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平均年収は628万円!気になるマツダの年収や評判について徹底解説!
企業研究
本記事では、2020年に創立100周年を迎えたマツダの平均年収やマツダの評判などについて解説していきます。
マツダってどんな会社?
マツダは連結売上高約2.8兆円、連結従業員数約49,700人を誇る、日本のトップ自動車メーカーです。
マツダの公式ホームページによると、マツダのコーポレートビジョンは以下の通りです。
私たちはクルマをこよなく愛しています。
人々と共に、クルマを通じて豊かな人生を過ごしていきたい。
未来においても地球や社会とクルマが共存している姿を思い描き、
どんな困難にも独創的な発想で挑戦し続けています。
- カーライフを通じて人生の輝きを人々に提供します。
- 地球や社会と永続的に共存するクルマをより多くの人々に提供します。
- 挑戦することを真剣に楽しみ、独創的な“道(どう)”を極め続けます。
また、マツダのブランドエッセンスは「走る歓び」のようです。マツダの考える「走る歓び」とは、クルマを所有し、共に走り、共に過ごすことで得られる心の満足のことを指していることが採用ホームページに記載してありました。
マツダの事業内容
マツダの2020年度有価証券報告書によると、マツダは連結子会社70社及び関連会社18社で構成されており、自動車及び同部品の製造・販売、並びにこれらに関連した事業をおこなっているようです。
また、マツダの製品は130を超える国や地域で販売されており、グローバル生産台数・グローバル販売台数共に100万台を超える規模を誇っています。
マツダの主要な製品は以下の通りです。
製品概要 | 主な製品 |
---|---|
乗用車 | MAZDA2、MAZDA3、MAZDA6、MAZDA CX-3、MAZDA CX-30、MAZDA CX-5、MAZDA CX-8、、MAZDA ROADSTER、MAZDA MX-30 |
海外専用車 | MAZDA2 SEDAN、MAZDA CX-4、MAZDA CX-9、MAZDA BT-50 |
軽自動車 | MAZDA FLAIR、MAZDA FLAIR WAGON、MAZDA SCRUM WAGON、MAZDA CAROL、MAZDA FLAIR CROSSOVER |
そのほか、商用車や福祉車両も取り扱っているようです。
マツダの労働環境
マツダの労働環境について、社風と働きがいの観点から解説していきます。
マツダの社風
オープンワークの口コミによると、
などの意見が寄せられていました。
マツダは広島を中心に事業を展開している企業ということもあり、広島地域に根差した企業です。そのため、広島県民の社員が多く地域貢献活動が活発に行われているようです。
マツダはコンプライアンス遵守の企業であることから、残業時間や労働環境に対することに厳しく、ワークライフバランスを重視している人にとっては働きやすい環境だと考えられます。
一方で、仕事をしたい人にとっては仕事ができないことも多々あるため、バリバリ働きたい人にはやや物足りなさを感じるかもしれません。
また、マツダはフォード社の文化を受け継いでいることもあり、組織としては比較的フラットでボトムアップな側面があります。
ただ、これは部署によっても異なり、縦割りでトップダウンの文化が強い部署が存在することからも一概には言えないことには留意が必要です。
マツダの働きがい
オープンワークの口コミによると
などの意見が寄せられていました。
マツダは競合他社と比較しても少数精鋭の組織となっているため、入社後すぐに仕事を任せてもらえるようです。新人にも仕事を任せる分、OJTの側面は強いですが、その代わりに研修制度などの成長機会が豊富に用意されており、積極的に行動をすればいくらでも成長できる環境が整っています。
一方で、仕事量を自分で調整しないと業務の多さに身体や精神を壊してしまう可能性があることには留意が必要です。
また、車が好きな社員にとってはこの上ない働きがいを感じられる環境のようです。自分の好きなブランドかつ自分の関わった製品が世の中に出ることに大きなやりがいを感じる社員は少なくないです。
ただ、工場のライン作業のような日々同じ業務を行う社員や間接部門で部門間の仲介役のような業務を担当する社員は成果が分かりにくくやりがいを感じる機会は少ないようです。
マツダの平均年収はどのくらい?
マツダの2020年度有価証券報告書によるとマツダの平均年収は約628万円であることが分かりました。
dodaによるとメーカー業界の平均年収が約453万円であるため、マツダはメーカー業界平均と比較して約1.5倍と非常に高い給与水準であると言えます。
ちなみに、メーカー業界の中でも自動車・輸送機器メーカーだけの平均年収は約477万円で、自動車・輸送機器メーカー単体の平均年収と比較してもマツダの平均年収は高水準であることが分かります。
また、マツダの平均年齢は41.5歳で平均勤続年数は16.9年です。ちなみに、労働政策研究・研修機構によると、日本の平均勤続年数は12.4年であるためマツダは勤続年数が長い企業であることがうかがえます。
これは、マツダでは長年勤めることで安定した給与をもらえることや広島地域における大企業としては一強で他の転職先候補があまりないことが理由だと考えられます。
年齢別の平均年収
2021年9月時点でのオープンワークによると、年齢別の年収は以下の通りです。
※口コミから算出した金額となり、実際とは異なることもありますのであくまでも参考程度にご覧ください。また、口コミに掲載されている年齢のみこちらには掲載していますので、全ての年齢を網羅しているわけではありません。
年齢 | 平均年収 | 想定年収範囲 |
---|---|---|
25歳 | 426万円 | 333万円~545万円 |
30歳 | 517万円 | 404万円~662万円 |
35歳 | 639万円 | 499万円~818万円 |
40歳 | 730万円 | 570万円~934万円 |
45歳 | 758万円 | 592万円~971万円 |
50歳 | 766万円 | 598万円~980万円 |
マツダでは大きな年収アップは見込めませんが、年齢や勤続年数と共に少しずつ年収が上がると考えられます。40歳以降で年収1000万円近くを稼ぐ人が増えてきますが、年収1000万円を超えてくる社員の数が限られているようです。
給与水準を大きく高めるためには役職者になる必要がありますが、役職になるのは年齢順であるため、若手のうちは高い給与水準を見込めないことが多いです。
職種別の平均年収
2021年9月時点でのオープンワークの口コミを参考に職種別の平均年収を算出すると、以下の通りです。
※口コミから算出した金額となり、実際とは異なることもありますのであくまでも参考程度にご覧ください。また、口コミに掲載されている職種のみこちらには掲載していますので、全ての職種を網羅しているわけではありません。
職種 | 平均年収 | 想定年収範囲 |
---|---|---|
開発 | 600万円 | 336万円~960万円 |
技術 | 584万円 | 350万円~960万円 |
営業 | 613万円 | 380万円~1100万円 |
事務 | 646万円 | 300万円~1250万円 |
研究開発 | 607万円 | 425万円~900万円 |
製造 | 463万円 | 350万円~700万円 |
設計 | 534万円 | 440万円~800万円 |
マーケティング | 719万円 | 480万円~1050万円 |
生産技術 | 602万円 | 380万円~764万円 |
マツダの職種別年収では、マーケティング職、事務職の順に平均年収が高いことが分かりました。一方で、設計部門、製造部門は今回比較した職種の中では最も低い平均年収でした。
ただ、マツダの職種間における平均年収の差はあまり大きくなく、多くの職種で平均年収が600万円台前後ということが分かりました。
競合との平均年収比較
マツダと同じ自動車業界の競合であるトヨタ自動車、ホンダ、日産自動車、いすゞ自動車、スズキ、三菱自動車、スバル、日野自動車と平均年収を比較してみました。
各社ともに2020年度の有価証券報告書を参考に年収を比較してみました。
企業名 | 平均年収 |
---|---|
トヨタ自動車 | 858万円 |
ホンダ | 798万円 |
日産自動車 | 796万円 |
いすゞ自動車 | 759万円 |
スズキ | 665万円 |
三菱自動車 | 652万円 |
スバル | 651万円 |
マツダ | 628万円 |
日野自動車 | 620万円 |
マツダは今回比較した9つの企業の中では8番目に高い平均年収であることが分かりました。
dodaの調査によると日本の平均年収は約409万円であるため、日本の平均年収と比較するとマツダを始め、今回比較した企業の平均年収は高水準です。
ただ、各会社毎に事業規模や収益性、給与制度などが異なるため、あくまでも参考程度にご覧ください。
ボーナス・評価制度
マツダでは、7月と12月の年に2回ボーナスが支給されるようです。ボーナスの額は基本給の3ヶ月分~5カ月分くらいが相場のようです。
ボーナス額は基本給×係数が75%、個人成績が25%を占めるようなので、基本給が上がらない限りはボーナス額が一気に上昇することはありません。
マツダの昇給は年に1回ですが、基本的には年功序列であがっていくため毎年の昇給額はあまり大きくありません。
評価については半期ごとに目標設定を行い、その達成度を上司との面談によって決定されるようですが、上司によって評価が異なるため公平な評価ではないようです。
また、部署によっては独自の評価制度を取り入れている部署も存在するようです。
マツダ社員による年収・給与制度への口コミ
マツダの現社員・元社員から寄せられた年収に対する口コミをオープンワークを参考にご紹介します。
ポジティブな口コミ
ネガティブな口コミ
マツダの年収や給与制度に関する口コミの多くがネガティブな意見でした。具体的には、
「頑張っても評価に差がないためモチベーションが維持できない」「好評価をもらう人は上司に好かれているかどうか」「給与が同業他社と比較して低い」などの意見が多く見受けられました。
マツダで働くメリットとは?
マツダで働く2つのメリットについてご紹介します。
地元に根差した会社
マツダは良くも悪くも地元の広島に根差した会社です。そのため、広島県民などの中国地方の社員を中心に構成されているようです。また、広島カープのサポータ―会社であるため、広島カープの観戦チケット抽選会やマツダスタジアムの清掃ボランティア活動など、地元広島への貢献活動も多く実施されています。
また、研究開発拠点や生産拠点、自動車試験場が広島を中心に広がっているため、多くの社員は広島で生活を送るようです。
広島が地元の人にとっては地元愛を強く感じられる会社なのではないでしょうか。
ホワイトな職場環境
マツダは、コンプライアンス遵守の企業であるため、ワークライフバランスを重視している人にとっては働きやすい環境です。
残業時間は月10時間~20時間の社員が大半かつ、有給休暇の取りやすい雰囲気があります。上司は部下の有給取得率が評価に関わるため、積極的に有給休暇を取るように促しているようです。
そのほか、社内外の研究機会が多いため若手社員を育ているという文化があることもマツダの特徴です。
マツダで働く前に知っておくとよいこととは?
マツダで働く前に知っておくとよい2つのネガティブな事項についてご紹介します。
仕事量に差が生まれる
マツダでは、良くも悪くも仕事のできる社員に仕事を任せる文化があるため、業務量が社員によって大きく異なります。
若手社員でも仕事を任せてもらえるためその点はありがいたいですが、責任ある仕事を沢山任されてしまうことを理由に鬱になる若手社員が後を絶たないようです。
また、管理職は休みがほとんど取れない雰囲気があり、管理職に仕事が集中してしまうことに嫌気を指して転職する人や退職する人が多いようです。
そのほか、仕事を頑張っても年功序列文化の影響で、業務量の違いや成果の違いで評価に差が生まれないことに不満感を募らせる社員も少なくありません。
年収1000万円を稼ぐのは難しい
マツダの平均年収は628万円と、メーカーの中では高い給与水準ですが、自動車メーカーの中ではあまり高いとは言えません。
また、年功序列の文化があり若手のうちはガンガン稼ぐことは難しく、役職になるのを待つ必要があります。
ただ、役職者になっても年収1000万円を稼ぐのはやや難しいようで、ベテラン層が残業をして年収1000万円に届くか届かないかくらいの水準です。
広島という地域の物価から比較すると高い水準ではありますが、年収1000万円を稼ぎたい人にとってはやや物足りなさを感じるかもしれません。
マツダに向いている人は?
マツダに向いている人は以下の特徴がある人です。あくまでも考察ですので、転職の参考程度にしてください。
- マツダブランドが好きな人
- 車に関わる仕事がしたい人
- 多くの消費者に利用される製品に携わりたい人
- ワークライフバランスを重視している人
- 広島地域が好きな人
- 地域貢献をしたい人
マツダに転職するには?
マツダへの転職は簡単ではありません。マツダへの転職を成功させたいのであれば、転職エージェントの利用をおすすめします。
転職エージェントでは、実績の豊富なキャリアアドバイザーが内定まで手厚くサポートしてくれます。面接対策などの選考対策も行ってくれます。
また、転職エージェントだけの非公開求人をご紹介することも可能です。あなたの希望に合った求人が低倍率で見つかることもあります。
転職エージェントは求人の数や対策の手厚さなどの質が異なるため、複数の転職エージェントを活用しながら転職活動を行うことをおすすめします。