【2021年版】平均年収718万円!気になるIIJの年収や実態を徹底解説!
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【2021年版】平均年収718万円!気になるIIJの年収や実態を徹底解説!

企業研究

2022.01.17

本記事では、インターネットの興隆と共に発展してきたIIJの平均年収やIIJの評判などを解説していきます。

IIJってどんな会社?

IIJ(インターネットイニシアティブ)は、売上高約2130億円、連結従業員数約4000人を擁する一部上場企業です。

IIJの公式ホームページによると、IIJはその名の通り、インターネットを中心に各種サービスを提供しており、インターネット社会の技術革新をリードし、ネットワーク社会の発展に貢献することを存在意義として据えています。

実際に、IIJグループのサービスは各業界のトップ企業や中堅企業、官公庁を中心に幅広く浸透しています。その数は約13000社にも上ります。

IIJの事業内容

IIJの公式ホームページによると、「インターネット接続サービス、WANサービスおよびネットワーク関連サービスの提供、ネットワーク・システムの構築・運用保守、通信機器の開発及び販売」を事業内容として定義づけています。

またIIJは、日本初の商用インターネット・サービス・プロバイダー(ISP)としても有名です。

IIJの新卒採用サイトによると、具体的な事業領域については以下の通りです。

サービスセグメント内容
ネットワーク自社でゼロから作り上げてきた日本最大規模のバックボーンネットワークを基盤とし、ブロードバンドから専用線までビジネスに適した高品質な接続サービスを提供。
クラウド自社クラウド「IIJ GIO(ジオ)サービス」を保有し、クラウドの企画、開発、導入、運用にまでのクラウドサービス全般を提供。
セキュリティインターネットの重要性と共に需要が生まれる、セキュリティサービスを提供。
モバイル個人向けモバイルサービスや、法人向けIoT/M2M向け通信サービスを提供。
システムインテグレーションお客様の課題に合わせたシステムを企画提案し、設計・開発・構築・運用保守まで一貫したサポートを提供。また、100種類以上ある自社サービスを組み合わせてスピード感をもってシステム構築することも
その他ITコンサルタントとしてお客様のIT課題解決の支援、IoT領域でのサービス開発、アプリ開発、WEB開発などを提供。

IIJでは、上記のサービスをヨーロッパを始め海外の11拠点でも展開しています。このことからもIIJのサービスは日本だけでなく、世界でも認められている信頼性の高いサービスだと考えられます。

IIJの労働環境

IIJの労働環境について、社風と働きがいの観点から解説していきます。

IIJの社風

オープンワークの口コミによると、

体育会系なので、文句を言わずにいわれたことはやるというのが基本。一方で、やりたいことをやりたいと言える環境でやる気があって手を上げたら止める人はいない。
社内の風通しはよく、意見があれば立場、役職関係なく発信できる環境と言える。また、内容についてもちゃんと話が聞いてもらえ、納得性がある内容であれば、上司もバックアップしてくれる環境である。
良くも悪くも安定。自発的にやりたいことがあればやれるし、非常に学べることが多い環境ではある。一方でサボろうと思えばいくらでもサボれる。ただし、どれだけ結果を出しても、ほとんど仕事をしなくてもそこまで大きく給与面での評価は同期内では変わらない気がする。
一人一人が各々の仕事をこなしていく文化。他のメンバーからの干渉を受けずに自分の意志で仕事を進められる一方で、若手のメンバーについては、上司や先輩からのフォローが少なく、入社数年目から仕事を自力で進めていかなければならない。また、エンジニアの立場が強いと感じるため、社内調整に苦労することもしばしば。
部署ごとに忙しさの偏りがあるイメージが強い。また、全体的に仕事のできる人は忙しくなるが、仕事ができない人には仕事が回ってこない。できない人には厳しく、底上げサポートがない印象。しかしながら、窓際も過ごせるような年功序列体系や仕事ができても上司に気に入られないと昇進できないなどの文化もある。
縦割りの傾向が強い。取り扱うプロダクトによって開発手法、必要な技術、スキルセット、マインドが異なる場合が多い。技術選定等の制約が少ないので自由度が高いとも言える。組織横断的な繋がりが弱く共通言語が存在しないため組織の力を活かすことが難しい。

などの意見が寄せられていました。

IIJは、元々ベンチャー気質のある企業だったこともあり、自発的な成長を抑制することはありません。そのため、やりたいことがあればチャレンジできますし、若手の頃から大型の案件に携わることも可能です。

一方で、受け身の人は仕事をもらう機会が減るため、窓際社員となる可能性があります。実際に、窓際社員が少なからずいるという口コミがいくつか散見されました。

また、仕事ができる社員とできない社員では負荷が大きく異なり、仕事のできる社員は残業して仕事をすることも日常茶飯事です。

IIJは、エンジニアが全体の7割占めるエンジニア中心の会社です。そのため、エンジニアの発言力が強いほか、エンジニアは好きなパソコンが選べるなどエンジニアへの待遇が非常に手厚いようです。

エンジニアとして働く人にとっては、居心地の良い会社である一方で、エンジニアではない営業や管理系の仕事をする人は待遇の違いに不満を抱くこともあるかもしれません。

IIJの働きがい

オープンワークの口コミによると

若手でも責任のある仕事を一任していただけるため、やりがいはあります。また、名前が非常に有名なユーザーを担当させていただくことができるため、自尊心が保てます。その他、優秀なSEに認めていただいた時にはとても嬉しいですし、自身の成長を素直に感じることができます。

仕事が多く、難しい仕事などを振ってもらうことが可能なので成長は非常にしやすいと思う。資格などトレーニングを受ける環境は非常に整っている。チャレンジ的な仕事も積極的に取る環境である。

日本のインターネットを支えているという責任感。技術があるという顧客からの期待・信頼にこたえる必要があるので、その点について働きがいを感じる。
社内には業界トップクラスのエンジニアが多数在籍をしているので、様々な面で影響を受けながら成長ができる。
職人気質の技術者が多いため、本人のやる気がないと全く成長が期待できない。ただし、やりたいことは自由にできる社風のため、勉強する時間は多いほうだと思う。
自分が何をしたいかによって働きがいは変わるが、やりたいと思ったことは基本出来る文化。部署や役割に意義を見出せない場合は部署移動も可能になっており、最近は積極的にローテーションしようとする雰囲気はあるが、能力がある人ほどローテーションは難しい。

などの意見が寄せられていました。

IIJでは、若手に仕事を任せる文化があるため、若手でも責任のある大きな仕事を自らの裁量で取り組むことができます。20代だからという理由で、やりたい仕事を止める人はいません。そのため、成長に向けた意欲のある社員にとっては学びの多い環境だといえます。

IIJは研修や上司からのフォローがあるというよりは、実践経験を積みながら成長していくという風土があります。そのため、若手のうちから自由に仕事をすることができるので、自己管理能力が高い人であれば、働きがいを感じることができます。

一方で、受け身の人には、仕事が降ってこないため働きがいを感じる機会は少ないかもしれません。

IIJの平均年収はどのくらい?

2020年度の有価証券報告書によるとIIJの平均年収は約718万円であることが分かりました。

DODAによるとIT・通信業界の平均年収が444万円であるため、IIJは業界平均と比較して非常に高い給与水準であると言えます。

また、IIJの平均年齢は37.4歳で平均勤続年数は8.8年です。ちなみに、労働政策研究・研修機構によると、日本の平均勤続年数は12.4年であるためIIJは勤続年数が比較的短い企業であることがうかがえます。

これは、早期に転職する人と長く在籍する人で2極化するからだと考えられます。

年齢別の平均年収

2021年9月時点でのオープンワークによると、年齢別の年収は以下の通りです。

※口コミから算出した金額となり、実際とは異なることもありますのであくまでも参考程度にご覧ください。また、口コミに掲載されている年齢のみこちらには掲載していますので、全ての年齢を網羅しているわけではありません。

年齢平均年収想定年収範囲
25歳405万円341万円~483万円
30歳530万円445万円~631万円
35歳652万円548万円~777万円
40歳713万円599万円~848万円
45歳751万円631万円~894万円

IIJは大きな年収アップは見込めませんが、年齢や勤続年数と共に少しずつ年収が上がるようです。

IIJでは年功序列の側面があるため、実力で年収を上げることは難しいです。

職種別の平均年収

2021年9月時点での転職会議の口コミを参考に職種別の平均年収を算出すると、以下の通りです。

※口コミから算出した金額となり、実際とは異なることもありますのであくまでも参考程度にご覧ください。また、口コミに掲載されている職種のみこちらには掲載していますので、全ての職種を網羅しているわけではありません。

職種平均年収想定年収範囲
営業系592万円
マーケティング・企画系577万円
システム開発(オープン・WEB系)561万円
ネットワーク・サーバー・通信インフラ系568万円
その他のシステム・ソフトウエア関連職642万円

IIJの職種別年収では、社内SEやITコンサルタントなどその他のシステム・ソフトウエア関連職が最も高い年収であることが分かりました。一方で、システム開発(オープン・WEB系)が最も低い年収でした。

とはいえ、各職種間における給与水準に大きな乖離はないです。

競合との平均年収比較

IIJの競合である、オービック、富士通、NTTデータ、NEC、SCSK、TIS、トランス・コスモスと平均年収を比較してみました。

オービック、富士通、NTTデータ、NEC、SCSK、TIS、トランス・コスモスの2020年度の有価証券報告書を参考に年収を比較してみました。

企業名平均年収
オービック933万円
富士通865万円
NTTデータ841万円
NEC829万円
SCSK752万円
IIJ718万円
TIS717万円
トランス・コスモス458万円

IIJは今回比較した8つの企業の中では6番目に高い平均年収であることが分かりました。

DODAの調査によると日本の平均年収は約409万円であるため、日本の平均年収と比較するとIIJを含め、今回比較した企業の平均年収は高水準です。

ただ、各会社毎に事業規模や収益性、給与制度などが異なるため、あくまでも参考程度にご覧ください。

ボーナス・評価制度

IIJは、夏と冬の年2回ボーナスが支給されます。ボーナスの額は、2回の合計でおおよそ4カ月分です。それに加えて会社業績により+αは支払われますが、その額はあまり大きくないようです。なので、実質ボーナス額は年間約4カ月分と考えておくとよいでしょう。

ちなみに、営業職についてインセンティブ制度は設けられていないようです。

IIJでは年功序列の気風があります。そのため、基本的に年に1回横並びで給与が上がります。

また、グレードにより給与水準は異なるものの、上司の好き嫌いでグレードが変化することが多いため、評価制度は形骸化していると言わざるを得ません。

その他、グレードアップ条件を満たしていても、昇給昇格に枠数制限があるため、飛びぬけて優秀でない限りは昇給昇格は難しいようです。

IIJ社員による年収・給与制度への口コミ

IIJの現社員・元社員から寄せられた年収に対する口コミをオープンワークを参考にご紹介します。

ポジティブな口コミ

営業成績が賞与に反映されることはない。昇給にはきちんと反映されているため、とても安定した給与制度と言えるが、外資系企業のように評価がそのまま給与に反映されることを望むような人には合わないと思う。目標未達等により降格した等もあまり聞かないので、安定した日系企業という感じ。
事務職の部署は基本的に営業部の利益など関係なく一定の賞与をもらえる。残業代はしただけ入る。

ネガティブな口コミ

給与はやる気がある人がどんどん上がるし、成長しない人は上がらない。比較的フェアでわかりやすい。一方、役職がつくとグレードがあがるので給与も上がりやすいが、役職につくか否かは上司による影響が大きい。
良くも悪くも年功序列。エンジニアとビジネス、バックオフィスで一律の階級制度となっている。不規則になりがちなエンジニアの働き方から考えると対価に見合わず、割安感を感じる。
基本的に横並びで昇給する。グレード毎に給与レンジが定められており、同期や年次が近い人との差はあまり出ない。
役割行動評価によって、グレードが決まっているとあるが、年功序列で評価が決まっているように感じることは少なくない。また、管理職の席がうまっているため、昇格しにくいように感じる。
大手SIerとほぼ同等の給与はもらえると思う。ただし、スキルに依存しているので一概に会社全体で高いとは言いずらいかもしれない。

IIJの年収や給与制度に関する口コミの多くが「年功序列で給与が上がっていく」というものでした。仕事量や仕事の出来不出来により給与が変動することは少なく、良くも悪くも安定して給与が支払われるといえます。

また、福利厚生はないに等しいようで、住宅手当や家族手当などがないため、家族を持つとやや苦しい生活になる可能性があるようです。

一方で、残業代はきちんと支払われますし、ボーナスも安定して支払われるので、給与が減ってしまうことはあまりありません。

そのため、若手で独身の人であれば生活に困ることは少ないと考えられます。

IIJで働くメリットとは?

IIJで働く2つのメリットについてご紹介します。

若手から仕事を任せてもらえる

IIJでは、若手に仕事を任せる文化があります。若手のうちから大型の案件を自分の裁量で取り組むことができたり、やりたいことをやりたいと発信すればその仕事に取り組むことができたりと、意欲のある社員にとっては働きがいを感じる環境です。

とりあえずやってみるという文化があるので、入社後すぐに現場へ飛び込むことができます。

また、エンジニア社員の中には日本でも有数の技術力を持つ社員がいる影響で、求められる知識レベルやアウトプットのレベルが非常に高いものであるため、向上心のあるエンジニアの成長環境としては申し分ないと考えられます。

安定した給与が支給される

IIJは、良くも悪くも年功序列で昇進昇格していくため、勤続年数が長い社員ほど高い給与をもらっています。

IIJには、窓際社員がいると言われていますが、そのような社員にも年功序列は適応されており、仕事をしなくても給与が支払われているようです。

上記のような不平等さに不満を抱く社員もいるようですが、会社全体としてはIT企業ということもあり、安定的かつ堅実に成長を遂げているので、給与カットが発生する可能性は低いと言えるでしょう。

IIJで働く前に知っておくとよいこととは?

IIJで働く前に知っておくとよい2つのネガティブな事項についてご紹介します。

業務量に偏りがある

IIJは、部署や社員によって忙しさが大きく異なります。そのため、忙しい部署に配属されるた場合は残業続きの日々になる可能性が高いです。

また、IIJは自発的に行動ができ、やりたいことに挑戦する社員には仕事を与える文化のため、行動的な社員に業務が偏る傾向があります。仕事のできる社員にも同様に仕事が多く舞い降りてきます。

仕事量に差があるにも関わらず、給与面での差があまりないため、不満を抱く社員も一定数いるようです。

昇進昇格は上司に好かれることが必須

IIJの昇進昇格は、年功序列によるものと上司の好き嫌いによるものがあります。若手のうちから役職者になっている社員は、上司の懐に入り、上司に気に入られている傾向があります。仕事ができなくても上司に取り入るのが得意な人は、昇進昇格がしやすいといえます。

IIJで昇進昇格する際に、業務の成果や仕事の出来不出来はあまり関係ないため、実力主義で昇進昇格したい人にとっては、物足りなさや不満感を抱く可能性を否定できません。

このような文化があるため、社内には保守的で穏やかな社員が多く、成長意欲のある社員は早々に転職してしまうようです。

IIJに向いている人は?

IIJに向いている人は以下の特徴がある人です。あくまでも考察ですので、転職の参考程度にしてください。

  1. やりたいことがある人
  2. 自分の意見を発信できる人
  3. 自発的にアクションを起こせる人
  4. 給与よりも自己成長に重きがある人
  5. 高い技術力を身に付けたい人
  6. 安定した収入基盤を作りたい人
  7. 職人気質のある人

IIJに転職するには?

IIJへの転職は簡単ではありません。その理由は、IIJが転職市場で非常に人気が高いからです。

IIJへの転職を成功させたいのであれば、転職エージェントの利用をおすすめします。

転職エージェントでは、実績の豊富なキャリアアドバイザーが内定まで手厚くサポートしてくれます。面接対策などの選考対策も行ってくれます。

また、転職エージェントだけの非公開求人をご紹介することも可能です。あなたの希望に合った求人が低倍率で見つかることもあります。

転職エージェントは求人の数や対策の手厚さなどの質が異なるため、複数の転職エージェントを活用しながら転職活動を行うことをおすすめします。

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