平均年収は622万円!世界的な化粧品メーカーのロレアルの平均年収について解説!
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平均年収は622万円!世界的な化粧品メーカーのロレアルの平均年収について解説!

企業研究

2022.01.17

本記事では、日本だけでなく世界中の人に利用される化粧品メーカーロレアルの日本法人である日本ロレアルの平均年収や日本ロレアルの評判などについて解説していきます。

日本ロレアルってどんな会社?

日本ロレアルは、ジャン-ポール・アゴン(Jean-Paul Agon)をCEOとするロレアル社の傘下に属し、従業員数2500人を抱える化粧品メーカーです。

ロレアルグループは、全世界150カ国に事業を展開しており、34のブランドを展開しています。

ロレアルグループの売上高は日本円で約3兆円を超える規模の世界的化粧品メーカーです。

日本ロレアルの社長挨拶によると、『日本ロレアルはロレアルグループの中でも戦略的な市場として位置づけられ、日本のみならず、アジア、グローバル市場のためのイノベーション拠点という役割を担い、アジア初のリサーチ&イノベーションセンターや、アジア唯一のラグジュアリブランドを製造する工場を有しています』と記載されていました。

日本ロレアルはロレアルグループの中でも重要な役割を担っているようです。

ロレアルの事業内容

ロレアルの公式ホームページによると、ロレアルグループは「コンシューマー・プロダクツ事業本部」「リュクス事業本部」「アクティブ・コスメティック事業部」「プロフェッショナルプロダクツ事業本部」の4つの事業本部を傘下に置いているようです。各事業部の概要については以下の通りです。

事業部内容ブランド例
コンシューマー・プロダクツ事業本部誰しもが最高の美を手に入れるようにすること、つまり、誰しもが美の継続を可能とすることを使命にする事業本部。スキンケア、メイクアップ、ヘアケア、ヘアカラーにおいて、最も身近で最も質の高い美を、誰もが手に入れることを可能とするブランドを展開。・ビューティブランド「ロレアル パリ」
・メイクアップブランド「メイベリンニューヨーク」
・自然派ブランド「Garnier(※日本未上陸)」
・自然派ブランド「NYX Professional Make Up」
リュクス事業本部ユニークな製品・体験をつくりだすことで、消費者に最高の製品とブランド体験をお届けすることを使命とする事業本部。26のブランドを保有し、そのうち17のブランドは大型グローバルブランドで構成。・ランコム
・イヴ・サンローラン
・ジョルジオ アルマーニ
アクティブ・コスメティック事業部すべての人が健やかで美しい肌を手に入れられるようにサポートすることを使命とする事業部。臨床皮膚医学や美容医学に基づくラインからナチュラルコスメ、お求めやすい価格のものからプレミアムラインまでさまざまなスキンケア製品を提供。
プロフェッショナルプロダクツ事業本部美容師を支援し、事業の継続性と利益を両立させながら美容業界を発展させることを使命とするロレアルグループ最初の事業本部。6つのグローバルブランドと世界各地の3つのローカルブランドを通して、安全で高い技術を誇るサービスを、美容師と共に提供。

日本ロレアルは、ロレアルグループの化粧品の輸入・製造・販売およびマーケティングを行っています。

日本ロレアルの労働環境

日本ロレアルの労働環境について、社風と働きがいの観点から解説していきます。

日本ロレアルの社風

オープンワークの口コミによると、

良くも悪くも決まりに捉われない。年次が低くても大きな仕事を任されたり、様々な職種を経験できる点は比較的良いかと思う。ただし、決まりがない分、ブランドやチームのトップのスタンスによって働き方が大きく変わる点は好ましくない。
日本人事業部長が上司の場合は普通の日系企業と変わりありません。しかし、外国人事業部長が上司になった場合は、判断がころころ変わったり、無理難題を突き付けられたりなど苦労が多いように感じます。
人材の流動性が高く、すぐに人が入れ替わってしまうので仕事はかなり属人的な印象があります。日本の中で継続的に中長期で会社を担う人材を輩出できないことから、各キーとなるポジションは本社からの外国人駐在員で占められている。
マニュアルなどはほとんどないことが多く各ブランドでやり方が異なることも大いにあります。新しく始めることや仕事の分からないところは自ら担当者を探してプロアクティブに聞く姿勢が仕事を進めるうえで欠かせない状況です。

などの意見が寄せられていました。

日本ロレアルは、外資系企業ということもあり、外国人上司が多く日本の文化とは毛色が異なると感じることは多々あります。

フランス本社の意向が強いため、上司によってはコロコロと方向転換したり、組織が改変したりと変化の激しい環境です。そのため、変化に柔軟に対応する力が必要です。

また、自分で考えて行動する主体性のある社員を求めているため、教育をする文化がなく、自分で行動して意見やアドバイスを求める必要があります。

日本ロレアルの働きがい

オープンワークの口コミによると

自分の手掛けた製品が世に出て店に並んでる瞬間を見るととても嬉しいし、知り合いから買ったよと連絡が来たり消費者の生の感想がそのまま聞けるのもBtoCのやりがいだと感じる。

若いうちから大きな担当を任せてくれるので、非常に良い経験となる。自分が失敗しても守ってくれる雰囲気もあるので、どんどんチャレンジをしていける。ただし、後ろ向きな姿勢で取り組むと社内の評価は良くないので、どんどん前向きな姿勢で取り組むべきである。
入社後半年程度で仕事は一通り回せるようになることを期待されており、意識さえ高く保てれば成長スピードは速いと思う。また、年功序列的な考え方もないので、実力次第でポジションと給与が上がっていく点もやりがいに繋がります。
フランスの言いなりなので、正直働きがいは感じられません。意見や提案をしたところで採用されることは極めて少ない。時には人の提案をフランスに持っていかれることもあります。
BtoCビジネスのため、待ちで自社ブランドの店舗・商品・顧客を直接目にする機会が多く、SNSなどでも日々話題になっているのを肌で実感できる。業務においても年次に関係なく大小さまざまなプロジェクトに参加することができ、リーダーとして率いることも多い。

などの意見が寄せられていました。

日本ロレアルでは、育てる文化がない分、自分で考えて行動することが求められます。なので、若手のうちから裁量を持って働けることにやりがいを持つ社員は多いです。

また、1人当たりの業務量が多く、業務プロセスは整理されていないため、常に改善しながら仕事をする必要があります。

そのほか、BtoCメーカーということで消費者や生活者から直接反応が返ってくることや、自分の関わった製品が店頭に並べられている姿を見るとやりがいを感じるようです。

日本ロレアルの平均年収はどのくらい?

日本ロレアルは、有価証券報告書を公表していないのでオープンワークの情報を参考にしたいと思います。

オープンワークによると、日本ロレアルの平均年収は約622万円のようです。

dodaによるとメーカー業界の平均年収が約453万円であるため、日本ロレアルはメーカー業界平均と比較して約1.5倍弱と非常に高い給与水準であると言えます。

ちなみに、メーカー業界の中でも食品・飲料・化粧品メーカーだけの平均年収は約410万円で、食品・飲料・化粧品メーカー単体の平均年収と比較しても日本ロレアルの平均年収は高水準であることが分かります。

年齢別の平均年収

2021年9月時点でのオープンワークによると、年齢別の年収は以下の通りです。

※口コミから算出した金額となり、実際とは異なることもありますのであくまでも参考程度にご覧ください。また、口コミに掲載されている年齢のみこちらには掲載していますので、全ての年齢を網羅しているわけではありません。

年齢平均年収想定年収範囲
25歳438万円296万円~647万円
30歳577万円390万円~852万円
35歳592万円401万円~874万円
40歳617万円417万円~911万円
45歳731万円495万円~1075万円

日本ロレアルは大きな年収アップは見込めませんが、年齢や勤続年数と共に少しずつ年収が上がるようです。40歳になると年収1000万円近くを稼ぐ人もいるようで、45歳を超えると年収1000万円を稼ぐ人が現れます。

とはいえ、日本ロレアルに限らず化粧品業界全体に言えることではありますが、美容部員は高い給与が期待できないです。各年代で大きな差があるのは、美容部員と美容部員ではない営業系の職種では給与水準に大きな差があるからだと考えられます。

職種別の平均年収

2021年9月時点でのオープンワークの口コミを参考に職種別の平均年収を算出すると、以下の通りです。

※口コミから算出した金額となり、実際とは異なることもありますのであくまでも参考程度にご覧ください。また、口コミに掲載されている職種のみこちらには掲載していますので、全ての職種を網羅しているわけではありません。

職種平均年収想定年収範囲
マーケティング666万円400万円~1800万円
営業679万円400万円~1200万円
販売324万円250万円~400万円
美容部員310万円250万円~380万円

日本ロレアルの職種別年収では、営業職、マーケティング職の順に平均年収が高いことが分かりました。一方で、美容部員は今回比較した職種の中では最も低い平均年収でした。

日本ロレアルでは、マーケティング・営業系と販売系では大きく平均年収が異なることが分かりました。

また、研究開発系の職種であればさらに高い年収も見込めるようです。研究開発系の平均年収は1000万円を超えているという声を耳にします。

競合との平均年収比較

日本ロレアルの競合である、P&Gジャパン、花王、コーセー、マンダム、ユニリーバ、ポーラ・オルビスホールディングス、資生堂、ファンケル、ノエビアホールディングス、DHCと平均年収を比較してみました。

花王、コーセー、マンダム、ポーラ・オルビスホールディングス、資生堂、ファンケル、ノエビアホールディングスは2020年度の有価証券報告書を参考に、P&Gジャパン、ユニリーバ、DHCはオープンワークの情報を参考に年収を比較してみました。

企業名平均年収
P&Gジャパン828万円 ※80名の口コミ回答者の平均値
花王823万円
コーセー818万円
マンダム813万円
ユニリーバ416万円 ※15名の口コミ回答者の平均値
ポーラ・オルビスホールディングス774万円
資生堂658万円
日本ロレアル622万円 ※91名の口コミ回答者の平均値
ファンケル572万円
ノエビアホールディングス554万円
DHC416万円 ※91名の口コミ回答者の平均値

日本ロレアルは今回比較した11の企業の中では8番目に高い平均年収であることが分かりました。

dodaの調査によると日本の平均年収は約409万円であるため、日本の平均年収と比較すると日本ロレアルを始め、今回比較した企業の大半の平均年収は高水準です。

ただ、各会社毎に事業規模や収益性、給与制度などが異なるため、あくまでも参考程度にご覧ください。

ボーナス・評価制度

日本ロレアルの採用ページによると、日本ロレアルのボーナスは職種や役職によって異なるようです。美容部員を除く非管理職の社員は年2回の固定賞与と年1回の業績賞与が支給され、管理職は年1回の業績賞与のみ支給されるようです。

また、美容部員は年2回ボーナスが支給されるようですが、その額は評価によって変動するようです。

ただ、賞与の額はあまり大きくありません。固定賞与は合計で3ヶ月程度と言われています。

昇給については全社員共通で年に1回昇給の機会があります。

評価体系については、パフォーマンス評価、コンピテンシー評価、人材マネジメント力(管理職のみ)で評価されるようです。とはいえ、評価の適正度合いは不明瞭で上司によるところが大きいことは否めません。

日本ロレアル社員による年収・給与制度への口コミ

日本ロレアルの現社員・元社員から寄せられた年収に対する口コミをオープンワークを参考にご紹介します。

ポジティブな口コミ

中途採用だったので手当を含めた前の会社の給与が反映された。20代前半だったが同年代の子たちよりも多くもらっていたので不満はなかった。新卒入社の先輩より多くもらっていたのは驚いた。最初の交渉次第で年収が変わると思います。
一番階級の低い管理職入社でしたが、給与ベースは業界の中でも高水準だと思います。また上司によりますが、昇給に関しても大きく上がります。上司によってはどんどん出世していきます。

ネガティブな口コミ

お給料の上がり幅はとても小さいので、「パフォーマンスと見合ってる?」と思う瞬間が来る。お金以外にもやりがいはたくさんあるので、お金だけをモチベーションにするなら向かないと思う。
レイヤーに応じてベースが決まり、年に3回ボーナスがある。固定ボーナスと業績に応じた賞与の2種類がある。業績ボーナスは全体の売り上げ達成がマスト条件なので入る部署によってはそもそも達成が難しいことがある。
1人で生活していくにはかつかつな給与。外資企業なので努力して功績を残したものや目標を達成した人が給与面で報われるようになっているけれど、必ずしも努力したからといって達成できる目標ではないのが印象です。
中途採用の場合は、入社前に給与交渉しなければ、入社後は大幅に上がるという評価制度がないため始めが肝心。一般社員は上司の独断評価によって業績ボーナス、昇給にも大きく影響する。残業を減らそうと働きかけはあるが、実際は自宅に持ち帰って仕事をしている人もいるため満足な給与はもらえていない。

日本ロレアルの年収や給与制度に関する口コミは賛否両論がありましたが、ネガティブな意見が多く見られました。「基本給が低いため手取りが低く生活がかつかつ」「店舗によって目標の達成難易度が異なり、努力しても店舗によっては達成困難なことも多い」「上司によって評価が異なる」などの意見が見られました。

一方ポジティブな意見としては、「業界の中でも高水準の給与」「中途入社だと交渉次第で先輩社員よりも高い給与が望める」などが挙げられます。

日本ロレアルに転職する際には、入社前に給与に関する交渉をしっかりとする必要があります。

日本ロレアルで働くメリットとは?

日本ロレアルで働く2つのメリットについてご紹介します。

若手のうちから裁量が与えられる

日本ロレアルでは、若手のうちから裁量のある仕事が任されます。どんどんチャレンジして失敗しても怒られたり叱られることはないため、気負いせずにチャレンジが可能です。また、サポート体制や教育体制はあまりありませんが自由に仕事ができるのも特徴です。そのため、自ら学ぶ姿勢が働く上では大事になっていきます。

関わった製品の反応を実感できる

日本ロレアルはBtoCメーカーということもあり、消費者や市場の反応を目にする機会が多いです。自分が関わった商品が店頭に並べられているときやSNSで自社ブランドが話題になっているときなど、日本ロレアル製品に触れる機会は多分にあります。

市場からの好反応にやりがいを感じる社員も少なくありません。

日本ロレアルで働く前に知っておくとよいこととは?

日本ロレアルで働く前に知っておくとよい2つのネガティブな事項についてご紹介します。

店舗による不公平さがある

日本ロレアルの美容部員には、店舗の売上に応じたインセンティブが入る仕組みが整えられています。しかし、大型店や都心部の店舗に売上上位を独占されているため、配属店舗次第ではインセンティブがもらえないどころか、売上目標達成すら厳しいことがあります。

日本ロレアル内において美容部員は、数字で評価されることが多いため在籍する店舗によって評価のされやすさが異なります。

そのため、配属店舗による不公平さを感じている美容部員も少なくありません。

給与アップはあまり期待できない

日本ロレアルは、入社後の基本給が大幅に上がることはほとんどありません。そのため、中途採用で入社を考えている方は入社前に給与交渉しなければ、その後大幅に給与を上げることは難しいです。

また、ボーナス額も他の業界と比較してあまり多いとは言えない額です。

そのほか、インセンティブ制度が設けられているようですが、支払額はすずめの涙程度という口コミが投稿されていました。

給与アップをするためには。管理職になることが必要ですが、劇的に年収が上がることはありません。

日本ロレアルに向いている人は?

日本ロレアルに向いている人は以下の特徴がある人です。あくまでも考察ですので、転職の参考程度にしてください。

  1. 美容が好きな人
  2. 金銭面以外にやりがいを感じられる人
  3. お客様に感謝されたい人
  4. 若手のうちから裁量を持って仕事をしたい人
  5. 自社製品に誇りをもって働きたい人

日本ロレアルに転職するには?

日本ロレアルへの転職は簡単ではありません。その理由は、日本ロレアルが転職市場で非常に人気が高いからです。

日本ロレアルへの転職を成功させたいのであれば、転職エージェントの利用をおすすめします。

転職エージェントでは、実績の豊富なキャリアアドバイザーが内定まで手厚くサポートしてくれます。面接対策などの選考対策も行ってくれます。

また、転職エージェントだけの非公開求人をご紹介することも可能です。あなたの希望に合った求人が低倍率で見つかることもあります。

転職エージェントは求人の数や対策の手厚さなどの質が異なるため、複数の転職エージェントを活用しながら転職活動を行うことをおすすめします。

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