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平均年収は948万円!三大キャリアの一角KDDIの年収や評判について徹底解説!
企業研究
本記事では、日本の通信インフラを支えるKDDIの平均年収やKDDIの評判などについて解説していきます。
KDDIってどんな会社?
KDDIは連結売上収益約4兆円、連結従業員数約11000人を誇り、日本のモバイル三大キャリアの一角を担う日系企業です。
KDDIでは、KDDIフィロソフィーという考え方が浸透しています。
KDDIフィロソフィーについての一部抜粋は以下の通りです。
第1章 目指す姿 | つなぐのは思い、つなぐのは笑顔 365日、守るのが使命 驚きを超え、感動をお客さまに届ける など |
第2章 経営の原則 | 社会への責任を果たす 公明正大に利益を追求する 売上を最大に、経費を最小に など |
第3章 仕事の流儀 | 高い志を抱き、具体的な目標を立てる。絶対に達成するという強烈な願望を持ち、成功するまであきらめずにやり抜く。そして、達成した喜びを分かち合う |
第4章 行動の原則 | 自ら燃える ジブンゴト化する スピード感をもって決断し行動する など |
第5章 人生の方程式 | 人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力 利他の心で考える 常に謙虚に素直な心で |
KDDIの事業内容
KDDIの2020年度有価証券報告書によると、KDDIの事業は「パーソナル事業」「ビジネス事業」「その他」のセグメントに大別されるようです。
各事業については以下の通りです。
事業セグメント | 内容 |
---|---|
パーソナル事業 | 日本国内及び海外における、個人のお客さま向け通信サービス(モバイル、固定通信等)及びライフデザインサービス(コマース・金融・エネルギー・エンターテインメント・教育等)の提供を行う事業。 |
ビジネス事業 | 日本国内及び海外における、法人のお客さま向け通信サービス(モバイル、固定通信等)及びICTソリューション・データセンターサービス等の提供を行う事業。 |
その他 | 通信設備建設及び保守、情報通信技術の研究及び開発等を行う。 |
また、採用ホームページによると、KDDIの事業はグローバルで世界60都市100拠点以上におよぶ海外拠点を展開しており、多様でセキュアなクラウド基盤、高性能・高付加価値データセンター「TELEHOUSE」、世界190カ国以上をシームレスにつなぐネットワーク、最新IoT技術などを活用した最適なソリューションの提供によってお客さまに貢献しているようです。
KDDIの労働環境
KDDIの労働環境について、社風と働きがいの観点から解説していきます。
KDDIの社風
オープンワークの口コミによると、
などの意見が寄せられていました。
KDDIの社風としてまず取り上げるべきは、トップダウン体質であるということです。基本的に上を見て仕事をすることが多く、ボトムアップで物事を進めるのは骨が折れるかもしれません。
上司の業務命令や上からの指示が最優先事項となるためやりたい業務があってもなかなか手を付けられない可能性があります。
また、社内の承認プロセスが長く煩雑であるため、意思決定には時間を要するようです。
組織体系として特徴的なのは正社員の割合が少ないことです。KDDIの正社員は約3割から4割程度だと言われており、正社員の中でも数割はベンダーからの出向者になります。
正社員の業務は業務委託の方の管理となるため、KDDIを支えているのは業務委託の方ともいえるかもしれません。
そのほか、KDDIのフィロソフィーを社内に浸透させるための勉強会やディスカッションがしばしば行われているようです。
KDDIの働きがい
オープンワークの口コミによると
などの意見が寄せられていました。
KDDIの事業特性上、業務内容としても社会インフラを支える仕事になります。そのため、自身の仕事が多くの生活者に影響を与えていると感じたり、日常生活でも多くの人が自社製品を利用しているのを目の当たりにしたりすることも少なくないです。
また、KDDIではチャレンジ精神のある人にはチャンスを与えてくれる文化があるため、やる気のある社員は若くして責任ある仕事を任せてもらえることがあります。
ただ、やる気のある社員に仕事が集中してしまいそれがモチベーション低下につながることも否めません。
そのほか、開発は現在内製化しつつあるため開発系の職種の方でも幅広いレイヤーの業務に携われるようになりそうです。
KDDIの平均年収はどのくらい?
KDDIの2020年度有価証券報告書によるとKDDIの平均年収は約948万円であることが分かりました。
dodaによるとIT・通信業界の平均年収が約444万円であるため、KDDIはIT・通信業界の平均値と比較して約2倍強と非常に高い給与水準であると言えます。
また、KDDIの平均年齢は42.8歳で平均勤続年数は17.6年です。ちなみに、労働政策研究・研修機構によると、日本の平均勤続年数は12.4年であるためKDDIは勤続年数が長い企業であることがうかがえます。
これは、KDDIに長年勤めることで安定して高水準の給与をもらえることが理由だと考えられます。
年齢別の平均年収
2021年9月時点でのオープンワークによると、年齢別の年収は以下の通りです。
※口コミから算出した金額となり、実際とは異なることもありますのであくまでも参考程度にご覧ください。また、口コミに掲載されている年齢のみこちらには掲載していますので、全ての年齢を網羅しているわけではありません。
年齢 | 平均年収 | 想定年収範囲 |
---|---|---|
25歳 | 451万円 | 347万円~586万円 |
30歳 | 612万円 | 471万円~795万円 |
35歳 | 752万円 | 579万円~979万円 |
40歳 | 890万円 | 685万円~1157万円 |
45歳 | 1014万円 | 780万円~1318万円 |
50歳 | 1055万円 | 812万円~1372万円 |
KDDIでは5年で100万円~150万円の昇給が見込めるようです。これは昇格すると一気に年収が上がるためだと考えられます。年齢や勤続年数が増えると共に年収が徐々に上がっていくようです。
35歳では年収1000万円近くを稼ぐ人が出始め、40歳手前になると年収1000万円を超える社員が増えてきます。45歳になると平均年収が1000万円を超えてくるため、KDDIでは、中堅からベテラン層にかけて年収1000万円を目指せる環境だと言えるでしょう、
職種別の平均年収
2021年9月時点でのオープンワークの口コミを参考に職種別の平均年収を算出すると、以下の通りです。
※口コミから算出した金額となり、実際とは異なることもありますのであくまでも参考程度にご覧ください。また、口コミに掲載されている職種のみこちらには掲載していますので、全ての職種を網羅しているわけではありません。
職種 | 平均年収 | 想定年収範囲 |
---|---|---|
営業 | 558万円 | 350万円~950万円 |
エンジニア・SE | 690万円 | 320万円~1000万円 |
企画 | 859万円 | 400万円~1500万円 |
技術 | 686万円 | 300万円~1300万円 |
開発 | 731万円 | 390万円~950万円 |
事務 | 590万円 | 500万円~800万円 |
管理 | 836万円 | 580万円~1000万円 |
KDDIの職種別年収では、企画職、管理職職の順に平均年収が高いことが分かりました。一方で、事務職、営業職は今回比較した職種の中では最も低い平均年収でした。
ただ、KDDIでは平均年収が1000万円近いこともあり、比較的どの職種においても年収1000万円を目指すことができるようです。
競合との平均年収比較
KDDIと同じIT・通信業界の競合である野村総合研究所、アマゾンジャパン、日立製作所、NTTdocomo、富士通、大塚商会、NTTデータ、NEC、ソフトバンク、SCSK、楽天、IIJ、TISと平均年収を比較してみました。
NTTdocomoは2019年度の有価証券報告書を参考に、アマゾンジャパンはオープンワークの口コミを参考に、その他の企業は2020年度の有価証券報告書を参考に年収を比較してみました。
企業名 | 平均年収 |
---|---|
野村総合研究所 | 1225万円 |
アマゾンジャパン | 1022万円 ※268名の口コミ回答者の平均値 |
KDDI | 948万円 |
日立製作所 | 890万円 |
NTTdocomo | 870万円 |
富士通 | 865万円 |
大塚商会 | 843万円 |
NTTデータ | 841万円 |
NEC | 829万円 |
ソフトバンク | 820万円 |
SCSK | 752万円 |
楽天 | 745万円 |
IIJ | 718万円 |
TIS | 717万円 |
KDDIは今回比較した14の企業の中では3番目に高い平均年収であることが分かりました。
dodaの調査によると日本の平均年収は約409万円であるため、日本の平均年収と比較するとKDDIを始め、今回比較した企業の平均年収は高水準です。
ただ、各会社毎に事業規模や収益性、給与制度などが異なるため、あくまでも参考程度にご覧ください。
ボーナス・評価制度
KDDIでは、6月と12月の年に2回ボーナスが支給されるようです。年間のボーナス合計額は基本給の3ヶ月~7カ月程度のようです。
ただ、主任まではどんなに成果を出してもボーナスの金額で同期と数万円程度の差しか生まれないようです。
また、昇給については年に1回給与改定が行われます。基本的には年功序列で給与が決定されるようです。
評価制度の仕組みとしては、期初に立てた目標に対する達成度を相対評価で決定するというものですが、昇格が近い社員を高く評価するなど恣意的な部分があることは否めません。
2022年度からは新人事制度を導入し、年功序列型からジョブ型に制度を移行するようです。
KDDI社員による年収・給与制度への口コミ
KDDIの現社員・元社員から寄せられた年収に対する口コミをオープンワークを参考にご紹介します。
ポジティブな口コミ
ネガティブな口コミ
KDDIの給与制度で特質すべきは、2022年度より施行される新人事制度です。
新人事制度については賛否両論両方あるようで、賛成派は若手社員がメインで、「正当に実力を評価されることに期待する」という意見や「仕事をしない名ばかりの管理職が減る」といった意見も見受けられます。
一方で、反対派はベテラン層がメインで、「管理職の地位が危うい」「成果を出さないと給与が安定しない」などの意見があるようです。
そのほか新人事制度に移行しても年功序列型から完全に移行するには時間がかかるのではないかという意見もありました。
KDDIで働くメリットとは?
KDDIで働く2つのメリットについてご紹介します。
社会インフラを支える仕事
KDDIは通信・IT業界に所属する企業ということもあり、社会インフラを支える仕事に携わることができます。モバイル領域については寡占状態にあるため、KDDIと他数社でしか業務として携わることができません。
また、モバイル領域については日本国民の多くが利用していることもあり、自社製品が使われている姿を目の当たりにすることも少なくないでしょう。
そのほか、営業担当やエンジニア系の方であれば、受注するプロジェクトの案件が大きいため、社会インフラを支えるシステム開発に直接携わることができるかもしれません。
実力主義の評価制度
KDDIは、2022年度より人事制度を変更しジョブ型の人事制度へと移行するようです。そのため、実力のある若手社員であれば早くから昇進昇格が可能となります。
多くの若手社員はこの人事制度に期待のまなざしを向けているようですが、年齢層の高い社員からは物議を醸しているようです。
とはいえ、この人事制度によって管理職比率が全体の25%に固定されるようなので、実力のない管理職は淘汰されると考えられます。従って昇進昇格の順番待ちをすることも減るのではないでしょうか。
KDDIで働く前に知っておくとよいこととは?
KDDIで働く前に知っておくとよい2つのネガティブな事項についてご紹介します。
縦割りのトップダウン気質がある
KDDIは、縦割りの組織体系でトップダウンによる業務推進がなされます。縦割りのため事業部をまたぐ横連携には社内調整だけでも時間がかかり、意思決定の速度が非常に遅いようです。
また、トップダウンの企業体質が強く部長未満の権限が低いため、部長に決裁確認をする必要があるようですが、部長の時間が取れずに決裁に時間がかかることもしばしばあります。
そのほか、若手社員が意見を言ってもあまり耳を傾けてくれないようです。
若手のうちからスピード感を持って自由に仕事をしたい人にとっては居心地の良い環境とはいえないかもしれません。
組織によって文化が大きく異なる
KDDIは良くも悪くも複数の企業が合併して構成された企業であるので、部署によって文化が大きく異なることがあります。
特に50代以上の社員は出身母体となる企業の文化に染まっているケースが多く、出身母体のやり方に固執してしまう人も少なくありません。
若手社員や部下にとってみると部署や事業部によってやり方が異なるため異動した際に働きにくさを感じてしまうことがあるかもしれません。
大企業である以上仕方のないことではありますが、特にKDDIでは部署による文化の違いが明確にある点には留意が必要です。
KDDIに向いている人は?
KDDIに向いている人は以下の特徴がある人です。あくまでも考察ですので、転職の参考程度にしてください。
- 目の前の業務を淡々とこなすのが得意な人
- 自分から意見を発信するよりも指示される方が働きやすい人
- 変化に柔軟に対応できる人
- 上司の指示に対して文句を言わずに遂行できる人
- 社会インフラを支える仕事をしたい人
KDDIに転職するには?
KDDIへの転職は簡単ではありません。KDDIへの転職を成功させたいのであれば、転職エージェントの利用をおすすめします。
転職エージェントでは、実績の豊富なキャリアアドバイザーが内定まで手厚くサポートしてくれます。面接対策などの選考対策も行ってくれます。
また、転職エージェントだけの非公開求人をご紹介することも可能です。あなたの希望に合った求人が低倍率で見つかることもあります。
転職エージェントは求人の数や対策の手厚さなどの質が異なるため、複数の転職エージェントを活用しながら転職活動を行うことをおすすめします。