平均年収は485万円!気になる日本生命の年収や評判について徹底解説!
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平均年収は485万円!気になる日本生命の年収や評判について徹底解説!

企業研究

2022.01.18

本記事では、日本生命の平均年収や日本生命の評判などについて解説していきます。

日本生命ってどんな会社?

日本生命は連結売上収益5.1兆円、連結従業員数約76,700人を抱える、日本でも名高い生命保険会社です。

日本生命は、株式会社ではなく相互会社という形態を採用しています。日本生命の公式ホームページによるとその理由としては、

  1. ご契約者の利益を最優先するという経営方針に、相互会社の剰余金分配のしくみ(株式会社における株主配当を考慮する必要がなく、剰余金の大部分をご契約者に還元する)が一致するから
  2. ご契約者に対して確実に保険金をお支払いするために、長期にわたり財務の健全性を維持し、また、安定的な剰余をあげる責任があり、長期的に安定的な経営を行うには、相互会社形態が適していると考えるから

だそうです。

会社形態からも日本生命がいかに信頼される保険会社であるかがうかがえます。

日本生命の事業内容

日本生命の公式ホームページによると、日本生命の業務は「生命保険業」「付随業務・その他の業務」に大別されるようです。

各業務については以下の通りです。

業務区分内容
生命保険業生命保険業免許に基づく保険の引受け、資産の運用(貸付業務、有価証券投資業務、不動産投資業務)などを行う。
付随業務・その他の業務他の保険会社のその他金融業を行う者の業務の代理又は事務の代行、債務の保証、投資信託の販売、確定拠出年金制度における運営管理業務などを行う。

日本生命の中心商品は「みらいのカタチ」という商品で、「死亡のリスク」「重い病気や介護等のリスク」「医療のリスク」「老後等、将来の資金が必要になるリスク」に備えられる15種類の保険を自在に組み合わせることで、お客様の一生涯をサポートし続ける商品のようです。

また、「みらいのカタチ」以外にも、「ニッセイ出産サポート給付金付3大疾病保障保険」「ニッセイこどもの保険」といった商品や「ずっともっとサービス」のようなサービスなど幅広い商品・サービスを取り扱っているため、お客様のニーズに合わせた商品・サービス提案が可能なようです。

日本生命の労働環境

日本生命の労働環境について、社風と働きがいの観点から解説していきます。

日本生命の社風

オープンワークの口コミによると、

体制としてはとても古い。体育会系で上下関係が厳しめのように思う。エレベーターは先輩が乗っていたらエレベーター操作、ペーパー交換やインクの取り換えは後輩が走って一番に行うなど入社してから細かく教えられる。
組織が多いために意思決定から執行に移るまでに多くの時間を要する。必要とあれば30分でもいいからリオートで議論すればいいものの、毎月定例的に開催される会議のみが意思決定の場だ。それも代わり映えしない議題も含めて毎回平気で1時間~2時間会議をしている。
体質が古く体育会。上司が絶対。白いものも上司が黒といえば黒になる。上司や上層部の顔色が一番大事。非常に保守的で新しいことにチャレンジしない。ライバルは第一生命で、何かと引き合いに出す。他社が先にやっていることを見てから真似をするため独自性はない。
トップダウンの雰囲気が強く、多少無茶だろうと上のいうことは絶対。いい意味でも悪い意味でも真面目な人が多いため、若手は上から与えられたことをひたすらこなす歯車かのような働き方をしている。仕事が楽しくて仕方ないという人は少なく皆待遇が良いから続けているという感じ。
組織が大きいだけに、変革に起こす準備にまず大量の時間を費やし、更に実行移すところまでたどり着いたとしても世の中の流れからはだいぶ遅れを取っている部分が多い。事業の特性上、何かにおいてもかなり慎重でドラスティックな行動や変化を好まない印象。
年間のノルマを達成しないとクビにされるため、精神的に安定することが難しい。ノルマは年々上がっていくため、最初は簡単にクリアできたノルマも時を経ると圧がすごい。

などの意見が寄せられていました。

日本生命は、昭和的な文化が根強く残る企業文化のようです。スーツ着用や頭髪、マニュキュアなどについては厳しく、毎朝の朝礼が長いです。

また、体育会系気質が非常に強く、上司や先輩の業務命令が絶対という考え方があります。意思決定もトップダウンで決まるため、上から言われたことを的確にこなす人が評価されるようです。

そのほか、組織が巨大なこともあり、意思決定には大きな時間を要するようです。他部署との横連携がほとんどなく、他部署を巻き込む事案については会議などを行って意思決定するため、スピード感はあまりありません。

日本生命の働きがい

オープンワークの口コミによると

いろいろな人に出会える。普段では出会えないような弁護士や医者、企業の社長などと話ができる。認められると保険契約につながり嬉しい。給付金請求の時には役立ったなと感じる。
働きがいは給与のみ。定例会議という名の長時間業績を振り返る会議は何をしたいのか意味が分からない。そのために下っ端は会議資料を作るが、何のためかはわからない。
大企業であるため、同じく大企業や中小企業の社長と話す機会が多い。若いうちから様々な人の話を聞けるので世界が広がると思う。また、保険金の支払いがある時にはご遺族から感謝されることもあるので使命感がある。
20代の社会人経験がほとんどない人から様々な会社経験を積んできている人など背景が異なる人と一緒に仕事をすることで新たな発見ができるところに働きがいを感じる。特に子持ちのお母さんが働いていることが多い。また、出会うお客さまも多種多様で臨機応変に対応する力が身に付き成長できる。
お客様と直接関わったり、新規開拓したりするのでご契約いただいたお客さまとはずっとお付き合いしていくことになります。基本的に自分対お客さまなので、仲が深まりいろいろな相談などをしてくださるようになります。そういったときにやりがいを感じると思います。
契約を取ればとった分だけ給与や賞与に反映されるので、数字を追うのが苦手ではない人には働きがいを感じられる職場ではあると思う。

などの意見が寄せられていました。

日本生命は、日本最高峰の生命保険会社ということもあり、信頼感が高いです。そのため、新規開拓営業はほかの企業と比較して実施しやすいと考えられます。

契約数が上がれば、給与やボーナスにそのまま反映されるので、頑張った分が返ってくることにやりがいを感じることができるかもしれません。

また、お客様から感謝されることも多いので、自分が契約を取ったお客様に感謝される時にやりがいを感じる人も多いようです。

ただ、若手のうちは会議資料作成や上司の指示に従うことが求められるため、働きがいを感じる瞬間が少ないことには留意が必要です。

日本生命の平均年収はどのくらい?

日本生命は、相互会社で有価証券報告書を公開していないため、オープンワークに寄せられている情報を参考にします。

2021年9月時点でのオープンワークの口コミ(回答者数:843人)によると、平均年収は485万円(年収範囲は108万~1650万円)でした。

※上記の平均年収は口コミ情報ですので、実際の平均年収と異なることや時期によって変化することがあります。

dodaによると金融業界の平均年収が約448万円であるため、日本生命は金融業界の平均値と比較して同程度の給与水準であると言えます。

ちなみに、金融業界の中でも生命保険だけの平均年収は約432万円で、生命保険単体の平均年収と比較すると日本生命の平均年収はやや高い水準であることが分かります。

年齢別の平均年収

2021年9月時点でのオープンワークによると、年齢別の年収は以下の通りです。

※口コミから算出した金額となり、実際とは異なることもありますのであくまでも参考程度にご覧ください。また、口コミに掲載されている年齢のみこちらには掲載していますので、全ての年齢を網羅しているわけではありません。

年齢平均年収想定年収範囲
25歳369万円212万円~640万円
30歳501万円289万円~871万円
35歳543万円313万円~943万円
40歳479万円276万円~832万円
45歳388万円223万円~674万円
50歳359万円207万円~623万円

日本生命は大きな年収アップは見込めませんが、年齢や勤続年数と共に少しずつ年収が上がると考えられます。30歳手前で年収900万円近くを稼ぐ人が出始め、35歳前後になると年収1000万円を超える社員が増えてきます。

日本生命では、2年目で副主任になり年収が600万円、6年目で課長補佐になり年収が850万円ほどになるようです。

また、管理職手前で年収1200万円ほどになるようです。

そのため、上記のデータはあまり実態を反映をしきれていないかもしれませんので、ご容赦ください。

職種別の平均年収

2021年9月時点でのオープンワークの口コミを参考に職種別の平均年収を算出すると、以下の通りです。

※口コミから算出した金額となり、実際とは異なることもありますのであくまでも参考程度にご覧ください。また、口コミに掲載されている職種のみこちらには掲載していますので、全ての職種を網羅しているわけではありません。

職種平均年収想定年収範囲
営業412万円108万円~1300万円
事務430万円260万円~1150万円
コーディネーター368万円240万円~1100万円
業務職437万円300万円~600万円
エリア業務職347万円250万円~500万円
企画817万円560万円~1160万円
管理881万円550万円~1200万円
FC(ファイナンシャルプランナー)337万円250万円~550万円
運用897万円600万円~1150万円

日本生命の職種別年収では、運用職、管理職の順に平均年収が高いことが分かりました。一方で、FC職、エリア業務職は今回比較した職種の中では最も低い平均年収でした。

日本生命は、総合職とそれ以外で大きく年収に差が出てしまうようです。そのため、年収をあげたい人は総合職で入社することをおすすめします。

全国転勤の可能性はありますが、総合職であれば比較的誰でも年収1000万円を超えることができると考えられます。

競合との平均年収比較

日本生命と同じ生命保険業界であるプルデンシャル生命、ソニー生命、ライフネット生命、アフラック、アクサ生命、住友生命、明治安田生命と平均年収を比較してみました。

ソニー生命、ライフネット生命は2020年度の有価証券報告書を参考に、プルデンシャル生命、アフラック、アクサ生命、日本生命、住友生命、明治安田生命はオープンワークの口コミを参考にしました。

企業名平均年収
プルデンシャル生命1203万円 ※180名の口コミの回答者平均値
ソニー生命967万円
ライフネット生命740万円
アフラック710万円 ※176名の口コミの回答者平均値
アクサ生命517万円 ※129名の口コミ回答者平均値
日本生命483万円 ※809名の口コミ回答者平均値
住友生命437万円 ※375名の口コミ回答者平均値
明治安田生命422万円 ※417名の口コミ回答者平均値

日本生命は今回比較した8つの企業の中では6番目に高い平均年収であることが分かりました。

dodaの調査によると日本の平均年収は約409万円であるため、日本の平均年収と比較すると日本生命を始め、今回比較した企業の平均年収はやや高水準です。

ただ、各会社毎に事業規模や収益性、給与制度などが異なるため、あくまでも参考程度にご覧ください。

ボーナス・評価制度

日本生命の採用ホームページによると日本生命では、年に2回ボーナスが支給されるようです。年間のボーナス合計額は、基本給の約4ヶ月分~7ヶ月分だと考えられます。

ボーナスの額については個人の業績によって変動するため、業績を上げれば高い年収が期待できるようです。

また、年に1回昇給が行われますが、昨年度の売上が反映されるため、昇給についても売上を上げることが必要なようです。

ただ、売上が上がらないと給与カットや退職に追い込まれる可能性があることは念頭に置いておく必要があります。

日本生命の評価制度について、総合職においては基本的に年功序列で評価されるので、あまり意味をなしていないようです。

ただ、評価については上司によるところが大きいので、上司によって評価が変わる可能性は否定できません。

日本生命社員による年収・給与制度への口コミ

日本生命の現社員・元社員から寄せられた年収に対する口コミをオープンワークを参考にご紹介します。

ポジティブな口コミ

待遇面には満足している。給与水準はもちろん、借り上げマンションに少ない自己負担で住むことができている。普通にしていれば、一定まではほぼ自動的に役が上がるため、この会社に骨を埋めるつもりの人にとってはいいと思う。
給与水準は非常に高い。同期の下位30%に入らないパフォーマンスを維持できれば、年功序列のメリットを最大限に享受し、順調に昇給を続けることができる。20代後半でほぼ800万~900万、管理職手前で1200万円程度。

ネガティブな口コミ

基本給が低すぎる。そのうえ残業してもみなし残業。お客さんとのアポで朝から出たり、夜遅くまでアポが長引いたりと拘束時間が長いのに、3年目以降も大して給料は上がらない。また、数字が上がる会社の担当にならなければ数字をあげるのすら難しい。
年功序列で上がっていく。30歳を超えると1000万円付近までいくが、これは横一列。できない人ももらえるため、やりたいこともなく安定した生活をしたい人には最高であるが、頑張っている人は虚無感しかないと思う。
額面給与自体はかなり高いと言える。相対的にも、アウトプットに対する報酬という観点からもそうだろう。一方で、個の待遇維持が今後極めて難しいと考えられることと、納得感のない出費があることが不満点として挙げられる。
額面は世間一般よりも水準は高いが、社会保険料や税金に加え、諸々引かれる金額が多いため、実際の手取りは案外低い。また、時給換算すると少しアルバイトよりいいと言える程度であまり割には合っていない。

日本生命で働くメリットとは?

日本生命で働く2つのメリットについてご紹介します。

さまざまなバックグラウンドを持った人と出会える

日本生命は、社内で働いている社員はもちろんのこと、関わるお客様についても多種多様な人と関わる機会があります。

保険は誰しもがターゲットとなる商材であることから、普段関わらないような弁護士や官公庁に勤める人、医者や経営者などさまざまなバックグラウンドを持った人と会話をする機会があるようです。

多種多様な人と話すことで臨機応変に対応する力や幅広い知識が身に付くため、人によっては多くの刺激を受けながら働くことができるため、やりがいを感じられるかもしれません。

自分の頑張りが給与に反映される

日本生命は、営業成績がそのまま給与やボーナスに反映されるようです。頑張れば頑張った分だけ高い給与水準が期待できるので、給与に働きがいを感じられる人はありがたい環境かもしれません。

また、頑張った分お客様が増えるので、お客様から感謝される機会が増えるのも良い点だと考えられます。

ただ、ノルマを達成し続けると、ノルマがだんだんと厳しくなってしまうので、ある程度まで行くと年収が上がりにくくなるかもしれません。

日本生命で働く前に知っておくとよいこととは?

日本生命で働く前に知っておくとよい2つのネガティブな事項についてご紹介します。

トップダウンの企業体質がある

日本生命は、良くも悪くもトップダウンの企業体質です。若手の意見や部下の意見が取り入れられることはほとんどないため、自分から意見を発信している若手社員はほとんどいないようです。

日本生命は、上司の指示が絶対であるため、上司の指示に対して従順に業務を遂行できる人が評価されるようです。

自分で考えて行動したい人にとっては、楽しさややりがいを見いだせないことも多くあるかもしれません。

スピード感がない

日本生命は、歴史のある内資系企業ということもあり非常に保守的でリスク回避的な傾向が強いです。

変革をすることやチャレンジをすること、斬新的な取り組みをすることに対して、それによるリスクの大きさを気にする上司は多いです。

また、縦割り文化が強いため、横連携が必要な場合においては意思決定には大きな時間を擁することは否定できません。

スピード感を持って仕事をすることはやや難しいかもしれません。

日本生命に向いている人は?

日本生命に向いている人は以下の特徴がある人です。あくまでも考察ですので、転職の参考程度にしてください。

  1. 上司の指示に対して従順に従える人
  2. 成長よりも安定を重視している人
  3. 上下関係をしっかり守れる人
  4. 保険に関連した仕事をしたい人
  5. 安定した企業で働きたい人

日本生命に転職するには?

日本生命への転職は簡単ではありません。日本生命への転職を成功させたいのであれば、転職エージェントの利用をおすすめします。

転職エージェントでは、実績の豊富なキャリアアドバイザーが内定まで手厚くサポートしてくれます。面接対策などの選考対策も行ってくれます。

また、転職エージェントだけの非公開求人をご紹介することも可能です。あなたの希望に合った求人が低倍率で見つかることもあります。

転職エージェントは求人の数や対策の手厚さなどの質が異なるため、複数の転職エージェントを活用しながら転職活動を行うことをおすすめします。

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