平均年収890万!電機メーカートップクラスの年収を誇る日立製作所を徹底解説!
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平均年収890万!電機メーカートップクラスの年収を誇る日立製作所を徹底解説!

企業研究

2022.01.17

本記事では、転職市場で非常に人気の高い日立製作所の平均年収や日立製作所の評判などを解説していきます。

日立製作所ってどんな会社?

日立製作所は、売上高約1.6兆円、連結従業員数は約38万と日本有数の大手総合電機メーカーです。日立製作所は1910年の創業以来100年以上、「優れた自主技術・製品の開発を通じて社会に貢献する」という企業理念のもと様々な技術や製品を開発し社会に貢献しています。

日立製作所の事業内容

日立製作所の有価証券報告書によると、

  1. IT(主な事業:金融ビジネス、社会ビジネス、サービス&プラットフォームビジネスなど)
  2. エネルギー(主な事業:原子力ビジネス、エネルギービジネスなど)
  3. インダストリー(主な事業:産業・流通ビジネス、水・環境ビジネスなど)
  4. モビリティ(主な事業:ビルシステムビジネス、鉄道ビジネスなど)
  5. ライフ(主な事業:ヘルスケアビジネスなど)
  6. オートモティブシステム(主な事業:自動車関連ビジネスなど)

の6つのセクターに分かれています。

この6つのセクタ―に、グループ会社である日立建機、日立金属そしてその他を加えた計9セグメントで製品の開発、生産、販売、サービス提供を行っています。

日立製作所の強みは、長年培った技術による高品質なプロダクト、50年以上の歴史を持つIT、100年以上の歴史を持つOT(制御・運用技術)の組み合わせと、メーカーとして現場で積み重ねた知見・ノウハウによって一般消費者や顧客企業に対してい高い価値を生み出していることです。

また、日立製作所が培った上記の「プロダクト✖IT✖OT」という強みを日立製作所のコア事業である社会イノベーション事業に結集し、Lumada(ルマーダ)というデジタルイノベーションを加速するためのエンジンを使いながら、データの利活用・イノベーションの創出を促進しています。

日立製作所の労働環境

日立製作所の労働環境について、社風と働きがいの観点から解説していきます。

日立製作所の社風

オープンワークの口コミによると、

比較的優しい人が多い。一方で、向上心がある人は少なく、ゆるく働いている人が多いです。若い時から成長意欲がある方は、少し物足りないような印象を受けるかと思います。
縦割りかつ年功序列。縦割りを無くしたいという意識は見られるが、時間はかかると感じる。また、受注する案件が大きくなりがちであるため、基本的にSEは忙しい。時期によっては土日出社は当たり前。
良くも悪くも日本を代表する、古き良き日本文化が凝縮している。全員がファミリーのような一体感、いつまでも続く同期の強い絆、入社時から退職までのキャリア像をある程度描くことができる等、居心地が良いと思う人にはとても過ごしやすい、暖かい環境だと思います。

新しいことは実績がないと導入しない。基本的に前ならえで動いているため、新しいことにチャレンジしようとしてはいるが、実態は伴っていないように感じる。

年功序列感はある。若手でも優秀な人は上がるが、課長止まり。上司との人間関係が良好でコミュニケーション力に長けている人が出世するイメージ。
「損得より善悪」のカルチャーが浸透しており、不正を行ってはいけないという意識がかなり高い。また、従業員を大切にするカルチャーは強い。
福利厚生が厚く、最低限生活するには不自由しない。理不尽に怒鳴る人も見たことがなく人間関係は良好。

などの意見が寄せられていました。

日立製作所は、歴史の長い日系企業ということもあり、伝統的な日本企業の文化が色濃く残っています。保守的、風通しが悪いことや、縦割り組織、年功序列、意思決定が遅いなどが文化としてあるようです。一方で、親切で優しい人が多い、コンプライアンスの意識が高い、福利厚生が充実している、事業の規模が大きいためやりがいも大きいなどの良い側面もあるようです。

近年の日立製作所は、社内の文化を変えるため2014年に電機業界では初めて年功序列型から成果型への移行、縦型組織から横のつながりを作りイノベーションを創出できるような文化の醸成など様々な取り組みをしています。しかし、日立製作所は大企業であるため、このような新しい文化に関するトップの意向が会社全体へ浸透するまでにはまだまだ時間がかかるようです。

日立製作所の働きがい

オープンワークの口コミによると

同期と差がつきにくく、インセンティブという意味ではやや弱い。一方で切り捨てられるリスクも低いため、ある程度自由にできるという面があるかもしれない。
大規模なシステム開発に携わることができる点が非常にやりがいを感じる。
立場を問わずにいろいろな仕事を任せてもらえたのはキャリア形成につながると思う。大人数なので、個々人の考え方が多岐に渡ると捉える人が多く、自由な発想で風通し良く仕事に取り組めるところはよい。
できる人間にはやりがいや業務量への挑戦が広がる。人財予算の枠がしっかりしており空きポジションが生じた時点で当該ポジションへの配転が叶う。また、良い上司のもとに配属された場合は、成長機会に恵まれ長期的なキャリアについても考えてもらえる場合がある。
社会インフラにまつわる仕事に従事していたため、この会社だから実現できたという経験は非常に多く、それは自身の大きな財産になったと感じる。一方で、保守的な社風であるため、若手にチャンスを与えるための抜擢人事のようなものは少なかったように思う。
入社後は特定顧客に対するプロジェクトに塩漬けにされたため、大企業ならではの組織の動かし方、振舞いは学べたが他社で通用する経験やキャリア開発かと言われると大いに疑問が残る。

などの意見が寄せられていました。

日立製作所は、社会インフラに関わる仕事ができ、プロジェクトの規模の大きさからもやりがいを感じる社員が多いです。日本の大企業ということもあり、社会への影響力の大きさは桁違いです。関わる人も社内外問わず多様で、その人たちから多くのことを吸収できることがやりがいとなっている人もいます。

一方でキャリア形成という観点から捉えると、配属部署による影響が大きく、自分の理想とするキャリアを描けるかどうかは運によるものがあるそうです。

また、大企業の歯車の一部であると感じてしまう人もいるようなので、バリバリ働きたい人や企業を変革したいなどの積極的な働き方を理想とする人には居心地の良い環境とは言えないかもしれません。

日立製作所の平均年収はどのくらい?

2020年度の有価証券報告書によると日立製作所の平均年収は約890万円であることが分かりました。

年収ランキングによると電気機器メーカーの平均年収が665万円であるため、日立製作所は業界平均と比較して、高い給与水準であると言えます。

また、日立製作所の平均年齢は42.6歳で平均勤続年数は19.2年です。ちなみに、労働政策研究・研修機構によると、日本の平均勤続年数は12.4年であるため日立製作所は勤続年数が長い企業であることがうかがえます。

これは、日立製作所が年功序列気質の強い会社かつ安定して高水準の給与をもらえることが理由だと考えられます。

年齢別の平均年収

2021年8月時点でのオープンワークによると、年齢別の年収は以下の通りです。

※口コミから算出した金額となり、実際とは異なることもありますのであくまでも参考程度にご覧ください。また、口コミに掲載されている年齢のみこちらには掲載していますので、全ての年齢を網羅しているわけではありません。

年齢平均年収想定年収範囲
25歳501万円398万円~630万円
30歳638万円597万円~802万円
35歳762万円606万円~958万円
40歳871万円693万円~1096万円
45歳968万円770万円~1217万円
50歳1049万円835万円~1319万円
55歳1110万円883万円~1396万円

日立製作所は大きな年収アップはありませんが、年齢や勤続年数と共に少しずつ年収が上がるようです。40歳になると年収1000万円を稼ぐ人もいるようで、50歳を超えると平均年収が1000万円を超えてきます。

年功序列の気概があるため、一気に年収があがることはありませんが、定年まで安定して稼ぎたい人にとってはよい給与額だと言えるでしょう。

また、30歳以上の社員はほぼ裁量労働制のため、働いても働かなくても月35時間分支給されるようです。

職種別の平均年収

2021年8月時点でのオープンワークの口コミを参考に職種別の平均年収を算出すると、以下の通りです。

※口コミから算出した金額となり、実際とは異なることもありますのであくまでも参考程度にご覧ください。また、口コミに掲載されている職種のみこちらには掲載していますので、全ての職種を網羅しているわけではありません。

職種平均年収想定年収範囲
エンジニア・SE705万円360万円~1600万円
営業673万円300万円~1300万円
企画821万円500万円~1200万円
研究開発747万円800万円~2300万円
設計開発704万円350万円~1250万円
技術659万円400万円~1300万円
人事718万円500万円~1000万円
生産管理650万円400万円~950万円

日立製作所は、職種による差はあまり大きくなく、多くの職種が700万円前後となっています。

競合との平均年収比較

日立製作所の競合である、キーエンス・東芝・富士通・NEC・三菱電機・パナソニック・シャープと2020年度の有価証券報告書を参考に年収を比較してみました。

企業名平均年収
キーエンス1751万円
日立製作所890万円
東芝867万円
富士通865万円
NEC829万円
三菱電機796万円
パナソニック744万円
シャープ743万円

日立製作所の年収は、今回比較した7つの企業の中では2番目に高い平均年収であることが分かりました。

キーエンスを除いたほかの企業とは、平均年収に約20万円~約150万円ほど差があることが分かります。

ただ、各会社毎に事業規模や収益性、給与制度などが異なるため、あくまでも参考程度にご覧ください。

ボーナス・評価制度

日立製作所は、年に2回ボーナスが支給されます。ボーナスの額は社員によって変化しますが、約3ヶ月分~約6ヶ月分支給されるため、ボーナスの金額は高水準と言えます。

福利厚生面も充実しており、若手であれば月数万円で独身寮に住むことができ、家賃手当は30歳までは最大5万円、40歳までは最大7万円支給されるようです。

日立製作所の評価制度は、2014年より成果型に移行していると言われていますが、実態は年功序列的な雰囲気が強いです。それに加えて、上司の影響が非常に大きいため上司との関係性が大事になってきます。また、どの部署に配属されるかによっても昇進昇格のしやすさが異なるため、配属に際しての運要素は否めません。

日立製作所社員による年収・給与制度への口コミ

日立製作所の現社員・元社員から寄せられた年収に対する口コミをオープンワークを参考にご紹介します。

ポジティブな口コミ

福利厚生を含めて処遇はかなり良い部類。日系ITベンダー(他メーカー、他SIer)の中では一部のコンサルティング等を除いて、完全にトップクラスだと思います。
部長クラスまで昇進すれば申し分ない給与を頂けると思うが、それまでの給与カーブは比較的緩やかだと思います。ただし、海外駐在のチャンスをつかむことができれば給与水準も上がるため、その点は魅力的かと思います。
若いうちはそれほど高くないと思います。ですが、順調に進んでいけば30代くらいから一気に給料が上がるようです。また、福利厚生は充実しているのではないかと思います。住宅手当がある程度出るのも魅力ではないかと思います。

ネガティブな口コミ

評価制度は自己評価と上長の評価で決まるが、結局のところ上長の裁量によるところが大きいです。また、人によっても基準が変わってくるため、人並みの仕事をしていたのに期待を下回ると評価される人がいたり、簡単な仕事ばかりだったのに期待を上回ると評価された人がいるなど、適性に評価されているとは思えない部分もあります。
評価は年功序列。対外的には廃止したと言っているが、自分の部署を見ていると年齢が来たからそろそろ上に上げてやろうという動きが強い。
課長クラスには運がいいとなれるが、仕事と給与が割に合わない感じがする。

日立製作所の年収や給与制度に関する口コミは賛否両論がありました。ネガティブな意見としては、年功序列で頑張っても頑張らなくても同年代とあまり差がないため頑張らない人が多いという意見や、評価制度は存在するものの機能していないといった意見も見られました。

一方で、ポジティブな意見も多く、福利厚生が充実していることや給与水準が比較的高いことで給料に満足しているなどの意見が散見されました。

また、30歳以降給与の上り幅が増加し、40代以降で昇進することの多い課長クラスに昇進すると大きく年収アップが見込めるようです。

日立製作所で働くメリットとは?

日立製作所で働く3つのメリットについてご紹介します。

社会貢献性の高さ

日立製作所は、日本を代表する電機メーカーということもあり、社会インフラを支える仕事ができることにやりがいを感じる社員が非常に多いです。

また、プロジェクトの規模も大きいものが多く、仕事量は多いですがその分プロジェクトが終わると大きな達成感を感じられます。

社会への影響力が大きい仕事をしたい方にとってはやりがいを感じられる仕事ではないでしょうか。

給与の安定性

日立製作所は、良くも悪くも年功序列の側面があるため、長年勤めていれば給与は上がっていきます。そのため、頑張っても頑張らなくても同年代での給与に大きな差がないのも事実です。ただ、安定して稼ぎたい人にとっては、勤め続ければ年収を上げることができるので、給与面で不満を持つ社員は少ないようです。

また、課長クラスになると1000万円を超えるという口コミも散見されました。

ホワイトな職場環境

日立製作所は、コンプライアンスには厳しく、残業代は働いた分だけ支払われます。そのため、サービス残業はありません。また、福利厚生が充実していて、家賃補助や独身寮完備など、若手中堅問わずありがたい制度がいくつか存在します。

 

日立製作所で働く前に知っておくとよいこととは?

日立製作所で働く前に知っておくとよい2つのネガティブな事項についてご紹介します。

日本の伝統的な大企業気質がある

日立製作所は、歴史の長い日系企業であるため、伝統的な日系企業の特徴を保有しています。社外の人からは、Lumadaを活用した社会イノベーション事業など先進的な事業を行っているように感じられますが、社内には保守的な文化が存在しており、社内の意思決定速度が遅いです。

また、電機メーカー業界では初めて年功序列型から成果型に移行したことで有名ですが、社内の実態としては、縦割り意識が強く年功序列やトップダウンの風習が残っているようです。そのため、社内調整や根回しに苦労することもあります。

日立製作所は大企業ということもあり、部署によって働きやすさが異なるため、働きやすい職場であるかは運要素が強いことにも留意が必要です。

成長曲線は緩やか

日立製作所は、年功序列であるため頑張っても頑張らなくても年齢によって昇進昇格が行われます。そのため、頑張らなくても給与がもらえる環境になっており、成長したい人にとっては、ゆったりとした雰囲気に居心地の悪さを感じてしまうかもしれません。

日立製作所は、グローバル企業として世界でも先進的な技術を持っていますが、やはり日本の大企業ということもあり、伝統的な日系企業の文化が企業内には流れています。

安定したい人にとっては居心地が良いですが、成長したい人にとっては少し物足りなさを感じるかもしれません。

日立製作所に向いている人は?

日立製作所に向いている人は以下の特徴がある人です。あくまでも考察ですので、転職の参考程度にしてください。

  1. 安定して稼ぎたい人
  2. ワークライフバランスを大切にしたい人
  3. 福利厚生の充実さを重視する人
  4. 日本の大企業文化が嫌いじゃない人
  5. 日立創業の精神(和・誠・開拓者精神)に共感できる人
  6. 個人で成果を残すよりもチームで成果を残したい人
  7. 大きなプロジェクトに関わりたい人
  8. 社会貢献したい人

日立製作所に転職するには?

日立製作所への転職は簡単ではありません。その理由は、日立製作所が日本でも有数のグローバル総合電機メーカーであること、安定して良い給与を獲得できる企業であること、以上により転職者からの人気が高いためです。

日立製作所への転職を成功させたいのであれば、転職エージェントの利用をおすすめします。

転職エージェントでは、実績の豊富なキャリアアドバイザーが内定まで手厚くサポートしてくれます。面接対策などの選考対策も行ってくれます。

また、転職エージェントだけの非公開求人をご紹介することも可能です。あなたの希望に合った求人が低倍率で見つかることもあります。

転職エージェントは求人の数や対策の手厚さなどの質が異なるため、複数の転職エージェントを活用しながら転職活動を行うことをおすすめします。

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