平均年収は840万円！ジョンソンエンドジョンソンの年収や評判について解説！

本記事では、世界でも名高いグローバル医薬品/医療機器メーカーであるジョンソン・エンド・ジョンソンの平均年収やジョンソン・エンド・ジョンソンの評判などについて解説していきます。

ジョンソン・エンド・ジョンソンってどんな会社？

ジョンソン・エンド・ジョンソンは連結売上高約821億ドル（日本円で約8.9兆円）、連結従業員数約130,000人を抱え、アメリカに本社を構える世界でも著名な医薬品/医療機器メーカーです。

ジョンソン・エンド・ジョンソンの事業内容

ジョンソン・エンド・ジョンソンの公式ホームページによると、ジョンソン・エンド・ジョンソングループは、ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社、ヤンセンファーマ株式会社の2社で構成されているようです。

各会社については以下の通りです。

また、ジョンソン・エンド・ジョンソングループでは、事業分野を「消費者向け製品」「医療機器」「医薬品」の３つに分けて事業運営をしているようです。

ジョンソン・エンド・ジョンソンの労働環境

ジョンソン・エンド・ジョンソンの労働環境について、社風と働きがいの観点から解説していきます。

ジョンソン・エンド・ジョンソンの社風

オープンワークの口コミによると、

Our Credoに基づく行動が求められるため、法令遵守の意識は高い印象を受けました。事業部によってかなり雰囲気は異なりますが、積極的な方が多い印象です。事業売却などによって事業部が別の会社に移されてしますこともあるので、所属によっては入社後に本人が望まない結果になってしまうこともあるようです。

システムやメールでの英語が飛び交います。英語が使えないと厳しい場面があります。その割に多々ある社内のシステムのマニュアルはほぼなく、イレギュラーが起こると初めは意味が分かりませんが、基本的に放置されるので助けてもらえずなかなかつらいです。

人材育成やキャリア開発機会は非常に多い。社内公募システムやさまざまな機会があり、若手の抜擢、登用もある。モチベーションと実力ある社員であればさまざまな機会を得られやすい。ダイバーシティを強固に推進しており、女性にとっては特により良い会社だと思う。

少なくとも営業部では働き方改革に積極的であるとは言えない。売り上げ達成のためであれば、社員を理詰めにする上司も散見される。残業時間などの調整は自分次第であるが、休日や平日の夜でも仕事の連絡をしてくる社員も少なくなく、それを是正する動きは未だに見られない。

クレドーに則た法令遵守意識が高い。買収合併、売却を繰り返し、中小企業の集合体のような組織体になっているため、逆にガバナンスが意識されている。コンプライアンス意識も業界内随一の高さで競合と競う際には現場では融通が効かず難しい場合もある。

などの意見が寄せられていました。

ジョンソン・エンド・ジョンソンには、Our Credoというコアバリューがあります。この基本的な考え方に則って意思決定や事業推進がなされているため、Our Credoがジョンソン・エンド・ジョンソンの企業文化を表しているといっても過言ではないです。

また、世界でトップクラスの医薬品メーカーということもありコンプライアンス意識が高いことが特徴として挙げられます。

良くも悪くもコンプライアンス意識が高いことでお客様に信頼される反面、意思決定には時間がかかってしまうようです。

ジョンソン・エンド・ジョンソンの働きがい

オープンワークの口コミによると

医療職として人命に関われるというのは非常に働きがいを感じられます。また、医者だけではなく代理店や看護師、病院事務など多くの方との関係構築することが必要となるので、非常にやりがいを感じられます。

マーケティングという業務では、海外とのコミュニケーション機会やグローバルアサインメントのチャンスも少なくなく、日本法人としても日本からグローバル人材を輩出したいというモチベーションがあるため、グローバルチームの中での業務を遂行するスキルを上げることができる。

自分が売ったものが現場で使われているところを実際に見るので、責任も伴いますが手術がうまく行ったときには嬉しさも感じます。患者さんが喜んでいる姿を想像するときにやりがいを感じます。

世界的企業で働いているというプライドで働いている方も多数おり、肩書を重んじる方にはピッタリかと。MBAなどの資格をお持ちでしたら相応のタイトルで働けるのではないか。

医療機器の営業を通して、地域医療に貢献出来ること。手術に立ち会うことも多く、先生が新しい術式を立ち上げる際のトレーニングなど先生と一緒によりよい医療を作りあげていくプロセスを実感できる。

などの意見が寄せられていました。

ジョンソン・エンド・ジョンソンは、世界的な医薬品/医療機器メーカーという立場があるため、その立場に対する誇りやプライドを持って働いている社員は少なくありません。

また、医療機器などを取り扱っていることから人命に関わる仕事をしているため、責任の大きさや医療業界への影響力の大きさに働きがいを感じる社員もいるようです。

ジョンソン・エンド・ジョンソンの平均年収はどのくらい？

ジョンソン・エンド・ジョンソンは有価証券報告書を公表していないので、オープンワークに寄せられた155人の口コミの情報を参考に平均年収を算出します。ジョンソン・エンド・ジョンソンの平均年収は約840万円（年収範囲：354万円～2250万円）であることが分かりました。

dodaによるとメディカル業界の平均年収が約426万円であるため、ジョンソン・エンド・ジョンソンは業界平均と比較して約2倍と非常に高い給与水準であると言えます。

ちなみに、メディカル業界の中でも医薬品メーカーだけの平均年収は約629万円で、医薬品メーカー単体の平均年収と比較してもジョンソン・エンド・ジョンソンの平均年収は高水準だといえます。

年齢別の平均年収

2021年９月時点でのオープンワークによると、年齢別の年収は以下の通りです。

※口コミから算出した金額となり、実際とは異なることもありますのであくまでも参考程度にご覧ください。また、口コミに掲載されている年齢のみこちらには掲載していますので、全ての年齢を網羅しているわけではありません。

ジョンソン・エンド・ジョンソンは若手であっても高い年収を稼ぐことができる企業です。営業社員であれば、成果に応じたインセンティブが支払われるので、成果を挙げれば一般社員でも年収1000万円を超えることができるようです。

またジョンソン・エンド・ジョンソン社員の平均値的には、30歳前後で年収1000万円近くを稼ぐ人が出始め、35歳前後になると年収1000万円を超える社員が増えてきます。

そして40歳ごろに平均年収が1000万円を超えていくようです。

職種別の平均年収

2021年９月時点でのオープンワークの口コミを参考に職種別の平均年収を算出すると、以下の通りです。

※口コミから算出した金額となり、実際とは異なることもありますのであくまでも参考程度にご覧ください。また、口コミに掲載されている職種のみこちらには掲載していますので、全ての職種を網羅しているわけではありません。

ジョンソン・エンド・ジョンソンの職種別年収では、管理職の平均年収が最も高いことが分かりました。一方で、営業職は今回比較した職種の中では最も低い平均年収でした。

ただ、ジョンソン・エンド・ジョンソンのどの職種においても年収1000万円を超えることができるようです。

これは、ジョンソン・エンド・ジョンソンのインセンティブの割合が高く、成果を出せばそれ相応の報酬をもらうことができるからだと考えられます。

競合との平均年収比較

ジョンソン・エンド・ジョンソンと同じ医薬品メーカーである、第一三共、中外製薬、武田薬品工業、アステラス製薬、エーザイ、ファイザー、大塚ホールディングス、大日本住友製薬、協和キリン、大正製薬ホールディングス、田辺三菱製薬、参天製薬、アストラゼネカと平均年収を比較してみました。

田辺三菱製薬は2019年度の有価証券報告書を参考に、ファイザー、アストラゼネカはオープンワークの口コミを参考に、その他の企業は2020年度の有価証券報告書を参考に年収を比較してみました。

ジョンソン・エンド・ジョンソンは今回比較した14の企業の中では12番目に高い平均年収であることが分かりました。

dodaの調査によると日本の平均年収は約409万円であるため、日本の平均年収と比較するとジョンソン・エンド・ジョンソンを始め、今回比較した企業の平均年収は高水準です。

ただ、各会社毎に事業規模や収益性、給与制度などが異なるため、あくまでも参考程度にご覧ください。

ボーナス・評価制度

ジョンソン・エンド・ジョンソンでは、６月と12月の年に２回ボーナスが支給されるようです。ボーナスの支給額は個人のパフォーマンスによって変動するようです。実際に、ボーナスの額は約10万円～約1000万円と人によって大きく異なります。

また、営業については前年度の予算達成率に応じたインセンティブが毎年３月の年に１回支給されるようです。

昇給については、バンドと言われる給与レンジがある程度決められた等級によって変動します。ジョンソン・エンド・ジョンソンでは、毎年の定期昇給はあまり見込めないため、基本給を上げるにはバンドを上げる必要があります。

評価制度については、行動と結果の両面から評価されるようです。ただ、実力主義のため結果の比重が多いと考えられます。

また、出世するには上司に好かれることが必須のようです。

ジョンソン・エンド・ジョンソン社員による年収・給与制度への口コミ

ジョンソン・エンド・ジョンソンの現社員・元社員から寄せられた年収に対する口コミをオープンワークを参考にご紹介します。

ポジティブな口コミ

業界的には比較的高額で、また同じ業界内でも競争力を保つためにの高い水準の給与を払っている印象。ポジションや評価にもよるが、通常スタッフであっても1100万円ほどは望むことができ、管理職であれば1200万円以上を期待できる。

評価制度はグローバルで統一されており明確になっているという意味ではすごく分かりやすいです。海外からの社員も多いので同じような評価でレベル感を競うことができます。

ネガティブな口コミ

賞与と比べて基本給が低かった。競合からの転職は条件が良くなるようだが、異業種からの転職は基本給が低い。そのため、営業実績により大幅達成してインセンティブで稼ぐしかなかった。ただ、実績に対して翌年度の予算がつけられるため、限界が生じるときが来ると感じた。

福利厚生や家賃補助などは一切ないため、実質的な可処分所得はそこまで高くないように感じた。また、チームによるが残業代や休日出勤などは基本的に付けることは難しいため、実質的な給与水準で換算するとそこまで給与水準は高くないと感じる。

ジョンソン・エンド・ジョンソンで働くメリットとは？

ジョンソン・エンド・ジョンソンで働く２つのメリットについてご紹介します。

実力主義で評価される会社

ジョンソン・エンド・ジョンソンは、良くも悪くも実力主義で評価が決定されるため、若手社員や一般社員であっても成果を残せば年収1000万円を超えることができる環境です。

ボーナスだけで年収1000万円近くを稼ぐことも可能なようですので、年功序列的な組織を避けたい人やガンガン働いて成果を残したい人にとってはやりがいや働き害を感じられる職場だと考えられます。

ただ、ジョンソン・エンド・ジョンソンは基本給が低くボーナスの比率が高いため毎年年収が大きく変動する可能性があるほか、達成率が低い場合、ボーナスの返済制度があることには留意が必要です。

医療を支える仕事

ジョンソン・エンド・ジョンソンは、医薬品/医療機器メーカーという立場にあるため、医療を支える仕事に携わることができます。自分の仕事が医療の発展に貢献できる可能性を秘めていること、患者さんを笑顔にするチャンスがあることなど、医療を下支えする仕事に関われることにやりがいを感じる社員は多いようです。

医療の知識を付けたい人や医療の発展に貢献したい人にとっては働きがいを強く感じる職場環境なのではないでしょうか。

ジョンソン・エンド・ジョンソンで働く前に知っておくとよいこととは？

ジョンソン・エンド・ジョンソンで働く前に知っておくとよい２つのネガティブな事項についてご紹介します。

上司の好き嫌いで出世できるかが決まる

ジョンソン・エンド・ジョンソンは、実力主義で評価されることが基本ですが、営業の予算達成度合い以外の数値的な評価指標がないため、そのほかの評価項目については上司の恣意的な側面があることは否定できません。

実際の口コミでも、評価への納得性が低いという意見や、社長・部長のお気に入りが出世することが多いなどの意見がしばしば見られました。

営業職ではそのようなことはあまりないかもしれませんが、営業以外の職種の場合は定性的な評価への納得性がない可能性があることには留意が必要です。

Our Credoが事業運営の中心

ジョンソン・エンド・ジョンソンは、カリスマ的リーダーによって企業が大きくなったというよりも、ジョンソン・エンド・ジョンソンの社内で浸透しているOur Credoによって企業が大きくなったと言われています。

そのため、日常的にOur Credoを大事にすることが求められます。人によっては宗教的であると感じてしまう人がいるかもしれません。

Our Credoに目を通して共感できるかどうか判断したうえでジョンソン・エンド・ジョンソンへの転職を検討することをおすすめします。

ジョンソン・エンド・ジョンソンに向いている人は？

ジョンソン・エンド・ジョンソンに向いている人は以下の特徴がある人です。あくまでも考察ですので、転職の参考程度にしてください。

1. 若手のうちからバリバリ働いて稼ぎたい人
2. 外資系企業の実力主義社会で働きたい人
3. 医療の発展に貢献したい人
4. 上司に取り入るのが得意な人
5. Our Credoに共感できる人

ジョンソン・エンド・ジョンソンに転職するには？

ジョンソン・エンド・ジョンソンへの転職は簡単ではありません。ジョンソン・エンド・ジョンソンへの転職を成功させたいのであれば、転職エージェントの利用をおすすめします。

転職エージェントでは、実績の豊富なキャリアアドバイザーが内定まで手厚くサポートしてくれます。面接対策などの選考対策も行ってくれます。

また、転職エージェントだけの非公開求人をご紹介することも可能です。あなたの希望に合った求人が低倍率で見つかることもあります。

転職エージェントは求人の数や対策の手厚さなどの質が異なるため、複数の転職エージェントを活用しながら転職活動を行うことをおすすめします。