平均年収は驚異の1341万円!広告業界最大手の電通の年収について徹底解説!
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平均年収は驚異の1341万円!広告業界最大手の電通の年収について徹底解説!

企業研究

2022.01.17

本記事では、電通の平均年収や電通の評判などについて解説していきます。

電通ってどんな会社?

電通は連結売上高約4.5兆円、連結従業員数約64,500人を誇る、日本を代表する広告代理店です。

電通の事業内容

電通グループの有価証券報告書によると、電通グループでは広告を中心にコミュニケーションに関連するサービスを提供する事業を行っているようです。電通グループの事業セグメントは以下の通りです。

事業セグメント内容
広告業国内のすべての広告、マーケティングサービス、およびコンテンツ・ビジネスを主な業務とするセグメント。ここに㈱電通が含まれます。
情報サービス業情報システムに関するコンサルティング・開発・運用・各種ソフトウエアプロダクトの販売・総合ネットワークサービス等を行うセグメント。
その他の事業ビルの賃貸管理・不動産の売買・仲介、損保代理業等の業務を行う。

また、電通の公式ホームページによると

「Integrated Communication Design」を事業領域としたコミュニケーション関連の統合的ソリューションの提供、経営・事業コンサルティングなど

を電通の事業内容として据えているようです。

電通の具体的な事業領域としては以下の通りです。

事業領域内容
マーケティング統合マーケティング、PDCAマネジメント、マーケティング・システム・デザイン、ブランドコンサルティング/CI・VI、ビジネスデザインなどの事業を行う事業領域。
デジタルマーケティングマーケティングインテリジェンスサービス、デジタル運用型広告サービス、ダイレクトマーケティングサービス、システムソリューションサービス、データソリューションサービス、ソーシャルマーケティングサービスなどの事業を行う事業領域。
プロモーション体験価値ブランディング、購買行動データ/モデル、チャネル・ソリューション、デジタル・アクティベーションなどの事業を行う事業領域。
メディアメディア・プランニング、メディア・バイイング、インタラクティブメディア、メディアとの新ビジネス開発、オーディエンス・インサイト開発、プライベート・マーケットプレイスなどの事業を行う事業領域。
PR戦略PR、クライシス・コミュニケーション、デジタルPR、グローバルPR、インフルエンサーマーケティングなどの事業を行う事業領域。
グローバル・ビジネスアウトバンド・アカウント業務、インバウンド・アカウント業務、グローバル・コンテンツ業務などの事業を行う事業領域。

そのほか、クリエイティブ系やコンテンツ周りを取り扱う事業領域もあるようです。

電通の労働環境

電通の労働環境について、社風と働きがいの観点から解説していきます。

電通の社風

オープンワークの口コミによると、

待遇面でも人間関係でも年功序列の傾向が強い。ただし、最近は働き方改革やリモートワークの影響もあり徐々に人間関係はフラットになりつつある。逆に言えば家族のような結束力も失われつつある。
徹底的にクライアントファースト。成すべき本質を常に考えて、クライアントの先の世の中を見つめて仕事をしている人が多い。世間のとんちんかんな悪口や謎の嫌われぶりにもへこたれず、社会をよくする・クライアントとの力になることに誇りを思って活き活きと仕事をしている人が多いです。
基本的に1人で動く仕事はなく、どんな仕事も営業と各分野のプロフェッショナルである内勤でチームを組んで動く。優秀な人材も多く、外部から入った人間の多くは前職以上のクオリティを求められることになると思う。
企業文化は「イノベーション」がキーワードであり、実際に社内からの情報発信や現場社員の士気からも、その文化が浸透していると感じる。あたらしいこと、困難なことにもチャレンジしようという気概を日々感じることができる。
社員がアイデアで課題解決することに真剣。ボトムアップでアイデアが採用される。体育会系のイメージを持たれているが、本当にいろいろな社員がいる。その多様性が売りなのであえていろんなタイプの採用をしていると聞いた。人が資産なので育てるという意識も強い。

などの意見が寄せられていました。

電通は、体育会系のイメージが強い企業ですが、実態はそこまでの体育会系の文化があるわけではないようです。

電通には仕事が好きで熱量のある社員が多いため、仕事を沢山する社員は少なくないようです。

また、電通の不祥事がニュースで報道されることが増えた昨今では、働き方改革に力を入れており、コンプライアンス遵守や社員の残業時間管理、リモートワーク推奨など世間のイメージとは良い意味で乖離が生まれ始めているようです。

そのほか、挑戦に対して寛容でボトムアップでの意見も聞いていくれるようです。仕事は自分の裁量で行うことができる部署も多くあるため働きやすい環境が整いつつあります。

電通の働きがい

オープンワークの口コミによると、

自分の考えたアイデアがクライアント企業の広告活動として形になって世に出ていく、そしてそれに惹きつけられる人々を見て達成感を感じられるというのは大きな働きがいだと思います。
周囲が本当に優秀な人ばかりで、こちらも負けまいと努力し続けた結果、大きな成果を上げることができたと思う。また、面談をしっかりやってくれるためモチベーションを維持しながら働くことができた。できることが分かればどんどん仕事を任せてもらえる環境。
クライアントから頼りにされ、ビジネスパートナーとして様々な課題を共に解決していけることは営業として大きなやりがいを感じる。自分が関わった仕事が世の中に発信され、消費者から反応があることで、広告のダイナミズムを感じることができる。
ルーティンワークをこなすようなことはないので、常にやりがいを感じながら仕事をすることができます。若手でも割と仕事を任せてもらえる範囲が多いです。自分から仕事を創る風土なので、自分から動けば何でもできますし、それを形にするリソースもあります。
若手でもやる気さえあれば、いろんなことに挑戦できる。誰もが知っている有名企業の広告を担当できる。また、広告領域にとどまらず、事業提案や国際イベントの運営など、世の中をダイナミックに動かす仕事ができる。
この会社でしか関われないプロジェクトが多数あり、クライアントが大きな予算を投下した事業に貢献できることにプレッシャーもあるが、非常にやりがいがある。

などの意見が寄せられていました。

電通の仕事は、広告業がメインであるということもあり、クライアントや社会への影響力が大きい仕事です。

自分のアイデアが実現されることにやりがいを感じる社員や、業務スケールの大きさにやりがいを感じる社員など、様々な部分でやりがいを感じることができます。

また、自分の手掛けたものが消費者の目に留まり、消費者からの反応を目にすることでモチベーションとなることも少なくないでしょう。

そのほか、若手であっても成果を残せば仕事を任せてもらえる環境なので、若いうちからバリバリ働いて成果を上げたい人にとっては非常に楽しい環境だと考えらえます。

電通の平均年収はどのくらい?

電通の2020年度有価証券報告書によると電通の平均年収は約1341万円であることが分かりました。

dodaによるとインターネット・広告・メディア業界の平均年収が約407万円であるため、電通はインターネット・広告・メディア業界の平均値と比較して約3倍と非常に高い給与水準であると言えます。

ちなみに、インターネット・広告・メディア業界の中でも広告代理店だけの平均年収は約421万円で、広告代理店単体の平均年収と比較しても電通の平均年収は高水準であることが分かります。

また、電通の平均年齢は46.4歳で平均勤続年数は17.3年です。ちなみに、労働政策研究・研修機構によると、日本の平均勤続年数は12.4年であるため、電通は勤続年数が長い企業であることがうかがえます。

電通の勤続年数が長いのは、電通が比較的若いうちから安定して高水準の給与を支給する企業であるためだと考えられます。

年齢別の平均年収

2021年9月時点でのオープンワークによると、年齢別の年収は以下の通りです。

※口コミから算出した金額となり、実際とは異なることもありますのであくまでも参考程度にご覧ください。また、口コミに掲載されている年齢のみこちらには掲載していますので、全ての年齢を網羅しているわけではありません。

年齢平均年収想定年収範囲
25歳688万円538万円~880万円
30歳907万円709万円~1160万円
35歳1175万円918万円~1504万円
40歳1409万円1101万円~1803万円
45歳1533万円1198万円~1962万円
50歳1543万円1206万円~1974万円
55歳1526万円1192万円~1952万円

電通では、若手の頃の大きな年収アップは期待できませんが、年齢や勤続年数と共に役職に変化があると年収が一気に上がると考えられます。

30歳手前では年収1000万円近くを稼ぐ人が出始め、30歳を過ぎると年収1000万円を超える社員が増えてきます。また、35歳以降は平均年収は1000万円を大きく上回る年収が支給されるようです。

電通では、10年目くらいまでは年功序列で昇進昇格がなされるようです。10年目前後で係長クラスに昇進することができるのですが、係長クラスになると年収1000万円を超える社員が増えるようです。

職種別の平均年収

2021年9月時点でのオープンワークの口コミを参考に職種別の平均年収を算出すると、以下の通りです。

※口コミから算出した金額となり、実際とは異なることもありますのであくまでも参考程度にご覧ください。また、口コミに掲載されている職種のみこちらには掲載していますので、全ての職種を網羅しているわけではありません。

職種平均年収想定年収範囲
営業1129万円580万円~1800万円
マーケティング1067万円600万円~1700万円
プランナー877万円500万円~1400万円
メディア1064万円540万円~1700万円
企画1429万円1200万円~1800万円
プロデューサー1394万円784万円~1930万円

電通の職種別年収では、企画職、プロデューサー職の順に平均年収が高いことが分かりました。一方で、メディア職、プランナー職は今回比較した職種の中では最も低い平均年収でした。

ただ、電通のどの職種も高水準の年収で、年収1000万円を超えるだけでなく年収2000万円近く稼ぐことができるようです。

バリバリ稼ぎたい人にとって良い報酬額であると考えられます。

競合との平均年収比較

電通と同じ広告業界の競合である博報堂、サイバーエージェント、デジタルホールディングス、JR東日本企画、アドウェイズ、GMOアドパートナーズ、ファンコミュニケーションズ、ホープと平均年収を比較してみました。

各社ともに2020年度の有価証券報告書を参考に年収を比較してみました。

企業名平均年収
電通1341万円
博報堂1090万円
サイバーエージェント733万円
デジタルホールディングス702万円
JR東日本企画673万円
アドウェイズ589万円
GMOアドパートナーズ523万円
ファンコミュニケーションズ451万円
ホープ435万円

電通は今回比較した9つの企業の中では最も高い平均年収であることが分かりました。

dodaの調査によると日本の平均年収は約409万円であるため、日本の平均年収と比較すると電通を始め、今回比較した企業の平均年収は高水準です。

ただ、各会社毎に事業規模や収益性、給与制度などが異なるため、あくまでも参考程度にご覧ください。

ボーナス・評価制度

電通では、年に2回ボーナスが支給されます。年間のボーナスの支給合計額は基本給の4か月~6ヶ月程度だと考えられます。ボーナス額については半期ごとの評価によって変動するようです。

新卒社員については、5年目まで基本的には一律支給のようです。

電通では、10年目までは年功序列で給与が上がっていくため、評価による差はあまりありません。10年目以降は実力主義的な側面が出てくるようです。

また近年では、実力を正当に評価するためMBO評価制度や360°評価制度などが取り入れられているようです。

ただ、上司による定性的な側面があることは否めません。

電通社員による年収・給与制度への口コミ

電通の現社員・元社員から寄せられた年収に対する口コミをオープンワークを参考にご紹介します。

ポジティブな口コミ

成果に応じた給与制度に年々シフトしている。成果を上げただけグレードが上がり、給料が上がるモデル。その仕組みには納得感がある。
仕事は忙しいが、それ以上に給料をもらっているため不満はない。むしろもらい過ぎだと感じる。年収だけ見るのであれば総合商社や外資系金融より割が良いと思う。

ネガティブな口コミ

年次によって年収レンジのキャプが決まっている。評価が一つ上がったとしてもボーナスが10万円上がる程度のインパクトしかないという問題があった。近年は年次に関わらずフラットに社員を評価しようという動きが強まっているが、構想から実行までに時間がかかっている印象であった。
給料はいいが、近年残業の規制もあり、年収は下がっている。残業ができる環境ではないので、今後も給料が上がることはないと思われる。また、年功序列であるため、活躍したとしても給料が大幅に上がることがないのでモチベーションが下がる社員も見受けられる。

電通の年収や給与制度に関する口コミは賛否両論がありました。ただ、ネガティブな意見がやや多い印象を受けました。

具体的には、「年々残業ができなくなっており年収が下がっている」「年功序列で給料が決まるので頑張っても意味がない」「評価制度としては不透明な部分が大いにある」などの意見が多く見受けられました。

ポジティブな意見として、仕事に対する対価をもらいすぎているのではないかという日本企業の中でも高い年収である点について言及しているものが多く投稿されていました。

電通で働くメリットとは?

電通で働く2つのメリットについてご紹介します。

個性あふれる職場環境

電通には、個性豊かな社員が多数在籍しています。新卒社員中途社員問わず、様々なバックグラウンドを持った社員が採用されるため電通らしい人材を一言でまとめることは非常に難しいです。

電通は各社員の個性を受け入れる土壌があり、多様性があふれているため日々刺激を受けることができるのではないでしょうか。

社会的インパクトのある仕事

電通の業務は、社会的なインパクトの大きい仕事です。営業であればクライアントと共により良い広告を考え発信することができるだけでなく、消費者からの反応を目の当たりにすることができます。

自分のアイデアについて、チームでそのアイデア実現に向けて取り組むことで社会課題解決に繋がることも少なくありません。

また、電通の取引先には大手企業も多数存在するため、大規模な案件に携わることでよりインパクトの大きい仕事であることを実感できるのではないでしょうか。

そのほか、広告について学びたい人にとっては広告のイロハを学べるため働いていて非常に楽しい環境だと考えられます。

電通で働く前に知っておくとよいこととは?

電通で働く前に知っておくとよい2つのネガティブな事項についてご紹介します。

部署によっては体育会系の文化がある

電通は、近年度々不祥事がニュースに取り上げられていることを受けて、社内での働き方改革を推進しているようです。

ただ、働き方改革が全社員に浸透しているわけではなく、一部の部署ではトップダウンで上司の意向には100%従う体育会気質のある部署があるようです。

電通には、「鬼十則」という考え方が以前まであり、その考え方の中で教育された上司がその考え方のまま部署の部長や課長になっているケースがあるため、配属によってはブラック企業とも思える働き方になる可能性があることには留意が必要です。

若手のうちは年功序列である

電通では、10年目くらいまでの若手のうちは年功序列で給与が上昇していきます。どんなに頑張っても評価によって給与が大きく変化することがないため、給与を高めたい人は残業をする必要があります。

ただ、近年は残業時間が抑制されていることもあり、残業で稼ぐことが難しくなっているようです。

そのため、給与がなかなか上がらないことに対してモチベーションが低下している社員が一定数いることは否めません。

ちなみに、新卒社員では1~5年目までは評価が異なってもボーナス額に変化がないようです。

電通に向いている人は?

電通に向いている人は以下の特徴がある人です。あくまでも考察ですので、転職の参考程度にしてください。

個性の強い人

自分の信念や成し遂げたいことがある人

コミュニケーションが得意な人

チームで仕事をしたい人

若手のうちからバリバリ働きたい人

電通に転職するには?

電通への転職は簡単ではありません。電通への転職を成功させたいのであれば、転職エージェントの利用をおすすめします。

転職エージェントでは、実績の豊富なキャリアアドバイザーが内定まで手厚くサポートしてくれます。面接対策などの選考対策も行ってくれます。

また、転職エージェントだけの非公開求人をご紹介することも可能です。あなたの希望に合った求人が低倍率で見つかることもあります。

転職エージェントは求人の数や対策の手厚さなどの質が異なるため、複数の転職エージェントを活用しながら転職活動を行うことをおすすめします。

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