平均年収は676万円!CMで有名な小林製薬の平均年収や評判について解説!
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平均年収は676万円!CMで有名な小林製薬の平均年収や評判について解説!

企業研究

2022.01.17

本記事では、あったらいいなを世界に広める小林製薬の平均年収や小林製薬の評判などについて解説していきます。

小林製薬ってどんな会社?

小林製薬は連結売上高約1500億円、連結従業員数約3400人を誇る、日本で著名な医薬品メーカーです。

小林製薬は、CMでよく見かける医薬品メーカーで、「あったらいいなをカタチにする」というブランドスローガンが有名です。

そんなブランドスローガンのもと、小林製薬では現在15カ国に進出しています。このことからお分かりいただける通り、海外進出やM&Aを積極的に行っているようで、小林製薬の海外の売上高は約214億円で、海外売上高比率は15%弱です。

年々増加傾向にあるため、今後も海外の売上高は増加することが見込まれます。そのため、小林製薬に勤めると海外で働く機会も増えるかもしれません。

小林製薬の事業内容

小林製薬の2020年度統合報告書によると、小林製薬は「国内事業」「国際事業」「通販事業」の3つの事業を行っているようです。各事業については以下の通りです。

事業セグメント内容
国内事業ヘルスケア、日用品、スキンケア、カイロの4分野で158ブランドを保有。小林製薬の売上の約8割、利益の大部分を占める基幹事業。
国際事業主要拠点の米国、中国、東南アジアでカイロや額用冷却シート、外用消炎鎮痛剤などを販売。日本で訪日外国人に人気の製品を主に中国において積極的に展開。
通販事業スキンケア製品や栄養補助食品などを、自社のWebサイトや電話注文を通じて販売。店頭では取り扱っていない、通販独自の高単価な製品を販売。
その他資産管理、運送業、合成樹脂容器の製造販売、不動産管理業、広告企画制作、販促用品制作などを行う。

また、各事業で取り扱っている製品ブランドの一部を以下にご紹介します。

事業セグメント分野取扱製品
国内事業、国際事業ヘルスケア(医薬品)アンメルツ、アイボン、のどぬ〜る、命の母、ナイシトールなど
ヘルスケア(口腔衛生品)タフデント、パーシャルデント、タフグリップ、糸ようじ、ブレスケアなど
日用品(芳香・消臭剤)サワデー、無香空間、ブルーレット、消臭元、キムコ、トイレその後になど
日用品(雑貨品及び食品)、カイロ、スキンケア熱さまシート、サラサーティ、ポット洗浄中、あせワキパット、ケシミンなど
通販事業食品及びスキンケアグルコサミン&コラーゲンセット、ヒフミドシリーズ、アロエ育毛液など

小林製薬は、子会社及び関係会社合計40社程で上記の事業を展開しています。

小林製薬の労働環境

小林製薬の労働環境について、社風と働きがいの観点から解説していきます。

小林製薬の社風

オープンワークの口コミによると、

良くも悪くも古い体質。面倒見がいい社風です。無理をどれだけ聞いてもらえるかが良い営業という考えが強い。社内での調整も多いため、無能で偉そうな人に対して、社内接待や気を使って接することは必須。
同族経営かつ経営判断を行う役員の流動が低いので良くも悪くもトップダウンで全てが決まる会社。イノベーションを起こしたり、新しいチャレンジをしたい人にはフラストレーションが溜まるので不向きだが、安定志向で着実に上司の指示をこなせる人には非常に向いている。
社員同士は仲の良い会社だと思うが、一部なれ合いみたいなところもあるのは否定できない。チャレンジして失敗しても寛容な社風はあるので、積極的にいろんなことにチャレンジできる環境ではある。とはいえ、泥臭いチャレンジは好まれるが先進的なチャレンジは好まれない。
社長の権限が大きく、全てが社長の決済で決まる。社長の決済さえ通れば物事が迅速に進む反面、金額の小さい案件でも社長の目を通す必要がある。社長に近い本社系の部署は直接社長に決済を取れるので仕事を進めやすいが、本社から遠い部署は意見が通らないので仕事は進めづらい。
良くも悪くも声の大きい人は昇進する印象がある。真面目にコツコツ縁の下の力持ちというタイプの人には正当な評価を受けることが難しいかもしれない。また、社長と距離が近いので、仕事が社長の一言でひっくり返ることなどもザラなため、うまく立ち回れるかがカギ。

などの意見が寄せられていました。

小林製薬は一族経営のため、一族の意志が経営に反映されます。基本的に何かを決定する際には社長の目を通す必要があるため、意思決定には非常に時間がかかります。また、意思決定の際には社内の調整や会議が多く発生するためコミュニケーションコストは高いです。スピード感を持って働きたい人は小林製薬にはあまり向いていないかもしれません。

社長に決裁権があることに関連して、トップダウンでの案件については最優先で進める必要があります。上司からの指示が優先なので自分の業務を脇において別の業務に取り掛からざるを得ない状況も時にはあるでしょう。

そのほか、個人としてのチャレンジには前向きな文化がありますが、会社全体としては保守的でトレンドに合わせた商品を開発できないなどの弊害もあるようです。

小林製薬の働きがい

オープンワークの口コミによると

若くても優秀であれば、重要な企業を任されるのでやりがいは持てる。ただし、ルーティンワークなので数年で飽きる。
仕事のできる人にどんどん仕事を振る社風のため、若いうちから成長できる可能性はあります。ただし、評価制度はまだまだ年功序列の風潮が強く、頑張らなくても高い給料をもらっている社員が一定数います。真面目な社員ほど損をし、働きがいがあると思っている社員は自分の周りには少ないです。
1人当たりの業務量は非常に多いが、どんなタイプであっても受け入れられる風土があるので人間関係を重視するのなら働きがいはあると思われる。
自分が手を上げればチャンスを与えてくれるので、やりがいはある。報酬もメーカとしては標準以上であり、成果を上げれば報酬がついてくる。
多くの取引先と協力してアイデアを形にしている過程で多くの課題に直面しそれを乗り越えていくことにやりがいを感じる。生みの苦しみがあるので、商品を世に出した際には大きな喜びを感じられる。
主体性を重視してくれるし、社長に直接プレゼンして決裁が取れる点はやりがいにつながっている。ただ、会議の数が多く、社内の承認を得るためのプレゼン資料を作成するのに時間がかかるのは働きがいが削られる。

などの意見が寄せられていました。

小林製薬では、手を挙げた人には多くのチャンスが与えられるので、若手の成長機会としては非常に良い環境だと考えられます。

とはいえ、挑戦して成果を残しても評価に大きな差がないためモチベーションを保つのが難しいようです、

また、1人当たりの業務量は多いため、業務をこなすことで手いっぱいで働きがいを感じることがない人も一定数いるようです。

小林製薬の平均年収はどのくらい?

小林製薬の2020年度有価証券報告書によると小林製薬の平均年収は約676万円であることが分かりました。

dodaによるとメディカル業界の平均年収が約426万円であるため、小林製薬は業界平均と比較して約1.5倍と非常に高い給与水準であると言えます。

ちなみに、メディカル業界の中でも医薬品メーカーだけの平均年収は約629万円で、医薬品メーカー単体の平均年収と比較すると小林製薬は業界平均並みの平均年収だといえます。

また、小林製薬の平均年齢は40.4歳で平均勤続年数は12.6年です。ちなみに、労働政策研究・研修機構によると、日本の平均勤続年数は12.4年であるため小林製薬は勤続年数が日本の平均企業並みであることが分かります。

年齢別の平均年収

2021年9月時点でのオープンワークによると、年齢別の年収は以下の通りです。

※口コミから算出した金額となり、実際とは異なることもありますのであくまでも参考程度にご覧ください。また、口コミに掲載されている年齢のみこちらには掲載していますので、全ての年齢を網羅しているわけではありません。

年齢平均年収想定年収範囲
30歳557万円437万円~708万円
35歳748万円588万円~953万円

小林製薬は大きな年収アップは見込めませんが、年齢や勤続年数と共に少しずつ年収が上がるようです。35歳になると係長になり、年収750万円~900万円程を稼ぐようになります。40歳を超えると課長になり、平均年収が1000万円を超えてくるようです。

若手のうちは高い給与はもらえませんが、若い社員は残業代をもらうことで年収を高めているようです。また、近年は業績が好調ということもあり、高い給与水準で推移しています。

職種別の平均年収

2021年9月時点でのオープンワークの口コミを参考に職種別の平均年収を算出すると、以下の通りです。

※口コミから算出した金額となり、実際とは異なることもありますのであくまでも参考程度にご覧ください。また、口コミに掲載されている職種のみこちらには掲載していますので、全ての職種を網羅しているわけではありません。

職種平均年収想定年収範囲
営業548万円400万円~1050万円
開発606万円460万円~780万円
研究開発562万円430万円~650万円

小林製薬の職種別年収では、職種による平均年収の差はあまり大きくなく、今回比較した職種は500万円台~600万円台となっています。

競合との平均年収比

小林製薬と同じ医薬品メーカーである、第一三共、中外製薬、武田薬品工業、アステラス製薬、エーザイ、ファイザー、大塚ホールディングス、大日本住友製薬、協和キリン、大正製薬、田辺三菱製薬、ジョンソン・エンド・ジョンソン、参天製薬、アストラゼネカと平均年収を比較してみました。

第一三共、中外製薬、武田薬品工業、アステラス製薬、エーザイ、大塚ホールディングス、大日本住友製薬、協和キリン、大正製薬、参天製薬は2020年度の有価証券報告書を参考に、田辺三菱製薬は2019年度の有価証券報告書を参考に、ファイザー、ジョンソン・エンド・ジョンソン、アストラゼネカはオープンワークの口コミを参考に年収を比較してみました。

企業名平均年収
第一三共1116万円
中外製薬1100万円
武田薬品工業1076万円
アステラス製薬1051万円
エーザイ1042万円
ファイザー1026万円 ※69名の口コミ回答者の平均値
大塚ホールディングス991万円
大日本住友製薬896万円
協和キリン877万円
大正製薬ホールディングス866万円
田辺三菱製薬846万円
ジョンソン・エンド・ジョンソン839万円 ※151名の口コミ回答者の平均値
参天製薬826万円
アストラゼネカ793万円 ※130名の口コミ回答者の平均値
小林製薬676万円

小林製薬は今回比較した15の企業の中では15番目と平均年収は比較した企業の中では最も低いことが分かりました。

dodaの調査によると日本の平均年収は約409万円であるため、日本の平均年収と比較すると小林製薬の平均年収は高水準です。その他比較した企業は日本の平均年収よりもかなり高い水準を誇っています。

ただ、各会社毎に事業規模や収益性、給与制度などが異なるため、あくまでも参考程度にご覧ください。

ボーナス・評価制度

小林製薬の公式採用ページによると、小林製薬では4月と9月の年に2回ボーナスが支給されるようです。ボーナスの標準支給額は基本給の6ヶ月分と記載されていました。

小林製薬では、年功序列の気風があるため、基本的には横並びでの昇進昇格のようです。しかし、近年では6段階の評価体系を設けることで実力に合わせて公平に評価しようとすると取り組みがなされているようです。この評価が高いとボーナス額も上がり、給与も高まるとのことでした。

とはいえ、年功序列の雰囲気はまだ残っているため、評価に大きな差が出ることはあまりないようです。

小林製薬社員による年収・給与制度への口コミ

小林製薬の現社員・元社員から寄せられた年収に対する口コミをオープンワークを参考にご紹介します。

ポジティブな口コミ

近年はインバウンドの影響で業績はよく、ボーナスは高い。残業代は基本的にすべて出る。福利厚生は充実しており、住宅手当は賃貸の場合は4割補助が出て、持ち家でも毎月3万円補助が出るのは、対企業と比較しても非常に良い。
給与はしっかりもらえていると思います。同世代よりも少し高い印象です。入社して半年後からボーナスももらえ、年間で7カ月分以上はもらっています。
基本的には数字の目標よりもプロセス評価に重きを置いているので、やることさえやっていれば悪い評価を付けられることはない。賞与に関してもそこまで悪い評価の人はいないので安定していると思う。

ネガティブな口コミ

給与は多くは望めない。30歳で基本給が30万に届かないのが普通。かなり利益が出ているが、社員にはほとんど還元されず、広告費に消えている。給与改定が昨年あったが、大幅な改善は見られなかった。
小林製薬の評価制度の特徴でよく言われているのは「好き嫌い」が大きいというところです。数値評価が悪くても、上司へのアピールができていれば評価は覆ります。
ボーナスはそこそこもらえる印象だが、基本給がなかなか上がらず、若手の満足度は正直低い。年次を重ねても昇給額は少なく、不満感がある。

小林製薬の年収や給与制度に関する口コミは賛否両論がありました。ネガティブな意見としては、「年功序列で頑張っても頑張らなくても給与に差が出ない」「若手は給与が低く昇格も年数が経たないと期待できないためモチベーションを保つのが難しい」といった意見が見られました。また、基本給が低くボーナスにより年収が高まっていることから業績が下落した際にボーナスカットされるのではないかという不安を抱く社員も少なくありません。

一方で、ポジティブな意見も一定数散見されました。「ボーナスの額が高く、年収が大きく膨れ上がる」「福利厚生が充実しているので、実質年収が増えている」などの意見が散見されました。

小林製薬の福利厚生は家賃補助や各種手当がしっかり出ることからも非常に手厚いことが分かります。

また、小林製薬の年収の推移としては30歳主任で約600万円、30代後半の係長で800万円前後、40代の課長で1000万円程度のようです。

小林製薬で働くメリットとは?

小林製薬で働く2つのメリットについてご紹介します。

ボーナスの額が安定してる

小林製薬のボーナスは平均で6~7カ月分と非常に安定しています。また、近年では評価体系が変更されたことでボーナス額も変動するようになり、8カ月分~5カ月分とボーナスの幅が増えました。

とはいえ、普通に仕事をしていれば6ヶ月分のボーナスは支給されるようです。

基本給の昇給は微増ですが、ボーナスの支給額が大きいため年間で10万円程度昇給していくようです。

福利厚生が手厚い

小林製薬の福利厚生は業界内でもかなり手厚いことで有名です。持ち家を持っている人でも住宅補助がでるものや、家族手当、各種財形貯蓄などの福利厚生の充実さは折り紙つきです。

実際に、多くの社員が福利厚生に助けられているといった口コミを残していました。

また、家族がいる社員といない社員では年間で100万円程度給与が異なるという口コミも投稿されており、家族持ちの社員に対する福利厚生は手厚いようです。

休暇も多く、有給休暇の消化もしやすいです。

小林製薬で働く前に知っておくとよいこととは?

小林製薬で働く前に知っておくとよい2つのネガティブな事項についてご紹介します。

ベースアップは期待できない

小林製薬の基本給は年間で3%程度の昇給となるため、ほとんど基本給に変化はありません。また、年功序列で給与が上がるほか、役職者となるのも勤続年数や上司の好き嫌いがものを言います。そのため、仕事のできる若手社員や熱心に仕事をしている社員とそこそこで仕事を終わらせる社員の間に給与格差はなく、この点に一定の不満を抱く若手社員も少なくありません。

意思決定に時間がかかる

小林製薬は一族経営をしていることから、決裁権が社長にあります。そのため、小さな案件であっても社長の目を通す必要があるので、意思決定に時間がかかることが多いです。

また、社長のすぐそばで働く部署であれば直接社長に相談ができますが、社長と日常的に関わりのない部署では、社内調整をする必要があるため、なかなか意見が通りにくいようです。

スピード感を持って仕事をしたい人にとっては、働きづらい環境かもしれません。

そのほか、一族経営のためトップダウンでの意向が最優先事項となります。業務内容が180度変わることもあるので、社長の一言に対して柔軟に対応する必要があることには留意が必要です。

小林製薬に向いている人は?

小林製薬に向いている人は以下の特徴がある人です。あくまでも考察ですので、転職の参考程度にしてください。

  1. 安定して稼ぎたい人
  2. がつがつ働くよりワークライフバランスを重視したい人
  3. 医療の発展に貢献したい人
  4. 福利厚生が充実した企業で働きたい人
  5. 上司の指示を的確にこなせる人

小林製薬に転職するには?

小林製薬への転職は簡単ではありません。その理由は、小林製薬が転職市場で非常に人気が高いからです。

小林製薬への転職を成功させたいのであれば、転職エージェントの利用をおすすめします。

転職エージェントでは、実績の豊富なキャリアアドバイザーが内定まで手厚くサポートしてくれます。面接対策などの選考対策も行ってくれます。

また、転職エージェントだけの非公開求人をご紹介することも可能です。あなたの希望に合った求人が低倍率で見つかることもあります。

転職エージェントは求人の数や対策の手厚さなどの質が異なるため、複数の転職エージェントを活用しながら転職活動を行うことをおすすめします。

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