平均年収は997万円!日本を代表する食品メーカー味の素の平均年収について解説!
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平均年収は997万円!日本を代表する食品メーカー味の素の平均年収について解説!

企業研究

2022.01.17

本記事では、100年以上の歴史を持つCMで馴染み深い味の素の平均年収や味の素の評判などについて解説していきます。

味の素ってどんな会社?

味の素は、連結売上高約1兆円、連結従業員数約33000人を誇る日本のトップ食品メーカーの一社です。

味の素は、「アミノ酸のはたらきで食習慣や高齢化に伴う食と健康の課題を解決し、人びとのウェルネスを共創します」というグループビジョンを掲げています。そのため、アミノ酸を中心に36の国と地域に事業を展開しており、数多くのヒット商品を生み出しています。

味の素では、これらの商品を通じて、10億人の健康寿命の延伸を図ろうとしているようです。

味の素の事業内容

味の素の公式ホームページによると、味の素では「食品事業」「アミノサイエンス事業」を柱とした幅広い事業を展開しているようです。

また、味の素の統合報告書によると、「調味料」「栄養・加工食品」「ソリューション&イングリディエンツ」「冷凍食品」「ヘルスケア」「電子材料」の6つを重点事業として据えています。各事業の概要については以下の通りです。

事業セグメント内容
調味料うま味調味料「味の素®」をはじめ、家庭の味を支える風味調味料、スマートな調理をサポートするメニュー用調味料等の製品を、現地の生活者の嗜好に合うおいしさや栄養改善を行いながら、130超の国・地域で提供。
栄養・加工食品スープ、飲料、即席麺等即食・個食・健康ニーズに応えた食品や、医療系ルートへの提供を含めた栄養補助食品の事業を展開。グローバルなライフスタイルの変化に対応し、生活者のこころとからだの健康に貢献。
ソリューション&イングリディエンツ生活者ニーズに基づく顧客(食品メーカー、中食・外食産業)の課題解決に貢献する製品・サービスをグローバルに展開。独自素材を基軸にして、香気、呈味、食感を統合活用した「おいしさ設計技術®」により「おいしさソリューション」を提供。
冷凍食品主に日本・北米・欧州において、ギョーザや米飯等のアジアンカテゴリーを中心とした製品を展開。おいしさにこだわりながら、生活者の簡便・時短ニーズや健康ニーズに対応。
ヘルスケアアミノ酸およびアミノ酸をベースとした製品・サービスを、医薬、食品、香粧品等多種多様な領域の顧客に、グローバルに提供。アミノ酸の有する栄養機能、生理機能、呈味機能を活かして、生活者のQOL向上、快適な生活をサポート。
電子材料「味の素ビルドアップフィルム®」(ABF)(半導体パッケージ用層間絶縁材料)を中心に、グローバルに製品を提供。主にパソコン用途、データセンター向けサーバー用途、通信ネットワーク用途に用いられており、顧客と共に生活者のより快適な生活をサポート。

味の素では、味の素やほんだし、丸鶏がらスープなどのヒットブランドを数多く手掛けています。

皆さんも一度は目にしたり購入したりしたことがある商品も多いのではないでしょうか。

味の素の労働環境

味の素の労働環境について、社風と働きがいの観点から解説していきます。

味の素の社風

オープンワークの口コミによると、

概して非常に真面目、誠実な精神で法令順守意識も非常に高い。一方、特に直近は様々な新たな取り組みを進めている。実務能力はもちろんだが、人物重視の面も強い。人を良く見ている。
実力主義を掲げるものの、依然として年功序列やコネ人事が横行。優秀な人が集まる場所とそうでない部署の差が激しすぎる。企業文化はまじめで融通が利かない。
役員レベルはイノベーションなどを推進しているが、中間管理職レベルが非常に保守的なので、真面目に新規案件を通そうとなると歴史ある会社らしくかなり面倒。ただ、最近は平社員でも直接役員にプレゼンする機会を得やすくなったので、企業文化は少しずつ変わってきている。
社員の成長に投資をする文化がある。待遇も業界では比較的よく、社員の満足度も高いと思う。マネージャーが権威を強く持つため、部下からの突き上げや議論をする組織は少ない。温厚な人が多く、あまり変化や対立を好まない文化。
良くも悪くも非常にウェットであり、同僚、上司の入社年次や家族構成などはみんなが把握しているし、積極的に話す人も多い。
日本企業らしい人のつながりがキーとなる風潮が強くみられるため、中途入社した直後は人間関係の点で努力が必要であった。食については、味も安全性も科学的なアプローチにこだわる姿勢がある。

などの意見が寄せられていました。

味の素は、歴史のある日系企業ということもあり、年功序列や上司の意向が最優先であるなどの大企業ながらの文化が残っています。とはいえ、グローバル化と共に社内にも新しい風を吹かせようと体制を整えて始めているので、数年後にはグローバル企業らしいフラットで実力主義の部分が垣間見えるようになるかもしれません。

一方で、中間管理職や長く味の素に勤めている社員は温厚かつ真面目で保守的な人が多いです。そのため、DX化の推進や新しいことへの挑戦に対しては時間を擁することは否めません。

また、伝統的な日系企業の文化を色濃く引き継いでおり、終身雇用の風潮や年功序列、部署によって文化が違う、福利厚生が充実しているなどの特徴を有しています。

安定した収入を確保したうえで定年まで勤めあげたい人にとっては居心地の良い環境かもしれません。

味の素の働きがい

オープンワークの口コミによると

会社名、商品名を世の中の多くの人が知っているので、自分の勤めている会社と仕事が社会と繋がっていると感じることができることに働きがいを感じる。また、優しい人、面倒見のいい人が多い。
開発職を例にすると、家庭用製品なら有名ブランドや製品の開発・改訂、業務用製品なら大手顧客を担当させてもらえることもあり、自身の仕事の影響範囲が非常に大きいことを実感できる。
事業領域が広いだけでなく、製造、研究、販売と様々な職種の人たちがおり、深みのある会社であった。そのため社内の交流のみでも常に刺激を受けることができた。また、海外事業も数多く手がけており、グローバルな視点を持つことができた。
能力とやる気があれば早くから大きな仕事を任せてくれる。成果や能力を評価されれば、より大きな仕事、やりがいのある仕事を任される。国内、海外とも様々な仕事があり、挑戦する意識があれば尊重してくれる。
社会課題の解決を通じて経済価値を生み出すことを経営戦略としていることもあり、仕事の社会的意義は感じやすい。また、近年の働き方改革のおかげで無駄な仕事もだいぶ減ってきた。
働きがいはある。ワークライフバランスが非常によく整っているため、ストレスフリーな環境という認識である。残業時間は少なく、自分のペースで仕事を進めることが可能となっている。また社員の雰囲気もよく、いい人間関係が築きやすい。

などの意見が寄せられていました。

味の素の商品やブランドは消費者に認知されているものが多く、自身の研究や業務が与える影響力の大きさに働きがいを感じる社員は多いようです。また、大企業ということもあり大手企業をお客様に持つことが多いため、実績とやる気次第では早くから責任のある案件を任せてもらえるようです。

そのほか、味の素は積極的にグローバル進出を行っているため、海外駐在や海外派遣などの海外に行く機会も豊富に用意されています。海外で成長したい人や日本とは異なる世界で仕事をしたい人にとっては働きがいのある職場環境ではないでしょうか。

味の素の平均年収はどのくらい?

味の素の2020年度有価証券報告書によると味の素の平均年収は約997万円であることが分かりました。

DODAによると食品・飲料・化粧品メーカー業界の平均年収が約410万円であるため、味の素は業界平均と比較して約2倍超と非常に高い給与水準であると言えます。

また、味の素の平均年齢は44.1歳で平均勤続年数は20.2年です。ちなみに、労働政策研究・研修機構によると、日本の平均勤続年数は12.4年であるため味の素は勤続年数が長い企業であることがうかがえます。

これは、味の素が年功序列的側面を持っているため、長年勤めることで安定して高水準の給与をもらえることが理由だと考えられます。

年齢別の平均年収

2021年9月時点でのオープンワークによると、年齢別の年収は以下の通りです。

※口コミから算出した金額となり、実際とは異なることもありますのであくまでも参考程度にご覧ください。また、口コミに掲載されている年齢のみこちらには掲載していますので、全ての年齢を網羅しているわけではありません。

年齢平均年収想定年収範囲
25歳598万円450万円~796万円
30歳642万円482万円~854万円
35歳789万円593万円~1050万円
40歳987万円742万円~1313万円
45歳1174万円882万円~1562万円
50歳1310万円985万円~1744万円

味の素は大きな年収アップは見込めませんが、年齢や勤続年数と共に少しずつ年収が上がるようです。35歳になると年収1000万円を稼ぐ人もいるようで、40歳を超えると平均年収が1000万円近くになります。50歳になると、多くの社員が1000万円をこえ、1000万円台後半を稼ぐ社員もいるようです。

職種別の平均年収

2021年9月時点でのオープンワークの口コミを参考に職種別の平均年収を算出すると、以下の通りです。

※口コミから算出した金額となり、実際とは異なることもありますのであくまでも参考程度にご覧ください。また、口コミに掲載されている職種のみこちらには掲載していますので、全ての職種を網羅しているわけではありません。

職種平均年収想定年収範囲
営業894万円560万円~1500万円
マーケティング958万円650万円~1500万円
研究開発766万円550万円~900万円
管理1380万円800万円~1800万円

味の素の職種別年収では、管理職が頭一つ分平均年収が高いことが分かりました。一方で、研究開発職は今回比較した職種の中では一番低い平均年収でした。

競合との平均年収比較

味の素と同じ食品業界の競合である、アサヒグループホールディングス、サントリー、明治ホールディングス、日本ハム、JT、森永乳業、伊藤ハム、雪印メグミルク、キューピー、山崎製パンと平均年収を比較してみました。

各社ともに2020年度の有価証券報告書を参考に年収を比較してみました。

企業名平均年収
アサヒグループホールディングス1325万円
サントリー1118万円
明治ホールディングス998万円
味の素997万円
日本ハム839万円
JT829万円
森永乳業753万円
伊藤ハム721万円
雪印メグミルク720万円
キューピー587万円
山崎製パン557万円

味の素は今回比較した11の企業の中では4番目に高い平均年収であることが分かりました。

DODAの調査によると日本の平均年収は約409万円であるため、日本の平均年収と比較すると味の素を始め、今回比較した企業の平均年収は高水準です。

ただ、各会社毎に事業規模や収益性、給与制度などが異なるため、あくまでも参考程度にご覧ください。

ボーナス・評価制度

味の素のボーナス額は非常に大きいことで有名です。多い時で年に2回のボーナス額の合計が9か月分にのぼることがあります。年収の4割程はボーナスで占めている社員が多いようです。

ボーナスの額は役職が上がるごとに大きくなるようです。

味の素では、年功序列の気風があるそのため、同期と給与額など多くの面で横並びでの昇進昇格のようです。

また、評価制度についても、評価の仕組みはあるものの形骸化しているようで、上司の評価などの定性的な側面があることは否めません。

とはいえ、近年は実力主義による適性な評価がなされるように仕組みを切り替え始めているため、評価制度の納得性が高まる日も近いかもしれません。

味の素社員による年収・給与制度への口コミ

味の素の現社員・元社員から寄せられた年収に対する口コミをオープンワークを参考にご紹介します。

ポジティブな口コミ

管理職になるまでの給与額面は他の一流製造業と比較してそれほど高いとは思えないが、管理職以降の水準は高いと思われるし、将来受給する年金、退職金は高水準といえよう。また、役職定年がない。総じて管理職に上がってからのメリットが高く、長く勤務するのであれば総合的に高水準の報酬を得られると思う。
年功序列ではあるが、食品業界の中でも基本給が高い水準であり、手当も充実しているため安定した生活を望む人には適していると言える。
賞与の割合が多い。上司にもよるが結果を出せばそれなりに評価してもらえる。各種手当などを踏まえれば、十分すぎるほどにもらうことができる。

ネガティブな口コミ

年功序列の意識が高く、若いうちから優秀な人材を登用するというのは口だけで現実とは程遠い。管理職側にもその問題を解決しようという意識が見られない。
評価制度は、頑張っても頑張ってない人との差がほとんど付きません。なぜなら個人評価に大差がなく会社業績によって変動するので、評価制度に不満を持つ人はたくさんいます。
最近では管理職の人事制度の改定が行われたり、平社員の人事制度改定が行われていたりして、だんだんと変わりつつあるのだと思う。ただ、積極的に人事制度の改革を進めている印象はあるが、結局は上にいる人達が古き良き会社の文化に染まってきている人達なので、本当の意味で変わるまでに時間がかかると思う。

味の素の年収や給与制度に関する口コミは賛否両論がありました。ネガティブな意見としては、「年功序列のため若いうちから昇進昇格することは叶わない」「評価に大差がなく、頑張り損をしていると感じてしまう」などの意見が見られました。

一方で、ポジティブな意見も一定数散見されました。「食品業界の中でも高水準の給与をもらえている」「管理職になると一気に年収が増加する」などの意見が見られました。

味の素の年収はボーナスの比率が大きいため、業績によってはボーナスが減額され、年収がググっと下がることもあります。とはいえ、現時点ではそのようなことはあまり発生していないようです。

味の素で働くメリットとは?

味の素で働く3つのメリットについてご紹介します。

グローバル企業としての改革を推進している

伝統的な日系企業の文化を保有している味の素では、近年のグローバル進出と共に、社内の雰囲気や制度を見直し、グローバルにも通用する文化を醸成しようとしています。

年功序列からの脱却や早期退職制度の導入、チャレンジングなことに寛容になるなど、今後少しずつ社内の文化は変わっていくかもしれません。

とはいえ、大企業なので文化の入れ替わりに時間がかかることは念頭に置いて置きましょう。

また、海外駐在や海外派遣、出張など海外で仕事をする機会も年々増えているため、グローバルに活躍したい人にとっては働きがいを感じられるかもしれません。

社会的インパクトの大きな仕事ができる

味の素は、消費者に広く認知されている製品やブランドを数多く取り扱っているため、自身の仕事が社会に与える影響力も非常に大きいです。

自分が関わった製品が市場に出回っているのを見た際にやりがいを感じる社員も多いのではないでしょうか。

また、海外ビジネスも数多く展開しているため、今後は日本だけでなく海外でも影響力を高めていく可能性があります。

人柄の良い人が多い

味の素社員の多くは、温厚で真面目です。がつがつしていて自己主張の激しい人が少ないため、人間関係で困ることはあまり多くないと考えられます。

また、自己開示を良くする人が多いので、お互いにプライベートの話をする機会も多いかもしれません。

味の素で働く前に知っておくとよいこととは?

味の素で働く前に知っておくとよい2つのネガティブな事項についてご紹介します。

人間関係はウェット

味の素の人間関係は非常にウェットです。同僚や上司のプライベートについても知っている社員が多いほど、自己開示する社員が在籍しています。また、体育会系の文化が残っているので、体育会系のノリについていくことができる人であれば先輩や上司から可愛がってもらうことが可能です。

一方で、体育会系のノリが苦手な人やドライな人間関係を求めている人にはやや働きにくい環境かもしれません。

年功序列文化

近年の味の素は、年功序列からの脱却を目指しているようですが、実態としては年功序列の部分が多分に残っています。そのため、実績を残していない社員やあまり仕事に熱心でない社員にとっては有難い文化ですが、成果を残している社員や仕事に熱心に取り組んでいる社員にとっては満足しがたい部分は一定あるようです。頑張っている社員で適当な報酬をもらっている社員は一部に限られています。

味の素に向いている人は?

味の素に向いている人は以下の特徴がある人です。あくまでも考察ですので、転職の参考程度にしてください。

  1. 安定した収入を獲得したい人
  2. 海外事業に挑戦したい人
  3. ワークライフバランスを重視したい人
  4. 温厚で真面目な人
  5. 味の素でやりたいことがある人

味の素に転職するには?

味の素への転職は簡単ではありません。その理由は、味の素が転職市場で非常に人気が高いからです。

味の素への転職を成功させたいのであれば、転職エージェントの利用をおすすめします。

転職エージェントでは、実績の豊富なキャリアアドバイザーが内定まで手厚くサポートしてくれます。面接対策などの選考対策も行ってくれます。

また、転職エージェントだけの非公開求人をご紹介することも可能です。あなたの希望に合った求人が低倍率で見つかることもあります。

転職エージェントは求人の数や対策の手厚さなどの質が異なるため、複数の転職エージェントを活用しながら転職活動を行うことをおすすめします。

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