平均年収は約971万円!気になる任天堂の平均年収や評判について解説!
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平均年収は約971万円!気になる任天堂の平均年収や評判について解説!

企業研究

2022.01.17

本記事では、NintendoSwitchやニンテンドー3DS、マリオカート8デラックスなど日本で数多くのヒット商品を生み出す任天堂の平均年収や任天堂の評判などについて解説していきます。

任天堂ってどんな会社?

任天堂は、連結売上高1.7兆円、連結従業員数約6500名を抱えるゲーム業界屈指の事業会社です。その規模は、同じゲーム業界トップのソニーに次ぐ第2位の規模です。

任天堂は、かるた・トランプ類の製造販売事業からスタートした事業会社です。

現在は、ゲーム機器やゲームカセットの販売会社として有名で、ポケモンやマリオ、大乱闘スマッシュブラザーズ、どうぶつの森など、数々のヒットタイトルを生み出しています。

海外でも数々の商品が販売され、海外に10拠点を構えるほどに成長しています。

任天堂の事業内容

任天堂の2020年度有価証券報告書によると、任天堂の事業内容は【ホームエンターテインメントの分野で娯楽製品の開発、製造及び販売等を事業としています。主な製品は、コンピューターを利用した娯楽機器である「ゲーム専用機」とトランプ・かるた等に分類されます。「ゲーム専用機」とは、携帯ゲームやホームコンソールゲームのハードウェア及びソフトウェアであり、当社及び関係会社が開発し、当社において製造し、主に関係会社が国内外で販売しています。 】とのことです。

任天堂が製造販売している商品の一部をご紹介します。

概要製品名カセットなど
本体NintendoSwitch、ニンテンドー3DS、ニンテンドークラシックミニシリーズ(ファミリーコンピュータ)など
ゲームソフトNintendoSwitchスーパーマリオメーカー2、ゼルダの伝説スカイウォードソードHD、スーパーマリオオデッセイ、あつまれどうぶつの森、ポケットモンスターソード・シールド、大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL、モンスターハンターライズ、Minecraftなど
ニンテンドー3DSポケモン超不思議のダンジョン、Newスーパーマリオブラザーズ2、リズム天国ザ・ベスト+、大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS、ポケットモンスターサン・ムーン、スーパーマリオメーカー for ニンテンドー3DS、ドラゴンボールヒーローズアルティメットミッション2、星のカービィロボボプラネット、マリオパーティアイランドツアー、ドラゴンクエストVIII空と海も大地と呪われし姫君、マリオカート7など
Wii Uマリオカート8、スーパーマリオ3Dワールド、ドラゴンクエストXいにしえの竜の伝承オンライン、NewスーパールイージU、ゼルダの伝説ブレスオブザワイルド、ゼルダ無双、Splatoon(スプラトゥーン)、大乱闘スマッシュブラザーズ for Wii U、Minecraft:Wii U EDITION、マリオパーティ10、モンスターハンター3(トライ)Gなど
スマートフォン向けアプリマリオカートツアー、ドクターマリオワールド、ドラガリアロスト、どうぶつの森ポケットキャンプ、ファイヤーエンブレムヒーローズ、スーパーマリオランなど

これらの製品やサービスを一度は目にしたりプレイしたこともある人は多いのではないでしょうか。

任天堂は、マリオやポケモンを中心に数多くのヒットタイトルを生み出し続けています。

任天堂の労働環境

任天堂の労働環境について、社風と働きがいの観点から解説していきます。

任天堂の社風

オープンワークの口コミによると、

企業文化は、日本の古い企業体質を引きずっているようなところがあるが、社長以下マネジメントが若くなって、企業文化は今風のIT企業になりつつあると期待する。一部の才能がある人を除いて、社員にはあまり尖った人はいないように思う。その分、人間関係に悩むことはないと思う。また、開発系と営業を含めた事務系とは企業文化が大きく違うと思う。
ワークライフバランスを重視する体制があると思います。また、新しいことにもどんどんチャレンジすることが重要だという雰囲気があり、逆に引っ込み思案な職員は損をすると思います。部下を無下にすることは一切ありません。なので若い社員がとても成長しやすい環境だといえます。
顧客のことを第一に考えた製品づくり、サービス展開を行っていることを強く感じた。顧客側から自社に対してどのようなことを求められているのかを、上司・先輩社員から指導される文化が根付いており、社内でも方向性の違いに対して意見が食い違うことは少ないと感じた。しかし、旧態依然とした考えを持っている社員も少なくないため、新しい会社制度等を取り入れることに対して、機動力が欠けていると感じることも少なくはない。
若い年齢層の人達にも活躍してもらうために積極的に権限委譲を進めており、実際に業務上ではよく活躍できるような風土が用意されている。
古い文化を大切にする傾向があり、新しいものを取り入れようとしていない。業務改善や効率化を提案しても却下されることが多い。
事務系部門は温厚で真面目でおとなしい人が多い。開発部門は温厚で真面目なのは同じだが、自己主張が激しい人がやや多い。
意思決定や合意形成に非常に時間がかかるので、スピード感のある職場ではありません。直属の上司以上の役職者や経営層と平社員が意思疎通できる環境は皆無です。また、海外展開を一番に意識しているため、アメリカとヨーロッパで展開できるビジネスかどうかが常に問われます。

などの意見が寄せられていました。

任天堂は、歴史の長い日系企業ということもあり、保守的でスピード感に欠ける部分が多々見られます。意思決定や社内の調整業務には時間がかかるため、スピード感を持って仕事をしたい人は、ややムズムズする感じを覚えるかもしれません。

新しいことや効率化などに対する提案はあまり受け付けてくれないようなので、働く際には任天堂の文化に染まる必要があります。

また、伝統的な日系企業の文化を色濃く引き継いでおり、年功序列、部署によって文化が違う、福利厚生が充実しているなどの特徴を有しています。

安定した収入を確保したうえで定年まで勤めあげたい人にとっては居心地の良い環境かもしれません。

そのほか、開発が花形部署となるため、開発側の待遇と事務系の待遇では待遇に大きな差があるようです。食堂のメニューや内装が開発側の方が豪華なようです。発言力も開発側が強いようです。

任天堂の働きがい

オープンワークの口コミによると

誰もが知っているゲームに関われるというところが働きがいのメイン。逆に言えば、あまりゲームに興味がないと働きがいを見出すのは難しい。とはいえ、部署によっては積極的に部内で異動させてさまざまな経験を積ませるというところもある。
海外志向の社員には欧米アジアへの子会社への出向機会があり、駐在員経験をすると語学だけではなく現地の商慣習等を学ぶ機会がある。また、任天堂には充実した研修制度があるわけではなく、本人申請により社外研修費用を上司承認を得て会社負担にするという自己啓発能力がかなり求められる。それがある人にとっては働きがいがあるかもしれない。
業務内容は比較的自分の望む通りに選択することができ、ワークライフバランスを重視しやすいと感じました。上司も人格者が多く、仕事をしていて理不尽に思うことはほぼありませんでした。
世界中の人がターゲットなので、積み重ねが大きな結果を生むように感じます。なので、瞬発力はもちろん、長期的に見た時に働きがいを感じられるときはあるように思いました。キャリアに関してはフレキシブルに対応してもらえるので、途中でジョブチェンジや異動がしやすいです。
有名な商品や大きな数字に常日頃から触れることになるので、大きな市場規模を感じられるという点では働きがいはある。ただ、配属先や任命されるプロジェクトによって温度差はある。
直接お客様の手元に届く製品の製造に関わることができ、市場で自身の業務によって製造された製品を見た時にやりがいを感じる。自身の業務でのミスが直接市場での品薄や販売機会の喪失につながるため、責任感は非常に大きい業務だと感じる。また、製造原価のコストダウンに直接かかわることができ、会社の収益向上に大きな貢献をすることができることもやりがいの一つである。

などの意見が寄せられていました。

任天堂は、誰もが知っているゲームソフトやゲーム機器の製造、開発に携わることができるため社会に与える影響力の大きさや自身の業務の成果が目に見えてわかることにやりがいを感じる社員は多いようです。

また近年では、海外に注力しているため日本国内だけでなく海外にも羽を伸ばす機会が豊富にあるので、海外志向のある人にとってもやりがいを感じられる職場だと考えられます。

その他、ワークライフバランスを重視した働き方ができるのも任天堂の特徴です。

任天堂の平均年収はどのくらい?

任天堂の2020年度有価証券報告書によると任天堂の平均年収は約971万円であることが分かりました。

DODAによるとゲーム・アミューズメント機器メーカー業界の平均年収が433万円であるため、任天堂は業界平均と比較して2倍以上の平均年収であることから、非常に高い給与水準であると言えます。

また、任天堂の平均年齢は39.6歳で平均勤続年数は14.2年です。ちなみに、労働政策研究・研修機構によると、日本の平均勤続年数は12.4年であるため任天堂は勤続年数が長い企業であることがうかがえます。

これは、NTTデータが年功序列的側面を持っているため、長年勤めることで安定して高水準の給与をもらえることや残業代がしっかり支払われること、高い賞与が期待できることが理由だと考えられます。

競合との平均年収比較

任天堂と同じゲーム業界の競合である、スクエア・エニックス・ホールディングス、バンダイナムコホールディングス、ソニー、DeNA、グリー、セガサミーホールディングス、コナミホールディングス、ガンホー・オンライン・エンターテイメント、コーエーテクモホールディングスと平均年収を比較してみました。

各社ともに2020年度の有価証券報告書を参考にしてみました。

企業名平均年収
スクエア・エニックス・ホールディングス1469万円
バンダイナムコホールディングス1121万円
ソニー1044万円
任天堂971万円
DeNA821万円
グリー758万円
セガサミーホールディングス744万円
コナミホールディングス683万円
ガンホー・オンライン・エンターテイメント645万円
コーエーテクモホールディングス633万円

任天堂は今回比較した10の企業の中では4番目に高い平均年収であることが分かりました。

DODAの調査によると日本の平均年収は約409万円であるため、日本の平均年収と比較すると任天堂を始め、今回比較した企業の平均年収は高水準です。

ただ、各会社毎に事業規模や収益性、給与制度などが異なるため、あくまでも参考程度にご覧ください。

ボーナス・評価制

任天堂は、6月と12月の年に2回ボーナスが支給されます。ボーナスの額は、年間の合計で約4カ月~約8カ月分のようです。

任天堂では、年功序列の文化があるため、どんなに仕事ができる人でも評価で大きく変わることはなく、ボーナスで数万円変わる程度のようです。

また、評価制度についても、評価の仕組みはあるものの形骸化しているようで、仕事の出来不出来に関わらず年功序列で決まるという側面があることは否めません。

任天堂社員による年収・給与制度への口コミ

任天堂の現社員・元社員から寄せられた年収に対する口コミをオープンワークを参考にご紹介します。

ポジティブな口コミ

給与は高い水準です。残業代もしっかり出て賞与も期待できます。また、先輩社員との面談が頻繁にあり、今後のキャリアアップや評価を密にしてくれます。気軽に相談に乗ってくれて親身になってくれます。
待遇は他社と比べて良いほうだと思う。定期賞与はよっぽど業績が悪くならない限り年2回必ず支給される。残業も問題なく付けられるので、人や部署によっては20代から30代前半のうちに年収ベースで1000万円に届く人も出てくる。
成績に応じたインセンティブをきっちりもらうことができたので、非常に高いモチベーションを保って働くことができた。賞与についても、妥当な額をもらえたのでとても満足していました。同業他社と比べて高い水準であると思います。

ネガティブな口コミ

建前上は能力評価制度を取り入れているが、基本的には年功序列としか思えないような評価内容になっており全く無能な人間でも年を重ねるだけで非常に良い評価をもらえている点は納得がいかない。逆に若くて能力がある人達が頭一つどころか頭五つぐらい飛びぬけていないとよい評価をもらえていないので、いるだけ中年の人達と給料を比べて異常な格差があることで悲しさを感じる。
同業他社よりは報酬水準はいいと思うものの、基本的に年功序列型。ゲーム開発など、開発の花形部署にて余程の成果を上げない限りは、特別な報酬はもらえない仕組みだと思う。
事務系部門はどれだけ優秀でも高い評価を獲得するのは至難の業である。私の部署にダントツで優秀なメンバーがいたが、あるプロジェクトで他のメンバーの3倍以上の働きを見せたにもかかわらずボーナスが5万円程度上がったのみであった。一方で、全く結果を出さなくともよっぽど態度が悪くない限り他のほとんどのメンバーと横並びの給与が確保されている。

任天堂の年収や給与制度に関する口コミは賛否両論がありました。ネガティブな意見としては、「能力評価の仕組みはあるが、実際は年功序列型で、どんなに優秀でも先輩社員の方が高い給与が支払われる」「年功序列なのでモチベーションを保つのが難しい」といったものが多く投稿されていました。

一方で、ポジティブな意見も一定数散見されました。「業界の他企業と比較して高い給与水準である」「年功序列のため仕事の出来不出来に関わらず安定して給与を稼ぐことができる」「残業代がしっかりと支払われるため残業をすればそこそこの給与水準になる」などの意見がありました。

任天堂は、40代前後くらいには年収で1000万円を超える人が増えていくようです。

任天堂で働くメリットとは?

任天堂で働く2つのメリットについてご紹介します。

高い給与水準

任天堂は、業界内でもトップクラスの給与水準であると言われています。基本給は低いですが、ボーナスの額が非常に大きいため、ボーナスで平均年収がぐっと増加しているようです。

また、残業代が全額支払われるため残業をすればするだけ年収が増加します。残業代が多い人であれば、20代や30代前半でも年収1000万円を目指すことができるようです。

その他、年功序列で給与が上がるので、中堅からベテラン層になると安定して高い給与水準を維持することができるようです。

好きを仕事にできる

ポケモンやマリオなどのゲームが好きな人にとっては、自分の好きなことや趣味を仕事にできる職場です。

働く社員もゲームが好きな人が多いので、時には趣味の話で盛り上がることができたり、時には、真剣にヒット商品を生み出すための議論をしたりなど、刺激のある職場環境と考えられます。

また、任天堂では開発側の社員への待遇が厚く比較的自由に仕事ができます。そのため、自分の好きなことを仕事にしつつ自由に働ける環境が良い人にとっては働くのが楽しいかもしれません。

さらに、自身の仕事が消費者の手に届く瞬間に大きなやりがいを感じることができます。

任天堂で働く前に知っておくとよいこととは?

任天堂で働く前に知っておくとよい2つのネガティブな事項についてご紹介します。

評価に差が出にくい

任天堂は良くも悪くも年功序列で昇給昇格が行われるため、どんなに大きな成果をだしても同期とあまり給与に差が出ません。若手であれば、仕事をしない先輩社員や仕事のできない上司よりも自分の方が給与が少ないことに不満感を募らせることも多々あるようです。

バリバリ成果を出してガンガン昇給昇格したい人にとっては、物足りなさを感じてしまうかもしれません。

近年では、優秀な若手社員が流出しないように能力評価による評価体系を構築したようですが、実態は伴っていないようです。

旧態依然とした組織風土がある

任天堂は良くも悪くも、歴史のある日系企業のため旧態依然とした組織風土があります。具体的には、意思決定や合意形成をするためにいくつもの承認プロセスを踏まなければならない点、新しいことには保守的な点、縦割り組織で上司の指示が最優先な点などが挙げられます。

近年では、マネジメント層の入れ替わりによってある程度文化が変わってきてはいるようですが、年功序列の文化などはいまだに無くなっておらず、伝統的な日系企業に勤めるのが不向きな人にとっては働きにくい環境かもしれません。

任天堂に向いている人は?

任天堂に向いている人は以下の特徴がある人です。あくまでも考察ですので、転職の参考程度にしてください。

  1. ゲームが好きな人
  2. 好きなことを仕事にしたい人
  3. 安定して稼ぎたい人
  4. お客様思考の強い人
  5. ワークライフバランスを重視したい人
  6. 自身の業務の成果を目で見て判断したい人

任天堂に転職するには?

任天堂への転職は簡単ではありません。その理由は、任天堂が転職市場で非常に人気が高いからです。

任天堂への転職を成功させたいのであれば、転職エージェントの利用をおすすめします。

転職エージェントでは、実績の豊富なキャリアアドバイザーが内定まで手厚くサポートしてくれます。面接対策などの選考対策も行ってくれます。

また、転職エージェントだけの非公開求人をご紹介することも可能です。あなたの希望に合った求人が低倍率で見つかることもあります。

転職エージェントは求人の数や対策の手厚さなどの質が異なるため、複数の転職エージェントを活用しながら転職活動を行うことをおすすめします。

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