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【2021年版】平均年収718万円!気になるIIJの年収や実態を徹底解説!
企業研究
本記事では、インターネットの興隆と共に発展してきたIIJの平均年収やIIJの評判などを解説していきます。
IIJってどんな会社?
IIJ(インターネットイニシアティブ)は、売上高約2130億円、連結従業員数約4000人を擁する一部上場企業です。
IIJの公式ホームページによると、IIJはその名の通り、インターネットを中心に各種サービスを提供しており、インターネット社会の技術革新をリードし、ネットワーク社会の発展に貢献することを存在意義として据えています。
実際に、IIJグループのサービスは各業界のトップ企業や中堅企業、官公庁を中心に幅広く浸透しています。その数は約13000社にも上ります。
IIJの事業内容
IIJの公式ホームページによると、「インターネット接続サービス、WANサービスおよびネットワーク関連サービスの提供、ネットワーク・システムの構築・運用保守、通信機器の開発及び販売」を事業内容として定義づけています。
またIIJは、日本初の商用インターネット・サービス・プロバイダー(ISP)としても有名です。
IIJの新卒採用サイトによると、具体的な事業領域については以下の通りです。
サービスセグメント 内容
ネットワーク 自社でゼロから作り上げてきた日本最大規模のバックボーンネットワークを基盤とし、ブロードバンドから専用線までビジネスに適した高品質な接続サービスを提供。
クラウド 自社クラウド「IIJ GIO(ジオ)サービス」を保有し、クラウドの企画、開発、導入、運用にまでのクラウドサービス全般を提供。
セキュリティ インターネットの重要性と共に需要が生まれる、セキュリティサービスを提供。
モバイル 個人向けモバイルサービスや、法人向けIoT/M2M向け通信サービスを提供。
システムインテグレーション お客様の課題に合わせたシステムを企画提案し、設計・開発・構築・運用保守まで一貫したサポートを提供。また、100種類以上ある自社サービスを組み合わせてスピード感をもってシステム構築することも
その他 ITコンサルタントとしてお客様のIT課題解決の支援、IoT領域でのサービス開発、アプリ開発、WEB開発などを提供。
IIJでは、上記のサービスをヨーロッパを始め海外の11拠点でも展開しています。このことからもIIJのサービスは日本だけでなく、世界でも認められている信頼性の高いサービスだと考えられます。
IIJの労働環境
IIJの労働環境について、社風と働きがいの観点から解説していきます。
IIJの社風
オープンワークの口コミによると、
などの意見が寄せられていました。
IIJは、元々ベンチャー気質のある企業だったこともあり、自発的な成長を抑制することはありません。そのため、やりたいことがあればチャレンジできますし、若手の頃から大型の案件に携わることも可能です。
一方で、受け身の人は仕事をもらう機会が減るため、窓際社員となる可能性があります。実際に、窓際社員が少なからずいるという口コミがいくつか散見されました。
また、仕事ができる社員とできない社員では負荷が大きく異なり、仕事のできる社員は残業して仕事をすることも日常茶飯事です。
IIJは、エンジニアが全体の7割占めるエンジニア中心の会社です。そのため、エンジニアの発言力が強いほか、エンジニアは好きなパソコンが選べるなどエンジニアへの待遇が非常に手厚いようです。
エンジニアとして働く人にとっては、居心地の良い会社である一方で、エンジニアではない営業や管理系の仕事をする人は待遇の違いに不満を抱くこともあるかもしれません。
IIJの働きがい
オープンワークの口コミによると
などの意見が寄せられていました。
IIJでは、若手に仕事を任せる文化があるため、若手でも責任のある大きな仕事を自らの裁量で取り組むことができます。20代だからという理由で、やりたい仕事を止める人はいません。そのため、成長に向けた意欲のある社員にとっては学びの多い環境だといえます。
IIJは研修や上司からのフォローがあるというよりは、実践経験を積みながら成長していくという風土があります。そのため、若手のうちから自由に仕事をすることができるので、自己管理能力が高い人であれば、働きがいを感じることができます。
一方で、受け身の人には、仕事が降ってこないため働きがいを感じる機会は少ないかもしれません。
IIJの平均年収はどのくらい?
2020年度の有価証券報告書によるとIIJの平均年収は約718万円であることが分かりました。
DODAによるとIT・通信業界の平均年収が444万円であるため、IIJは業界平均と比較して非常に高い給与水準であると言えます。
また、IIJの平均年齢は37.4歳で平均勤続年数は8.8年です。ちなみに、労働政策研究・研修機構によると、日本の平均勤続年数は12.4年であるためIIJは勤続年数が比較的短い企業であることがうかがえます。
これは、早期に転職する人と長く在籍する人で2極化するからだと考えられます。
年齢別の平均年収
2021年9月時点でのオープンワークによると、年齢別の年収は以下の通りです。
※口コミから算出した金額となり、実際とは異なることもありますのであくまでも参考程度にご覧ください。また、口コミに掲載されている年齢のみこちらには掲載していますので、全ての年齢を網羅しているわけではありません。
年齢 | 平均年収 | 想定年収範囲 |
---|---|---|
25歳 | 405万円 | 341万円~483万円 |
30歳 | 530万円 | 445万円~631万円 |
35歳 | 652万円 | 548万円~777万円 |
40歳 | 713万円 | 599万円~848万円 |
45歳 | 751万円 | 631万円~894万円 |
IIJは大きな年収アップは見込めませんが、年齢や勤続年数と共に少しずつ年収が上がるようです。
IIJでは年功序列の側面があるため、実力で年収を上げることは難しいです。
職種別の平均年収
2021年9月時点での転職会議の口コミを参考に職種別の平均年収を算出すると、以下の通りです。
※口コミから算出した金額となり、実際とは異なることもありますのであくまでも参考程度にご覧ください。また、口コミに掲載されている職種のみこちらには掲載していますので、全ての職種を網羅しているわけではありません。
職種 | 平均年収 | 想定年収範囲 |
---|---|---|
営業系 | 592万円 | |
マーケティング・企画系 | 577万円 | |
システム開発(オープン・WEB系) | 561万円 | |
ネットワーク・サーバー・通信インフラ系 | 568万円 | |
その他のシステム・ソフトウエア関連職 | 642万円 |
IIJの職種別年収では、社内SEやITコンサルタントなどその他のシステム・ソフトウエア関連職が最も高い年収であることが分かりました。一方で、システム開発(オープン・WEB系)が最も低い年収でした。
とはいえ、各職種間における給与水準に大きな乖離はないです。
競合との平均年収比較
IIJの競合である、オービック、富士通、NTTデータ、NEC、SCSK、TIS、トランス・コスモスと平均年収を比較してみました。
オービック、富士通、NTTデータ、NEC、SCSK、TIS、トランス・コスモスの2020年度の有価証券報告書を参考に年収を比較してみました。
企業名 | 平均年収 |
---|---|
オービック | 933万円 |
富士通 | 865万円 |
NTTデータ | 841万円 |
NEC | 829万円 |
SCSK | 752万円 |
IIJ | 718万円 |
TIS | 717万円 |
トランス・コスモス | 458万円 |
IIJは今回比較した8つの企業の中では6番目に高い平均年収であることが分かりました。
DODAの調査によると日本の平均年収は約409万円であるため、日本の平均年収と比較するとIIJを含め、今回比較した企業の平均年収は高水準です。
ただ、各会社毎に事業規模や収益性、給与制度などが異なるため、あくまでも参考程度にご覧ください。
ボーナス・評価制度
IIJは、夏と冬の年2回ボーナスが支給されます。ボーナスの額は、2回の合計でおおよそ4カ月分です。それに加えて会社業績により+αは支払われますが、その額はあまり大きくないようです。なので、実質ボーナス額は年間約4カ月分と考えておくとよいでしょう。
ちなみに、営業職についてインセンティブ制度は設けられていないようです。
IIJでは年功序列の気風があります。そのため、基本的に年に1回横並びで給与が上がります。
また、グレードにより給与水準は異なるものの、上司の好き嫌いでグレードが変化することが多いため、評価制度は形骸化していると言わざるを得ません。
その他、グレードアップ条件を満たしていても、昇給昇格に枠数制限があるため、飛びぬけて優秀でない限りは昇給昇格は難しいようです。
IIJ社員による年収・給与制度への口コミ
IIJの現社員・元社員から寄せられた年収に対する口コミをオープンワークを参考にご紹介します。
ポジティブな口コミ
ネガティブな口コミ
IIJの年収や給与制度に関する口コミの多くが「年功序列で給与が上がっていく」というものでした。仕事量や仕事の出来不出来により給与が変動することは少なく、良くも悪くも安定して給与が支払われるといえます。
また、福利厚生はないに等しいようで、住宅手当や家族手当などがないため、家族を持つとやや苦しい生活になる可能性があるようです。
一方で、残業代はきちんと支払われますし、ボーナスも安定して支払われるので、給与が減ってしまうことはあまりありません。
そのため、若手で独身の人であれば生活に困ることは少ないと考えられます。
IIJで働くメリットとは?
IIJで働く2つのメリットについてご紹介します。
若手から仕事を任せてもらえる
IIJでは、若手に仕事を任せる文化があります。若手のうちから大型の案件を自分の裁量で取り組むことができたり、やりたいことをやりたいと発信すればその仕事に取り組むことができたりと、意欲のある社員にとっては働きがいを感じる環境です。
とりあえずやってみるという文化があるので、入社後すぐに現場へ飛び込むことができます。
また、エンジニア社員の中には日本でも有数の技術力を持つ社員がいる影響で、求められる知識レベルやアウトプットのレベルが非常に高いものであるため、向上心のあるエンジニアの成長環境としては申し分ないと考えられます。
安定した給与が支給される
IIJは、良くも悪くも年功序列で昇進昇格していくため、勤続年数が長い社員ほど高い給与をもらっています。
IIJには、窓際社員がいると言われていますが、そのような社員にも年功序列は適応されており、仕事をしなくても給与が支払われているようです。
上記のような不平等さに不満を抱く社員もいるようですが、会社全体としてはIT企業ということもあり、安定的かつ堅実に成長を遂げているので、給与カットが発生する可能性は低いと言えるでしょう。
IIJで働く前に知っておくとよいこととは?
IIJで働く前に知っておくとよい2つのネガティブな事項についてご紹介します。
業務量に偏りがある
IIJは、部署や社員によって忙しさが大きく異なります。そのため、忙しい部署に配属されるた場合は残業続きの日々になる可能性が高いです。
また、IIJは自発的に行動ができ、やりたいことに挑戦する社員には仕事を与える文化のため、行動的な社員に業務が偏る傾向があります。仕事のできる社員にも同様に仕事が多く舞い降りてきます。
仕事量に差があるにも関わらず、給与面での差があまりないため、不満を抱く社員も一定数いるようです。
昇進昇格は上司に好かれることが必須
IIJの昇進昇格は、年功序列によるものと上司の好き嫌いによるものがあります。若手のうちから役職者になっている社員は、上司の懐に入り、上司に気に入られている傾向があります。仕事ができなくても上司に取り入るのが得意な人は、昇進昇格がしやすいといえます。
IIJで昇進昇格する際に、業務の成果や仕事の出来不出来はあまり関係ないため、実力主義で昇進昇格したい人にとっては、物足りなさや不満感を抱く可能性を否定できません。
このような文化があるため、社内には保守的で穏やかな社員が多く、成長意欲のある社員は早々に転職してしまうようです。
IIJに向いている人は?
IIJに向いている人は以下の特徴がある人です。あくまでも考察ですので、転職の参考程度にしてください。
- やりたいことがある人
- 自分の意見を発信できる人
- 自発的にアクションを起こせる人
- 給与よりも自己成長に重きがある人
- 高い技術力を身に付けたい人
- 安定した収入基盤を作りたい人
- 職人気質のある人
IIJに転職するには?
IIJへの転職は簡単ではありません。その理由は、IIJが転職市場で非常に人気が高いからです。
IIJへの転職を成功させたいのであれば、転職エージェントの利用をおすすめします。
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転職エージェントは求人の数や対策の手厚さなどの質が異なるため、複数の転職エージェントを活用しながら転職活動を行うことをおすすめします。