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平均年収は894万円!世界トップのスポーツ用品メーカーナイキの気になる年収や評判を解説!
企業研究
本記事では、幅広い年齢層に利用されているスポーツ用品を数多く手がけているナイキの平均年収やナイキの評判などについて解説していきます。
ナイキってどんな会社?
ナイキは売上高約4.1兆円(約374億300万ドル)、連結従業員数約75000人を誇る、スニーカーやスポーウェアなどのスポーツ関連商品を取り扱う世界的なスポーツ用品メーカーです。
ナイキの公式ホームページによると、ナイキの経営理念は「BRING INSPIRATION
AND INNOVATION TO EVERY ATHLETE IN THE WORLD(世界中の全アスリートにインスピレーションとイノベーションをもたらす)」のようです。
ナイキでは、身体がある人は誰でもアスリートであると考えているため、ナイキのターゲットとなる人は全世界の人々ということになります。
また、ナイキのファミリーブランドには日本でも有名な「Converse」や「Jordan」などが挙げられます。
ナイキの事業内容
storeinerの解説によると、ナイキの事業はアスレチックフットウェア、アパレル、機器、アクセサリー、サービスの設計、開発、世界的なマーケティング、販売など多岐にわたっているようです。
またナイキでは、NIKEブランドの製品を「ランニング」「NIKEバスケットボール」「ジョーダンブランド」「サッカー」「メンズトレーニング」「ウィメンズトレーニング」「アクションスポーツ」「スポーツウェア」「ゴルフ」という9つの主要なカテゴリーに分類しているようです。
そのほか、子供向け商品や他のスポーツ向け商品も取り扱っているようです。
以上のカテゴリーの中でもランニング、ジョーダンブランド、スポーツウェアは特に大きな売り上げを占めているようです。
ちなみに、ナイキの子会社には以下のような会社があります。
子会社名 | 事業内容 |
---|---|
Cole Haan | 高級シューズ、アクセサリー、ハンドバッグ、コートの企画・流通・販売 |
Converse | スポーツウェア、アパレル、アクセサリーの企画・流通・販売 |
Hurley International | アクションスポーツと若者ライフスタイル向けのフットウェアなどの企画・流通・販売 |
umbro | サッカー用品の販売 |
ナイキの労働環境
ナイキの労働環境について、社風と働きがいの観点から解説していきます。
ナイキの社風
オープンワークの口コミによると、
などの意見が寄せられていました。
ナイキは外資系企業の血が流れているため、スピード感を持って仕事をすることが求められたり、組織変更が頻繁にあったり、実力主義で上に上がることができたりなどの特徴があります。また、中途採用者が大半かつ人員が流動的で常に変化することが求められる環境です。
そのため、変化に柔軟に対応しつつ自身としても成長していく必要があるため安定し仕事につきたい人やゆったりと仕事をしたい人にはあまり向いていないかもしれません。
一方で、若いうちからいろいろなことに挑戦したい人やグローバルな環境で刺激を受けながら仕事をしたい人にとっては非常に楽しい環境ではないでしょうか。
そのほか、NIKEブランドが好きな愛社精神あふれる社員が多いため、NIKEのことが好きな人は同じ趣味嗜好を持った社員と働くことができる環境といえます。
ナイキの働きがい
オープンワークの口コミによると
などの意見が寄せられていました。
ナイキは日本で人気が高いスポーツ用品メーカーということもあり、多くの人はナイキの商品を身に付けています。その光景を見るたびに働きがいを感じたり誇らしくなったりする社員は少なくありません。
また、スポーツやNIKEブランドが好きな人は好きなことを仕事にしているので、高いモチベーションの中で仕事ができると考えられます。
ぞのほか、やる気のある社員には仕事を任せる、挑戦させる文化があるので、若いうちから成長したい人にとっては良い成長環境なのではないでしょうか。
ナイキの平均年収はどのくらい?
ナイキは有価証券報告書を公開していないため、オープンワークに寄せられている情報を参考に平均年収を算出します。
2021年9月時点でのオープンワークの口コミ(回答者数:10人)によると、平均年収は約894万円(年収範囲420万~1280万円)でした。
dodaによるとメーカー業界の平均年収が約453万円であるため、ナイキはメーカー業界平均と比較して約2倍強と非常に高い給与水準であると言えます。
ちなみに、メーカー業界の中でもスポーツ・アウトドアメーカーだけの平均年収は約437万円で、スポーツ・アウトドアメーカー単体の平均年収と比較してもナイキの平均年収は高水準であることが分かります。
これは、ナイキが年功序列ではなく実力主義で報酬を支払うことが理由だと考えられます。
また、ナイキの平均年齢は58歳で平均勤続年数は8.9年です。6年以下で退職する社員は33%のようです。
ちなみに、労働政策研究・研修機構によると、日本の平均勤続年数は12.4年であるためナイキは勤続年数が短い企業であることがうかがえます。
これは、ナイキが若手の多い会社で、古株社員に対して定期的に早期離職を募集していることが理由だと考えられます。
年齢別の平均年収
2021年9月時点での転職会議によると、年齢別の年収は以下の通りです。
※口コミから算出した金額となり、実際とは異なることもありますのであくまでも参考程度にご覧ください。また、口コミに掲載されている年齢のみこちらには掲載していますので、全ての年齢を網羅しているわけではありません。
年齢 | 平均年収 | 想定年収範囲 |
---|---|---|
20代 | 300万円 | 200万円~532万円 |
40代 | 655万円 | 600万円~908万円 |
50代 | 868万円 | 713万円~1000万円 |
ナイキは外資系企業のイメージほど大きな年収アップは見込めませんが、年齢や勤続年数と共に少しずつ年収が上がると考えられます。40代では年収1000万円近くを稼ぐ人が出始め、50代になると年収1000万円を超える社員が増えてきます。
ナイキは実力主義の文化が強く、年功序列の文化はあまりないため努力次第では若いうちから役職者になることも可能です。
ちなみに、マネージャークラスで年収850万円~950万円のようです。
職種別の平均年収
2021年9月時点でのLighthouseの口コミを参考に職種別の平均年収を算出すると、以下の通りです。
※口コミから算出した金額となり、実際とは異なることもありますのであくまでも参考程度にご覧ください。また、口コミに掲載されている職種のみこちらには掲載していますので、全ての職種を網羅しているわけではありません。
職種 | 平均年収 |
---|---|
営業系 | 1300万円 |
企画・事務・管理系 | 566万円 |
クリエイティブ系 | 650万円 |
ナイキの職種別年収では、営業系の職種が頭一つ抜けており、最も高い平均年収であること分かりました。一方で、企画・事務・管理系は今回比較した職種の中では最も低い平均年収でした。
競合との平均年収比較
ナイキと同じスポーツ用品メーカー業界の競合である、シマノ、アシックス、デサント、グローブライド、住友ゴム工業、ミズノ、ゴールドウィン、アディダス、プーマ、ヨネックスと平均年収を比較してみました。
シマノ、アシックス、デサント、グローブライド、住友ゴム工業、ミズノ、ゴールドウィン、ヨネックスは2020年度の有価証券報告書を参考に、アディダスとプーマはオープンワークの口コミを参考に年収を比較してみました。
企業名 | 平均年収 |
---|---|
ナイキ | 894万円 ※10名の口コミ回答者の平均値 |
シマノ | 787万円 |
アシックス | 778万円 |
デサント | 661万円 |
グローブライド | 658万円 |
住友ゴム工業 | 642万円 |
ミズノ | 618万円 |
ゴールドウィン | 607万円 |
アディダス | 572万円 ※52名の口コミ回答者の平均値 |
プーマ | 513万円 ※11名の口コミ回答者の平均値 |
ヨネックス | 459万円 |
ナイキは今回比較した11つの企業の中では最も高い平均年収であることが分かりました。
dodaの調査によると日本の平均年収は約409万円であるため、日本の平均年収と比較するとナイキを始め、今回比較した企業の平均年収は高水準です。
ただ、各会社毎に事業規模や収益性、給与制度などが異なるため、あくまでも参考程度にご覧ください。
ボーナス・評価制度
ナイキは基本的に年俸制です。そのため、一般企業のようなボーナスはありませんが、インセンティブが半年に1回支給されるようです。インセンティブは店舗の売上や会社の業績によって変動するようです。
インセンティブの平均値は年間で年俸の5~10%程という口コミもありました。
また、評価制度については半年に一度上司に評価シートを提出して評価をもらうようです。この評価によってインセンティブや昇給額が変わってくるようです。
基本的には、年功序列ではなく能力主義で評価が決まるようですが、一部年功序列の部分があるという口コミも散見されました。
ナイキ社員による年収・給与制度への口コミ
ナイキの現社員・元社員から寄せられた年収に対する口コミをオープンワークを参考にご紹介します。
ポジティブな口コミ
ネガティブな口コミ
ナイキの年収や給与制度に関する口コミは賛否両論がありました。ネガティブな意見としては、「評価の妥当性があるのかは怪しいことがある」「福利厚生はあまり期待できない」「基本給は出世しない限り上がらないので最初の交渉が大事になる」などの意見が散見されました。
一方で、ポジティブな意見も一定数散見されました。ポジションな意見の多くが、「スポーツ業界の中ではトップクラスである」「実力があれば上に行ける」などの外資系企業ならではの意見が散見されました。
ナイキは外資系企業のような実力主義の会社ではありますが、スポーツ業界以外のIT企業や保険関連の企業のようなスバ抜けて高い年収を稼ぐことは難しいので、ガンガン稼ぎたい人にはあまり向いていないかもしれません。
ナイキで働くメリットとは?
ナイキで働く3つのメリットについてご紹介します。
世界的に有名なブランドである
ナイキは日本のみならず世界中の人々に愛されるスポーツ用品メーカーです。そのため、自身の仕事が与える影響は大きく、その影響力の大きさにやりがいを感じることも少ないでしょう。
また、自分の関わった商品を家族や友人など身近の人が利用してくれるのを見ると嬉しさを感じることも多いです。
店頭を見れば多くの人がナイキの商品を手に取っている光景を目の当たりにすることもあるため、仕事のモチベーションに繋がるかもしれません。
愛社精神の強い社員が多い
ナイキの社員の多くが、ブランド愛の強い社員です。また、NIKEブランドが好きなこともあり、スポーツをしている人が多く、全体的にアクティブな人が多いです。
そのため、運動が好きな人やNIKEが好きな人にとっては公私問わずに良い人間関係を築ける環境だと考えられます。
一方で、愛社精神がない人は周りの社員が愛社精神にあふれているのでやや働きにくい印象を受けてしまうかもしれません。
また、日本においては大きな裁量を感じられるポジションは限りがあるようなので、ブランドへのこだわりがない社員は働きがいを感じにくいかもしれないことには留意が必要です。
実力主義風土がある
ナイキは外資系企業のため、年功序列ではなく数値による評価で昇給昇進昇格が決まります。若手であっても実力があれば上に上がることができますし、性別も関係ありません。若いうちからバリバリ働いて出世していきたい人にとっては働きやすい環境であるといえます。
ただ、一部年功序列の部分も上司によってはあるようなので配属先による違いがあることには留意が必要です。
ナイキで働く前に知っておくとよいこととは?
ナイキで働く前に知っておくとよい2つのネガティブな事項についてご紹介します。
変化が激しい会社である
ナイキは非常に変化の激しい会社です。組織は定期的に組織変更がなされますし、人員についても入れ替わりが激しく流動的です。そのため会社の変化に柔軟に対応することが求められます。
また、ナイキに長年勤めるという文化はなく、古株は淘汰される文化があるため、長い目線でのキャリアを築くにはあまり合わない会社です。
若手にとっては風通しがよく働きやすい環境かもしれませんが、中堅ベテラン勢にとっては早期退職が命じられる可能性があるためやや不安定な環境です。
自発的に動かないと成長できない
ナイキは、日系企業のような研修や教育の機会が十分にはありません。そのため、自発的にアクションを起こす必要があります。自ら声を上げる社員には多くの挑戦機会が設けられますが、自分から声を上げない人や受け身の人は置いてきぼりにされてしまいます。
また、外資系企業の文化を色濃く引き継いでいるナイキでは、受け身ではなく積極的に仕事に取り組む姿勢が評価されるので、仕事はほどほどで穏やかに生活したい人にとってはやや息苦しさを感じる職場環境かもしれません。
ナイキに向いている人は?
ナイキに向いている人は以下の特徴がある人です。あくまでも考察ですので、転職の参考程度にしてください。
- グローバルな環境で仕事をしたい人
- 世界的メーカーで仕事をしたい人
- 多様性のある社内で働きたい人
- 自ら行動できる人
- NIKEブランドが好きな人
- お客様から感謝される仕事をしたい人
- 自分の仕事の反応が目で見てわかる仕事がしたい人
ナイキに転職するには?
ナイキへの転職は簡単ではありません。ナイキへの転職を成功させたいのであれば、転職エージェントの利用をおすすめします。
転職エージェントでは、実績の豊富なキャリアアドバイザーが内定まで手厚くサポートしてくれます。面接対策などの選考対策も行ってくれます。
また、転職エージェントだけの非公開求人をご紹介することも可能です。あなたの希望に合った求人が低倍率で見つかることもあります。
転職エージェントは求人の数や対策の手厚さなどの質が異なるため、複数の転職エージェントを活用しながら転職活動を行うことをおすすめします。