平均年収は934万円!気になるベネッセの年収や評判について徹底解説!
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平均年収は934万円!気になるベネッセの年収や評判について徹底解説!

企業研究

2022.01.17

本記事では、ベネッセの平均年収やベネッセの評判などについて解説していきます。

ベネッセってどんな会社?

ベネッセは連結売上高約4275億円、連結従業員数約19,400人を誇る、日本最大手の教育関連企業です。

ベネッセグループの企業理念は

「『人』を軸として、赤ちゃんからお年寄りまで、お客さま一人ひとりに寄り添い、地域に根差し、お客さまの『よく生きる』を一生を通じて支援する」

というものです。

この企業理念のもと、「自分や自分の家族がしてもらいたいサービスを事業化する」「赤ちゃんからお年寄りまで生涯にわたって、一人ひとりの課題解決や向上意欲を応援する」「年を取ればとるほど、生きる意味を深く味わい幸せになるサービスを提供する」ことで各方面に貢献していくようです。

ベネッセの事業内容

ベネッセの2020年度有価証券報告書によると、ベネッセでは「国内教育」「グローバルこどもちゃれんじ」「介護・保育」「ベルリッツ」の4つの事業セグメントを中心に構成されているようです。

各事業セグメントについては以下の通りです。

事業セグメント事業区分/セグメント内容事業内容
国内教育事業校外学習事業学生から高校生を対象として通信教育講座「進研ゼミ」及び「Woldewide Kids」などの英語事業、東京個別指導学院やお茶の水ゼミナール等に代表される学習塾・予備校事業、子供向け英語教室事業などを展開。
学校向け教育事業高校生を対象とした大学入試模擬試験「進研模試」や、学習・進路指導教材「スタディーサポート」「進路マップ」、英語能力テスト「GTEC」、小・中学校のICT教育支援サービス、学校教材としてドリルやテストなどを、また、クラウド型学習支援・校務サービスなどを提供。そのほか、大学支援事業やキャリア形成支援サービス事業なども展開。
グローバルこどもちゃれんじ事業日本においては、幼児向け通信教育講座「こどもちゃれんじ」「こどもちゃれんじEnglish」及びその関連事業を展開し、中国・台湾では幼児向けを中心とした通信教育事業、及び教室事業を展開。
介護・保育事業入居介護サービス事業(「アリア」「くらら」「グラニー&グランダ」「まどか」「ボンセジュール」「ここち」合計6シリーズの高齢者向けホーム及びサービス付き高齢者向け住宅「リレ」の運営)、在宅介護サービス事業、通所介護サービス事業、及び介護研修事業と保育園・学童運営事業、看護師及び介護職人材紹介派遣業、高齢者向け端職サービス事業、「ベネッセの介護相談室」の運営を行う。
ベルリッツ事業語学教育事業、グローバル人材育成事業、留学支援事業などを展開。
その他妊娠・出産・育児雑誌「たまごクラブ」「ひよこクラブ」、生活情報誌「サンキュ!」、直販雑誌「いぬのきもち」「ねこのきもち」の刊行や、「たまひよSHOP」「たまひよの内祝」などの通人販売事業、及び女性向けインターネットサイト「ウィメンズパーク」の運営などを行う。

ベネッセの労働環境

ベネッセの労働環境について、社風と働きがいの観点から解説していきます。

ベネッセの社風

オープンワークの口コミによると、

大企業と中小企業の中間のような印象です。コンプライアンスを守る意識は高いと思います。転職してきた人も多いので、社員の多様性を認める社風があると思います。また、若い人へのチャンスも多いほうだと思います。
一人ひとりの社員の、商品サービスに対する思い入れや、仕事に対する取り組みのレベルが他社より高いように感じます。一方で風土は保守的で新しいことへの取り組みのスピードは遅く、勤続年数の高いプロバーの社員が様々な側面でリーディングしており、なかなか新しいことが生み出されるのは難しい側面もあります。
一見、新しい取り組みに積極的に見えることもあるが、前例踏襲の文化が強いように感じます。また、所属する事業体により、雰囲気、仕事の進め方が大きく異なり、同じ会社であっても別会社のような雰囲気があります。
若手に雑務が押し付けられたり、若手は苦労すべき的な風潮が強い。中堅くらいになるとのびのび働ける。後は女性が多いので、女性の産休育休には理解がある。ライフイベントで辞める人はかなり少なく、社員同士もサポートし合える環境がある。
教育の会社ということもあって、いい人が多いです。何か困ったことがあっても周りの人のサポートは手厚く、みんなで進めていくという意識が高いです。質問に対しても親身に相談に乗ってくれ、頼りがいのある方が多いです。また、子どもたちのためにという気持ちが強い方も多いです。
仕方ないことだが、やはり生え抜き社員が強いような風土がある。中途社員が評価されないかというと、そうではないのだが、生え抜き社員は大切にされている部分が大いにあると感じる。

などの意見が寄せられていました。

ベネッセは教育関連のビジネスを展開している企業ということもあり、教育に熱心な社員や学生の頃からアルバイトで教育に関わっていたような社員が多いようです。

また、ベネッセは教育が好きな社員が多いため、社内でも教育には前向きで何かあればお互いにサポートし合う雰囲気があります。

ベネッセでは、比較的若手にも責任ある仕事を任せる文化があるため、若手の成長環境としては一つの選択肢に挙げられます。

ただ、部署や上司によっては雑務でルーティンワーク的な業務を若手が担うこともあるため、配属による運の要素があることは否めません。

社内文化としても、部署によって大きく異なるため配属された部署によっては相性が合わない可能性があります。

そのほか、役職者は経営陣が変わらない限りはあまり大きなメンツ替えが発生しないため、出世するためには経営陣から好かれるように社内政治が不可欠であることには留意が必要です。

ベネッセの働きがい

オープンワークの口コミによると

お客さまとの距離が近く、お客様の変化や喜びが見える瞬間に喜びを感じます。優秀な同僚が多く、その喜びを共有しながら一緒にサービスを作っていくことはとても刺激的で楽しい毎日です。また、お客様からベネッセに求められているサービス品質のレベルの高さもやりがいの背景となっています。
実際に自分が企画したものが形になっていくことは楽しい。特に教育に関わりたい人には、間接的かもしれないが、自らの手で教育を変えていってる醍醐味がある。
直接クライアント、ユーザーの声が聞ける部署だったので、それが一番のモチベーションであり、はたらきがいである。働き続ける理由にもなっている。自分の関わった商品が喜ばれて人の役に立っているのはとても嬉しい。
過去は自由な社風が良かったのですが、最近は過去の成功に捉われていて、いつまでも新しいことができない風土があります。デジタルは完全に後手後手。完璧なものを作ってから世に出す意識が強いので、出したころには遅いことがしばしばあります。
20代のうちは、様々な仕事に挑戦でき、経験と実力が積み上がるのを実感した。しかし、業績が悪くなり、新しいことを挑戦する風土が弱まって、自分自身のステップアップも望めなくなってきた。
自分自身が子供の頃にやっていたものや、自分の子供が触れるものを創り上げていくことは働きがいとなるし、自慢できると思う。誰もが知っているサービスに携わっていることのやりがいは大きかった。

などの意見が寄せられていました。

ベネッセの商品は、日本中の子供たちを中心に幅広い世代に利用されているため、自身の業務が与える影響力の大きさにやりがいを感じる社員が多いようです。

また、お客さまやクライアントからの直接反応をもらう機会があることもやりがいにつながることがあります。

そのほか、自分が小さいころに使っていた教材を売る側になる嬉しさや、教育業界を変えていけるスケールの大きさに働きがいを感じることができるかもしれません。

ベネッセの平均年収はどのくらい?

ベネッセの2020年度有価証券報告書によるとベネッセの平均年収は約934万円であることが分かりました。

dodaによるとサービス業界の平均年収が約369万円であるため、ベネッセはサービス業界平均と比較して約3倍弱と非常に高い給与水準であると言えます。

ちなみに、サービス業界の中でも教育・学校だけの平均年収は約351万円で、教育・学校単体の平均年収と比較してもベネッセの平均年収は高水準であることが分かります。

また、ベネッセの平均年齢は43.1歳で平均勤続年数は13.7年です。ちなみに、労働政策研究・研修機構によると、日本の平均勤続年数は12.4年であるためベネッセは勤続年数が比較的長い企業であることがうかがえます。

これは、ベネッセの仕事が好きな人が多いこと、長年勤めることで安定して高水準の給与をもらえることなどが理由だと考えられます。

年齢別の平均年収

2021年9月時点でのオープンワークによると、年齢別の年収は以下の通りです。

※口コミから算出した金額となり、実際とは異なることもありますのであくまでも参考程度にご覧ください。また、口コミに掲載されている年齢のみこちらには掲載していますので、全ての年齢を網羅しているわけではありません。

年齢平均年収想定年収範囲
25歳552万円442万円689~万円
30歳659万円528万円~824万円
35歳740万円592万円~924万円
40歳785万円629万円~981万円
45歳809万円647万円~1010万円

ベネッセでは大きな年収アップは見込めませんが、年齢や勤続年数と共に少しずつ年収が上がると考えられます。35歳では年収1000万円近くを稼ぐ人が出始め、45歳前後になると年収1000万円を超える社員が増えてきます。

ベネッセでは、管理職にならないと30代前半で定期昇給による年収アップは見込めなくなるようです。

ちなみに一般社員は年収~900万程度、課長で900万円~1000万円、部長で1200万円、本部長で1500万円くらいの年収だそうですが、部長級は業務内容に対する仕事量が割に合わないという声があります。

そのため、課長止まりでワークライフバランスを維持する人も一定するいるようです。

職種別の平均年収

2021年9月時点でのオープンワークの口コミを参考に職種別の平均年収を算出すると、以下の通りです。

※口コミから算出した金額となり、実際とは異なることもありますのであくまでも参考程度にご覧ください。また、口コミに掲載されている職種のみこちらには掲載していますので、全ての職種を網羅しているわけではありません。

職種平均年収想定年収範囲
営業661万円395万円~1150万円
編集663万円400万円~930万円
マーケティング710万円400万円~1000万円
企画735万円450万円~1000万円
開発704万円600万円~900万円

ベネッセの職種別年収では、企画職、マーケティング職の順に平均年収が高いことが分かりました。一方で、編集職、営業職は今回比較した職種の中では最も低い平均年収でした。

ただ、ベネッセは比較的どの職種においても年収1000万円程度稼ぐことができます。

これは、課長職になると年収1000万円に到達するからだと考えられます。

競合との平均年収比較

ベネッセと同じ教育業界の競合である学研ホールディングス、ナガセ、リソー教育、ヒューマンホールディングス、早稲田アカデミー、TAC、JPホールディングス、スプリックス、京進と平均年収を比較してみました。

各社ともに2020年度の有価証券報告書を参考に年収を比較してみました。

企業名平均年収
ベネッセ934万円
学研ホールディングス906万円
ナガセ751万円
リソー教育655万円
ヒューマンホールディングス559万円
早稲田アカデミー513万円
TAC508万円
JPホールディングス484万円
スプリックス472万円
京進457万円

ベネッセは今回比較した10の企業の中では最も高い平均年収であることが分かりました。

dodaの調査によると日本の平均年収は約409万円であるため、日本の平均年収と比較するとベネッセを始め、今回比較した企業の平均年収は比較的高水準です。

ただ、各会社毎に事業規模や収益性、給与制度などが異なるため、あくまでも参考程度にご覧ください。

ボーナス・評価制度

ベネッセの公式採用ホームページによるとベネッセでは、6月と12月の年に2回ボーナスが支給されるようです。年間のボーナス合計額は基本給の4か月分~7カ月分だと考えられます。

6月のボーナスは個人評価が8割・会社の業績連動が2割、12月のボーナスは個人評価によって決定されるようです。

また、ベネッセは年に1回定期昇給があるため、年功序列ではないと採用ホームページには記載されていますが、実態としては年功序列の部分があることは否めません。

ベネッセの評価制度としては、期初に立てた目標に対する達成度を期中・期末に評価する仕組みです。基本的にマイナス評価になることはあまりないようです。

ベネッセ社員による年収・給与制度への口コミ

ベネッセの現社員・元社員から寄せられた年収に対する口コミをオープンワークを参考にご紹介します。

ポジティブな口コミ

業績が良い時は業績連動賞与枠があり、支給される。悪い時はそこまで影響を受けないので収入面は安定している。また、福利厚生はカフェテリアプランや医療費補助などが整っており、他社と比べても見劣りしないものとなっている。
同世代と比べると十分な給与をもらえました。特に自己啓発の費用や住居費用といった福利厚生を踏まえると、給与には全く不満はありませんでした。

ネガティブな口コミ

若手のうちは比較的頂いたと思いますが、これはバイトのようにただただ働いている時間が長いためで、決して基本給が高いわけではありません。また、評価はよっぽどの成果を上げるもしくはマイナスをしない限り、年功序列です。
残業の比準が高く、若いうちは良いが管理職にならなければ頭打ちになる。評価制度としては業績、個人のパフォーマンスなどで総合的に評価されるが、上司の主観になることも多い。

ベネッセで働くメリットとは?

ベネッセで働く2つのメリットについてご紹介します。

真面目で温厚な人が多い

ベネッセは、良くも悪くも学校の延長線上のような雰囲気があります。社員は、真面目で仕事熱心でコツコツ努力する人が多いようです。

また、教育の会社ということもあり体育会気質が少なく温厚で優しい社員が多いです。そのため、困ったときに相談をすれば親身になってくれますし、皆でサポートし合うという価値観もあるようです。

そのほか、女性社員が多いこともありアットホームでワークライフバランスを取りやすい雰囲気もあります。

楽しくワイワイ働きたい人や教育が好きな人に向いている環境ではないでしょうか。

教育業界を変える仕事に携われる

ベネッセは、大企業で多くのクライアントやお客さまを抱えています。そのため、自身の企画が大きく社会に影響を及ぼすことがあるでしょう。

また、学校教育でも利用される商品やサービスを数多く取り扱っているため、教育業界の在り方を変えることができるかもしれません。

教育が好きな人にとっては、教育に関われるだけでなく教育業界の変革に携わることができるため、働きがいを感じる良い職場ではないでしょうか。

ベネッセで働く前に知っておくとよいこととは?

ベネッセで働く前に知っておくとよい2つのネガティブな事項についてご紹介します。

社内における調整業務のが多い

ベネッセは、大企業ということもあり社内の調整業務が非常に多いです。部門間調整やシステム連携相談などがメインの業務なのではないかと思うほどだという口コミが投稿されるほど、調整業務の多さは類まれです。

また、コンプライアンスも厳守しているため社内の承認プロセスが長い点も留意が必要です。

そのほか、保守的かつ前例踏襲型で考えてから行動するような企業ですので、チャレンジングな仕事や時代の流行に合わせた最先端の事業などに携わることはやや難しいかもしれません。

時短勤務でも業務量が変わらない

ベネッセは、女性社員が多いため産休や育休、時短勤務などの女性が働きやすい制度や文化が整えられています。ただ、時短勤務でも業務量の調整がなされないため、業務があふれてしまったり、業務をお持ち帰りする人がいたり、実家に子育てを頼っている人も多いようです。

また、良くも悪くも男女平等に扱われるため、女性であっても単身赴任はあり、深夜まで働くこともあります。

子育てとベネッセの業務を両立するのは人によってはやや骨が折れるかもしれませんので、その点は留意が必要です。

ベネッセに向いている人は?

ベネッセに向いている人は以下の特徴がある人です。あくまでも考察ですので、転職の参考程度にしてください。

  1. 教育好きな人
  2. 真面目で温厚な性格の人
  3. 学生時代に勉強に真摯に取り組んだ人
  4. 男女関係なく平等に扱ってほしい人
  5. 自分のアイデアで教育業界の変革を起こしたい人

ベネッセに転職するには?

ベネッセへの転職は簡単ではありません。ベネッセへの転職を成功させたいのであれば、転職エージェントの利用をおすすめします。

転職エージェントでは、実績の豊富なキャリアアドバイザーが内定まで手厚くサポートしてくれます。面接対策などの選考対策も行ってくれます。

また、転職エージェントだけの非公開求人をご紹介することも可能です。あなたの希望に合った求人が低倍率で見つかることもあります。

転職エージェントは求人の数や対策の手厚さなどの質が異なるため、複数の転職エージェントを活用しながら転職活動を行うことをおすすめします。

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