平均年収は837万円!世界でも名のある三井化学の平均年収や評判について解説!
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平均年収は837万円!世界でも名のある三井化学の平均年収や評判について解説!

企業研究

2022.01.17

本記事では、我々消費者の暮らしを陰ながらに支える製品を幅広く展開している三井化学の平均年収や三井化学の評判などについて解説していきます。

三井化学ってどんな会社?

三井化学は、連結売上高約1.2兆円、連結従業員数約18000人を誇る日本最大級の総合化学メーカーです。

三井化学は約110年の歴史を持つ日系企業で、昨今では31カ国に進出するなど、グローバル展開に力を入れています。

実際、海外売上高比率は45%と年々その比率を伸ばしています。

また、三井化学の製品は各業界のリーディングカンパニーから支持されているため、数多くの世界シェアNo.1、No.2製品を保有しています。

三井化学の事業内容

三井化学の公式ホームページによると、三井化学では「モビリティ」「ヘルスケア」「フード&パッケージング」「基盤素材」「次世代事業」の5つを事業ポートフォリオをとして定めているようです。

各事業の概要については以下の通りです。

事業セグメント内容主要製品
モビリティ大きな変革期を迎えている自動車・ICT市場の事業機会を機敏に捉えるために、成長のための戦略投資を着実に実行するとともに、顧客視点に基づく新製品・新事業の開発や、素材の技術を活用したソリューション提案力の強化により、新たな価値を提供する事業。エラストマー、機能性コンパウンド、機能性ポリマーなど
ヘルスケア外部環境の変化に伴い、健康社会の実現が一層強く求められている昨今において、変化に素早く対応しつつ、生活の質(QOL)の向上に貢献する製品・サービスを積極的に提供する事業。ビジョンケア材料、パーソナルケア材料、不織布、歯科材料など
フード&パッケージング従来の食料増産・食品ロス削減などへの対応に加え、包装材料を中心に循環型社会に即した製品・サービスの提供が求められる昨今において、これらの課題を解決する製品・サービスの提供。コーティング・機能剤、機能性フィルムシート、農薬化学品など
基盤素材石化・基礎化学品をスタートに、自動車、住宅、家電、インフラ、食品包装をはじめ、様々な分野に素材提供を行う事業。石化製品、基礎化学品、ポリウレタン原料など
次世代事業大きく変化する社会の中で新たな顧客価値を提供する事業を生み出すことを使命とし、各事業本部・新ヘルスケア事業開発室・新モビリティー事業開発室・新事業開発センターがそれぞれ連携しながら、従来にない製品やサービスの開発を実施。

三井化学では、メガネレンズ材料のシェアが世界一位、衛生材料用不織布がアジア二位など、生活者を支える数多くの素材を手掛けています。

三井化学の労働環

三井化学の労働環境について、社風と働きがいの観点から解説していきます。

三井化学の社風

オープンワークの口コミによると、

風通しがよい。若手の意見を聞いてもらえる場や機会を積極的に設けている。トップダウンというよりボトムアップ型の社風。上司も積極的に意見を聞いてくれるので、モチベーションアップにつながる。
優しい人が多い。自分の部署には厳しいことを言う上司がいない。また、化学メーカーはどこだろうが、安全については特に重んじられている。
人を大切にする組織です。社内で上司、部下の関係は密で、面倒見も良いところがあります。しかし、密接な関係であるところも多いので、それが煩わしい人には少し生き苦しいかもしれません。
トップダウンではなくボトムアップ型の社風であり、若いうちから裁量を与えられる反面、同時に責任も求められる。経験が少ないうちから自走することが求められるため、アジリティ高く自分で考えて動けるタイプであれば仕事を楽しめると思うが、しっくり学んでから走り出したいタイプには向かない。
いわゆる大企業にありがちな固く古い社風という面もあるが、働いている個々人でみると個性的な方が多い。個人レベルでは攻めの姿勢な方が多いのに会社全体でみると保守的ということは、上に行けば行くほど多くのしがらみがあるということが想像される。
「人の三井」と言われることもあってか、三井化学は個性豊かで人柄の良い人が多いようです。周りを蹴落としてでも成果を上げたい人は少なく、互いに支え合いながら成長していく環境のようです。上司も相談事には親身になってくれるようで、人間関係に困ることは少ないかもしれません。

などの意見が寄せられていました。

また、財閥系のイメージとは裏腹に、三井化学はトップダウンではなくボトムアップの雰囲気があります。上司や上層部に対して部下や若手社員が意見を言うときちんと耳を傾けてくれ、良いと思ったことはしっかりと議論する文化があります。

なので、積極的に発言をする社員にとっては働きやすい環境と言えるでしょう。

ただ、年功序列の文化は根強く残っているので成果を出しても同期と差が出ないことには留意が必要です。

三井化学の働きがい

オープンワークの口コミによると

ほとんどの販売製品は中間原料であるため社会の住宅から医療・造船・鉄鋼金属・家電・自動車・電力・ガスなどあらゆる産業を三井化学は下支えしていると思います。あらゆる産業の方との関係ができ、その情報量は大きなものがあった。また、社会末端の苦労話を沢山拝聴することができ、人としての成長も感じられた。
少数精鋭で、1人当たりの裁量が大きいと感じる。若手にも積極的に大型のプロジェクトを任せてもらえる。その反面、業務量は結構多いので要領よくこなしていくことも大事。
製造部門であるため仕方ないことではあるが、作られた製品がどこでどのように利用されているのかが分かりづらい。そのためやりがいも感じにくい。
お客さんと技術営業を通じて直接やり取りする機会も多いので、自分の開発した製品をお客さんに喜んでもらえると働きがいを感じます。
自分のやりたいことを自由にやらせてもらえる。予算は結構あるので、しっかりと提案すればやりたい放題。上司もあまり口を挟まないでくれる。
仕事は頭を使うことが多く、やりがいがある。また、一つの問題に対してチーム一丸となって臨む雰囲気があるので、すごく雰囲気がいい。みんなで話し合う中での意見も言いやすく、とにかく働きやすい職場である。

などの意見が寄せられていました。

三井化学では、若手でも裁量を持って働かせる文化があるようです。そのため、若手のうちから大型のプロジェクトや責任のある仕事をすることができます。

また、やりたいことをやりたいということでそれに挑戦できるだけの資金と寛容さがあるので、若手のうちに様々な挑戦をしたい人にとってはやりがいを感じられる職場かもしれません。

一方で、三井化学の製品は中間原料ということもあり、三井化学の製品がどこでどのように活用されているのかが目で見てわからないことも多いです。そのため、自分の仕事の影響力が測れずやりがいを感じられない人も一定数いるようです。

三井化学の平均年収はどのくらい?

三井化学の2020年度有価証券報告書によると三井化学の平均年収は約837万円であることが分かりました。

dodaによるとメーカー業界の平均年収が約453万円であるため、三井化学はメーカー業界平均と比較して約2倍と非常に高い給与水準であると言えます。

ちなみに、メーカー業界の中でも化学メーカーだけの平均年収は約464万円で、化学メーカー単体の平均年収と比較しても三井化学の平均年収は高水準であることが分かります。

また、三井化学の平均年齢は41.0歳で平均勤続年数は17.1年です。ちなみに、労働政策研究・研修機構によると、日本の平均勤続年数は12.4年であるため三井化学は勤続年数が長い企業であることがうかがえます。

これは、三井化学が年功序列的側面を持っているため、長年勤めることで安定して高水準の給与をもらえることが理由だと考えられます。

年齢別の平均年収

2021年9月時点でのオープンワークによると、年齢別の年収は以下の通りです。

※口コミから算出した金額となり、実際とは異なることもありますのであくまでも参考程度にご覧ください。また、口コミに掲載されている年齢のみこちらには掲載していますので、全ての年齢を網羅しているわけではありません。

年齢平均年収想定年収範囲
30歳581万円458万円~736万円
35歳721万円568万円~914万円
40歳806万円635万円~1022万円

三井化学は大きな年収アップは見込めませんが、年齢や勤続年数と共に少しずつ年収が上がると考えられます。35歳では年収1000万円近くを稼ぐ人が出始め、40歳手前になると年収1000万円を超える社員が増えてきます。

三井化学では、年功序列の文化があるため、40歳前後になると多くの社員が遅かれ早かれ年収1000万円を超えることができるようです。

また、一気に年収を上げるためには役職アップをする必要があります。管理職は一つ役職アップすると100万円~150万円年収が上がるようです。

職種別の平均年収

2021年9月時点でのオープンワークの口コミを参考に職種別の平均年収を算出すると、以下の通りです。

※口コミから算出した金額となり、実際とは異なることもありますのであくまでも参考程度にご覧ください。また、口コミに掲載されている職種のみこちらには掲載していますので、全ての職種を網羅しているわけではありません。

職種平均年収想定年収範囲
営業586万円400万円~1000万円
技術720万円420万円~1100万円
管理836万円550万円~1200万円
エンジニア662万円450万円~1100万円

三井化学の職種別年収では、管理職、技術職の順に平均年収が高いことが分かりました。一方で、営業は今回比較した職種の中では最も低い平均年収でした。

ただ、三井化学のどの職種においても年収1000万円を超えることができるようです。これは、年功序列で40歳前後には誰でも1000万円程度稼ぐことができることが理由と考えられます。

競合との平均年収比較

三井化学の競合である、三菱ケミカルホールディングス、住友化学、信越化学工業、日本ペイントホールディングス、日本酸素ホールディングス、東ソー、旭化成、DIC、日東電工、カネカ、エア・ウォーター、東レと平均年収を比較してみました。

各社ともに2020年度の有価証券報告書を参考に年収を比較してみました。

企業名平均年収
三菱ケミカルホールディングス1011万円
住友化学855万円
信越化学工業848万円
三井化学837万円
日本ペイントホールディングス832万円
日本酸素ホールディングス821万円
東ソー763万円
旭化成750万円
DIC742万円
日東電工734万円
カネカ734万円
エア・ウォーター698万円
東レ671万円

三井化学は今回比較した13の企業の中では4番目に高い平均年収であることが分かりました。

dodaの調査によると日本の平均年収は約409万円であるため、日本の平均年収と比較すると三井化学を始め、今回比較した企業の平均年収は高水準です。

ただ、各会社毎に事業規模や収益性、給与制度などが異なるため、あくまでも参考程度にご覧ください。

ボーナス・評価制度

三井化学では、6月と12月の年に2回ボーナスが支給されるようです。また、昇給は7月の年一回行われます。

三井化学のボーナス額はメーカーということもあり高水準で、業績によって変動はしますが基本給の4カ月~7カ月分支給されます。社員全体の平均は基本給の6カ月分だと考えられます。

評価制度としては、年初に立てた目標をどれだけ達成したかを年度末に評価される形です。絶対評価ではなく相対評価なので頑張ったからといったいい評価がもらえるとは限りません。

また、三井化学は伝統的な日系企業ということもあり、上司の好き嫌いが昇進昇格に繋がることは否定できません。

そのほか、三井化学は年功序列で、新卒社員は10年目(院卒だと8年目)になると横並びで管理職社員に昇格するようです。管理職は横並びの評価なので仕事の量や仕事の出来不出来に関わらず昇給幅に差はほとんどありません。

しかし、管理職になってからは実力主義になっていくので、その後昇給できるか否かは本人の努力次第になります。

三井化学社員による年収・給与制度への口コミ

三井化学の現社員・元社員から寄せられた年収に対する口コミをオープンワークを参考にご紹介します。

ポジティブな口コミ

給与については、仕事内容に対してはとてももらえていると感じる。コストパフォーマンスはいいのではないか。
給料は高い。特に管理職になると跳ね上がる。仕事をしないおじさんは少ないと思う。年2回の評価シートに基づいて評価される。ものさしははっきりしているため、実力のある人なら正当に評価されるだろう。

ネガティブな口コミ

典型的な年功序列の給与体系。大手ということもあり、業界内では比較的高い給与水準であると考えられるが、業界自体が、金融・商社・コンサル・メガベンチャー等と比較すると特に20~30代の給与水準が大きく劣るため、若手が流出するケースもある。
基本的に年功序列。仕事の成果と取組の姿勢に応じて、昇給もしくは賞与のアップがある。手当は、住宅補助がない。独身の社員には社員寮があるが、勤務地での設備の充実度に大きく差があるため、不平等に感じる。
管理職になると、グレードごとにジョブサイズが決められており、それが変わらないと、給与も上がりません。そのため、次のグレードに見合うポジションが空かないと昇進ができないです。部門、人によっては、ずっと同じところに留め置かれます。毎年の評価は上司次第です。
入社数年で大きく給与が上がった印象はなく、残業次第で給与が変わるイメージ。人事は評価主義を取り入れてると言うが、管理職になるまでは典型的な年功序列。管理職になってもある程度は年功序列。給与は他の化学会社と同程度だが、福利厚生&住宅手当はないため、少し劣る印象。

三井化学の年収や給与制度についてはネガティブな意見が多く見られました。「年功序列なので頑張り損してしまうことが多々ある」「若手の給与水準は低いので残業をして稼がなければならない」「福利厚生があまり充実しておらず、同業他社と比べて満足できる水準ではない」などの意見が多く見られました。

ポジティブな口コミとしては、「給与水準が同世代と比較すると高い」「管理職になると一気に年収が跳ね上がる」などの意見が散見されました。

ただ、全体としては三井化学の給与や評価体系に満足している人は少なく、若手のうちから三井化学でバリバリ稼ぐことは難しいかもしれません。

三井化学で働くメリットとは?

三井化学で働く2つのメリットについてご紹介します。

高い給与水準

三井化学は、大手メーカー企業ということもあり、基本給は高いとは言えませんがボーナスの額が大きいです。三井化学では平均6カ月分が支給されるため、ボーナスによって年収が大きく上昇します。

また、景気による変動はあまりないようで、比較的安定的にボーナスは支給されるようです。

若手の挑戦に寛容な職場環境

三井化学は少数精鋭ということもあり、若手のうちから自分で考えて意見を発信する機会が多くあります。自分で考えて意見を発信すれば、やりたい仕事ややりがいの持てる仕事に従事することができます。手を上げれば基本仕事が与えられる環境です。

また、海外にも多数の拠点があるため、グローバル経験を積むこともできます。

実際に、若手社員の中には自分のやりたい仕事に従事できている人も多数いるようで、若手の挑戦には比較的寛容なようです。

三井化学で働く前に知っておくとよいこととは?

三井化学で働く前に知っておくとよい2つのネガティブな事項についてご紹介します。

評価に差が出ない

三井化学は年功序列で昇進昇格が行われるため、どんなに頑張っても同期と大きな差がうまれないようです。そのため、中堅からベテラン層の多くはそこそこ仕事を頑張ってそこそこの給料をもらうことに徹する社員も少なくありません。

成長意欲のある若手社員や、頑張って成果を残した社員にとっては不公正さを感じる瞬間もあり、モチベーションを保つのが難しいかもしれません。

また、昇進昇格するにはポストの空きが必要ですが、ポストに空きがない場合は長年平社員として勤めることもあります。

成果が目に見えないことが多い

三井化学は、中間原料を取り扱っているため、自身の業務が誰にどの様な影響を与えているのか直接体感する機会があまりありません。特に製造部門では、この傾向が強いようです。

ただ、多くの関係者のつながりを持てるため、その点にやりがいを見出せる人にとっては働きやすい環境かもしれません。

三井化学に向いている人は?

三井化学に向いている人は以下の特徴がある人です。あくまでも考察ですので、転職の参考程度にしてください。

  1. 長い間勤めていきたい人
  2. 安定した仕事につきたい人
  3. 少しずつ給与を上げていきたい人
  4. 若手のうちに様々な挑戦をしたい人
  5. グローバルに働きたい人
  6. ウェットな人間関係が欲しい人

三井化学に転職するには?

三井化学への転職は簡単ではありません。その理由は、三井化学が転職市場で非常に人気が高いからです。

三井化学への転職を成功させたいのであれば、転職エージェントの利用をおすすめします。

転職エージェントでは、実績の豊富なキャリアアドバイザーが内定まで手厚くサポートしてくれます。面接対策などの選考対策も行ってくれます。

また、転職エージェントだけの非公開求人をご紹介することも可能です。あなたの希望に合った求人が低倍率で見つかることもあります。

転職エージェントは求人の数や対策の手厚さなどの質が異なるため、複数の転職エージェントを活用しながら転職活動を行うことをおすすめします。

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