイト企業であり、サービス残業、パワハラ、セクハラなどは全く蔓延していないと思われる。

エンジニアとして良い環境です。自由度の高いプロジェクトで自分のスキルを十分に磨くことができる。外資系のため、結構国際的な環境で気軽に働ける。

などの意見が寄せられていました。

Indeedは元々アメリカの会社で、リクルートホールディングスがそれを買収したため、良くも悪くも外資系の側面と内資系の側面を持ち合わせています。

例えば、外資系の側面としては実力主義で若いうちからガンガン稼ぐことができる点、福利厚生やオフィス環境が恵まれている点、海外メンバーなどバックグラウンドが異なる社員と一緒に仕事ができる点などが挙げられます。

一方で、内資系の側面としては、ゴリゴリの体育会系で営業会社気質がある点、トップダウンで意思決定される点などが挙げられます。

Indeedは人によって合う合わないがはっきり分かれる会社かと思います。成果を出していれば自由かつ気楽に働くことができる一方で、成果が出ないと詰められることもあるようです。なので、成果主義が合わない人はIndeedに向いていないかもしれません

Indeedの働きがい

オープンワークの口コミによると

グローバルの拠点のメンバーとのかかわりが多く、多様な価値観／バックグラウンドの人と仕事ができるようになったのは自分にとって大きな成長に感じます。

基本的には電話営業になるが、海外仕込みの電話営業のスキルはセールスマンとしてキャリアを築く上では資産になると思う。あと、同僚や上司の人柄もよく、いわゆるパワハラなどは一切ない。

急成長している環境を肌で感じながら仕事ができる。コミッションもかなり高く、売った分がそのまま給与に反映されるため働きがいがある。

働きがいは今まで世の中になかったプロダクトを広げていけること。あと、面白い若手、新卒が定期的に来るので指導していて楽しみがある。だが、個人単位でみるとできることの幅が少ないことやスキルがあまり求められないので向上心を持って働くというよりはいかに仕事をこなすかになってしまう。

などの意見が寄せられていました。

Indeedは、プロダクトの先進性や新規性があるため世の中に新しい商品を提案できることが魅力です。また、自社プロダクトを提案してクライアントの採用成功に近づくことができたときも働きがいになるようです。

そのほか、自分の頑張りがボーナスなどの報酬として反映されることにやりがいを感じる社員や、海外の人と一緒になって仕事ができることに成長を感じる社員など、社員によってさまざまな働きがいがあるようです。

ただ、与えられた仕事がつまらなくやりがいを感じていない社員がいるのも事実のようです。

Indeedの平均年収はどのくらい？

Indeedは有価証券報告書を公表していないので、オープンワークの情報を参考に平均年収を算出します。

オープンワークの口コミによると、Indeedの平均年収は約950万円（年収範囲360万円～2400万円）のようです。

dodaによるとサービス業界の平均年収が約369万円であるため、Indeedはサービス業界平均と比較して約３倍弱と非常に高い給与水準であると言えます。

ちなみに、サービス業界の中でも人材サービスだけの平均年収は約360万円で、人材サービス単体の平均年収と比較してもIndeedの平均年収は高水準であることが分かります。

これは、成果によってボーナスが大きく変動することが理由であると考えられます。

年齢別の平均年収

2021年９月時点でのオープンワークによると、年齢別の年収は以下の通りです。

※口コミから算出した金額となり、実際とは異なることもありますのであくまでも参考程度にご覧ください。また、口コミに掲載されている年齢のみこちらには掲載していますので、全ての年齢を網羅しているわけではありません。

Indeedでは、自分の実力が数字をもとに評価されるため、20代や30代の若手社員であっても1000万円以上稼ぐことができます。

一方で、成果の出ない社員はいつまでたってもボーナスが増えず基本給も上がらないので年収はなかなか上昇しないのも事実です。

若手のうちから成果を上げて稼ぎたい人にとっては年功序列でないので、非常に頑張りがいのある環境だといえます。

職種別の平均年収

2021年９月時点でのオープンワークの口コミを参考に職種別の平均年収を算出すると、以下の通りです。

※口コミから算出した金額となり、実際とは異なることもありますのであくまでも参考程度にご覧ください。また、口コミに掲載されている職種のみこちらには掲載していますので、全ての職種を網羅しているわけではありません。

Indeedの職種別年収では、エンジニア・SE職の平均年収が最も高いことが分かりました。一方で、クライアントサクセス職は今回比較した職種の中では最も低い平均年収でした。

Indeedでは、自身の成果が報酬として返ってくるため、頑張ったら頑張った分稼ぐことができます。

そのため、年収範囲が非常に広く同世代であっても給与に差が生まれることは少なくありません。安定して稼ぎたい人にはあまり向かないと考えられますが、バリバリ働いてがっつり稼ぎたい人にとっては非常に嬉しい環境だと言えるでしょう。

競合との平均年収比較

Indeedと同じ人材サービス業界の競合であるリクルートホールディングス、JACリクルートメント、パーソルホールディングス、ウィルグループ、テクノプロ、パソナ、クイック、エス・エム・エス、UTグループ、アデコ、ディップ、エン・ジャパン、ワールドホールディングス、アウトソーシングと平均年収を比較してみました。アデコ以外の各社は2020年度の有価証券報告書を参考に、アデコはオープンワークの口コミを参考に年収を比較してみました。

Indeedは今回比較した15の企業の中では最も高い平均年収であることが分かりました。

dodaの調査によると日本の平均年収は約409万円であるため、日本の平均年収と比較するとIndeedを始め、今回比較した大半の企業の平均年収は高水準です。

ただ、各会社毎に事業規模や収益性、給与制度などが異なるため、あくまでも参考程度にご覧ください。

ボーナス・評価制度

Indeedでは、年間４回ボーナスが支給されます。その額は四半期ごとの目標に対する達成度によって異なり、一回のボーナスで一般的なサラリーマンの年収を稼ぐことができるようです。ただ、目標に対して達成率が80％未満の場合は賞与がゼロになることには留意が必要です。

Indeedの評価制度は数字による結果がすべてとなります。定性的な評価はほとんどなくプロセス評価がなされないため、結果を出さない限り昇給昇格ができない環境です。ただ、上司は結果を出している人達になるので、仕事のできない上司はほとんどいません。

また、Indeedで昇格をすると１段階あたり年間で50万円程度基本給が増加するようです。

昇格は目標に対する達成度によって決まるので、若手であっても早くから昇格することができます。

Indeed社員による年収・給与制度への口コミ

Indeedの現社員・元社員から寄せられた年収に対する口コミをオープンワークを参考にご紹介します。

ポジティブな口コミ

目標達成すれば給与も上がる。昇給も昇格もできる。全て自分次第であるが、目標に対してのプレッシャーも多くある。事業内容上、感染症による影響は大きくあるが、検索エンジンだからこそその影響は最小限に抑えられていると思う。

基本給のほかに賞与年４回、コミッションがある。以前よりは稼ぎにくくなったが、しっかり受注を取れる人は引き続き月給でもかなり高い金額をもらっている。

業界の平均的な水準と比較すると非常に高い給与をもらえる。加えて、昇進に伴う給与の上り幅もそれなりに大きい。特に偉くなるほど長期インセンティブの額が指数的に増加する。

ネガティブな口コミ

インセンティブの割合が低くなったとはいえ、一般的な企業よりも高給取りなので、市場価値との差異が出る。そのため、転職はしづらい環境にあると思われる。評価に関しては定量面のみ評価されるためプロセス評価は全くない。

評価制度はころころ変わる。数字で評価するのは難しい職種（クライアントサクセス）だが、無理やり数字にしようとしている。結果、本人の行動に関係なく外的要因に左右される評価体制になっている。賞与額が大きくないので割り切って評価のために労力を割かないスタイルの社員が多い。入社したてだったり数字にこだわる社員に関しては評価制度への不満は必然的に大きくなる。

コミッション割合が大きい。入社当初は青天井で1000万円以上稼げたが、今は少し変わってきている。これからはもう少しさがるのでは？なので安定してずっと稼ぐことはできなさそう。ある程度シェアは取り切った印象があるため、これからの営業のコミッションは不透明。

Indeedの年収や給与制度に関する口コミは賛否両論がありました。ネガティブな意見としては、「給与体系が変わり、年々平均年収が下がってきている」「部署による違いが大きく、営業とバックオフィスではボーナスの金額に大きな差がある」「評価は定量的ではあるが、上司のさじ加減が反映される場合もある」「評価制度がころころ変わり納得性が低い」といった意見が見られました。

一方で、ポジティブな意見も一定数散見されました。「業界の中でもトップクラスの給与水準である」「自分の市場価値以上に給与をもらえている」「残業代がしっかり支払われる」などの意見が散見されました。

Indeedでは、新入社員であっても1000万円以上稼ぐことのできる環境です。そのため、若手のうちから成果を残してガンガン稼ぎたい人には有難い環境かもしれません。

ただ、成果を残せないと昇給どころかボーナスカットになることもあるのでその点には留意が必要です。

Indeedで働くメリットとは？

Indeedで働く２つのメリットについてご紹介します。

世界最大級のサービスに携わることが可能

Indeedは、世界で最も普及している求人検索エンジンです。日本で毎月3000万人以上、世界で２億万人以上がアクセスしているため、自身の仕事の影響力は絶大です。

また、最近では日本でも知名度がさらに高まりつつあるため、より利用者が増加すると考えられます。

世界的な影響力のある仕事をしたい人やグローバルな環境で仕事をしたい人にとっては働きがいややりがいを感じられる職場環境なのではないでしょうか。

給与水準が人材サービス業界でトップクラス

Indeedは、人材サービス業界の中でも頭一つ高い給与水準を誇っています。基本給で400万円～500万円ほど支給されることに加え、ボーナスが年間４回支給されます。このボーナスの比率が非常に高く一回のボーナスで同業他社の平均年収くらい支給されることもあるようです。

また、みなし残業はなく、申告した残業代は全額支払われるため月の上限まで働けば月額10万円程度さらに上乗せして稼ぐことができます。

そのほか、年に一度退職金代わりのお金が支給されるため、給与面においてIndeedの右に出る人材サービス企業は数えるほどでしょう。

Indeedで働く前に知っておくとよいこととは？

Indeedで働く前に知っておくとよい２つのネガティブな事項についてご紹介します。

Indeedからの転職が難しい

Indeedは一般的な企業よりも高給取りのため、自身の市場価値以上の給与が支給されていることも少なくありません。

そのため、年収アップをする転職や更に好条件の企業へステップアップすることはなかなか難しいようです。

年収以外のやりがいや自分のやりたいことが明確にある人であればよいですが、生活のために仕事をしている人にとっては年収が仕事選びの指標になることが多いため、Indeedから年収の観点でのキャリアアップは難しいかもしれません。

リクルートホールディングスの影響力が増している

Indeedはリクルートの傘下にある企業のため、リクルートの影響力が年々増しているようです。そのため、外資系企業ではありますが内資系企業のような文化が少しずつ芽生えています。

営業についてはゴリゴリの体育会系の雰囲気があることも否めません。

外資系企業のような自由な働き方をイメージされている人からするとギャップを感じることもあるようです。

Indeedに向いている人は？

Indeedに向いている人は以下の特徴がある人です。あくまでも考察ですので、転職の参考程度にしてください。

1. 世界的なサービスを運営する会社に従事したい人
2. 人と関わるのが好きな人
3. 若手のうちから成果を残して出世したい人
4. 高給取りになりたい人
5. バリバリ働いて稼ぎたい人

Indeedに転職するには？

Indeedへの転職は簡単ではありません。Indeedへの転職を成功させたいのであれば、転職エージェントの利用をおすすめします。

転職エージェントでは、実績の豊富なキャリアアドバイザーが内定まで手厚くサポートしてくれます。面接対策などの選考対策も行ってくれます。

また、転職エージェントだけの非公開求人をご紹介することも可能です。あなたの希望に合った求人が低倍率で見つかることもあります。

転職エージェントは求人の数や対策の手厚さなどの質が異なるため、複数の転職エージェントを活用しながら転職活動を行うことをおすすめします。