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1000万プレイヤーも夢じゃない!楽天の年収と給与制度について解説!
企業研究
本記事では、日本でも数多くのユーザーを抱え、楽天市場を始め多くのサービスを提供している楽天の平均年収や楽天の評判などを解説していきます。
楽天ってどんな会社?
楽天グループ(旧:楽天)は、売上高約6570億円、連結従業員数約23000名を抱える日系IT企業です。
楽天グループは、「グローバルイノベーションカンパニー」というビジョンを掲げており、世界30か国に70を超えるサービスを展開し、15億超のユーザーがいます。
また、社内公用語が英語であることが有名で、世界70カ国の国や地域から人材が集まっている多様性あふれる会社です。
楽天の事業内容
楽天グループの有価証券報告書によると、「インターネットサービス」、「フィンテック」及び「モバイル」の3つに大別されます。 各セグメントのついての詳細は以下の通りです(有価証券報告書より引用)。
事業セグメント | 内容 |
---|---|
インターネットサービスセグメント | インターネット・ショッピングモール『楽天市場』をはじめとする各種ECサイト、オンライン・キャッシュバック・サイト、旅行予約サイト、ポータルサイト等の運営や、これらのサイトにおける広告等の販売、プロスポーツの運営等を行う事業により構成。 |
フィンテックセグメント | インターネットを介した銀行及び証券サービス、クレジットカード関連サービス、 生命保険サービス、損害保険サービス及び電子マネーサービスの提供等を行う事業により構成。 |
モバイルセグメント | 通信及びメッセージングサービスの提供、並びにデジタルコンテンツサイト等の運営等を行う事業により構成。 |
楽天の労働環境
楽天の労働環境について、社風と働きがいの観点から解説していきます。
楽天の社風
オープンワークの口コミによると、
ト
などの意見が寄せられていました。
楽天は、三木谷社長のワンマン組織、強烈なトップダウンであるという口コミが多く散見されました。実際、中間管理職そうは経営層の顔色をうかがうことが多く、裁量はあまりないようです。部長クラスでも意思決定がないという口コミもありました。
また、社長の一言で組織体制が変わったり、新事業が始まったりと変化が激しい会社です。
事業運営については、スピード感を重視している社風のため、効率良く仕事をすることが求められます。組織としても大企業とは思えないスピード感で変化しているようです。
楽天は実力主義の側面があるため、入社1年目からマネジメント職に昇進することもあるようです。
そのほか、楽天の社内公用語は英語ですが、実際の現場では日本で話す部署も多いようです。ただし、TOEIC800点以上は必須要件なので、英語力が求められるのは事実です。
楽天の働きがい
オープンワークの口コミによると
などの意見が寄せられていました。
楽天はインターネット業界で日本最大級のサービスを展開しているため、ユーザーの多さや与える影響力の大きさにやりがいを感じる社員が一定数いるようです。
また、楽天はベンチャー気質の強い企業のため、自ら行動する人にはチャンスや成長の機会が豊富に用意されており、若手の成長環境として不足はありません。
一方で、楽天は実力主義の側面から数字に対するプレッシャーは大きいため、数字を追うことが苦手な人にとっては働きやすいとは言えないかもしれません。
ただ、成果を出せる人にとっては年齢性別問わずに裁量を与えてもらえるため、非常に働きやすい環境です。
楽天の平均年収はどのくらい?
2020年度の有価証券報告書によると楽天の平均年収は約745万円であることが分かりました。
DODAによるとIT・通信業界の平均年収が444万円あるため、楽天は業界平均と比較して約2倍弱と非常に高い給与水準であると言えます。
また、楽天の平均年齢は34.2歳で平均勤続年数は4.5年です。ちなみに、労働政策研究・研修機構によると、日本の平均勤続年数は12.4年であるため楽天は短いサイクルで社員が入れ替わることが分かりました。
これは、楽天社員は成長意欲が高くより高い年収やより自分の自己実現に近いキャリアを形成できる企業へ転職することが考えられます。そのため、ネガティブな転職というよりはポジティブな転職が多い印象があります。
年齢別の平均年収
2021年8月時点でのオープンワークによると、年齢別の年収は以下の通りです。
※口コミから算出した金額となり、実際とは異なることもありますのであくまでも参考程度にご覧ください。また、口コミに掲載されている年齢のみこちらには掲載していますので、全ての年齢を網羅しているわけではありません。
年齢 | 平均年収 | 想定年収範囲 |
---|---|---|
25歳 | 490万円 | 372万円~645万円 |
30歳 | 631万円 | 480万円~830円 |
35歳 | 716万円 | 544万円~942万円 |
40歳 | 838万円 | 637万円~1103万円 |
45歳 | 1017万円 | 773万円~1338万円 |
楽天では、40歳前後から年収1000万円を超える社員が増えてくるようです。そして45歳になると平均年収が1000万円を超えてきます。
楽天は年功序列ではなく、実力主義の会社であるため、成果を残せば若手でも高い年収を獲得することができます。
とはいえ、日本的企業の特徴を有しているため、役職に就くのは年功序列的側面があることは否めません。
中途採用の場合、前職の年収が引き継がれるというよりは交渉次第な部分があるので、より高い年収を目指したい人は、転職活動の際に報酬交渉に力を入れることをおすすめします。
職種別の平均年収
2021年8月時点でのオープンワークの口コミを参考に職種別の平均年収を算出すると、以下の通りです。
※口コミから算出した金額となり、実際とは異なることもありますのであくまでも参考程度にご覧ください。また、口コミに掲載されている職種のみこちらには掲載していますので、全ての職種を網羅しているわけではありません
職種 | 平均年収 | 想定年収範囲 |
---|---|---|
営業 | 585万円 | 360万円~1020万円 |
マーケティング | 680万円 | 350万円~2000万円 |
エンジニア・SE | 717万円 | 400万円~1250万円 |
コンサルタント | 613万円 | 360万円~1000万円 |
企画 | 772万円 | 380万円~2200万円 |
管理 | 716万円 | 350万円~1550万円 |
人事 | 682万円 | 500万円~1350万円 |
開発 | 881万円 | 580万円~1600万円 |
ディレクター | 589万円 | 410万円~750万円 |
楽天の職種別年収では、開発職が最も高いことが分かりました。
一方で営業職が最も平均年収が低いです。これは、実力主義により給与に変動があるからだと考えられます。ただ、営業職でも1000万円を稼いでいる人もいますので(営業職に限らずではありますが)人によって年収は異なります。
競合との平均年収比較
楽天と同じIT業界である、アマゾンジャパン、リクルート、エムスリー、DeNA、メルカリ、クックパッド、LINE、サイバーエージェント、ZOZO、エス・エム・エスと平均年収を比較してみました。
リクルート、エムスリー、DeNA、メルカリ、クックパッド、サイバーエージェント、ZOZO、エス・エム・エスは2020年度の有価証券報告書を参考に、LINEは2019年度の有価証券報告書を参考に、アマゾンジャパンはオープンワークの口コミを参考に年収を比較してみました。
企業名 | 平均年収 |
---|---|
アマゾンジャパン | 1022万円 ※268名の口コミ回答者の平均値 |
リクルート | 950万円 |
エムスリー | 870万円 |
DeNA | 821万円 |
メルカリ | 820万円 |
クックパッド | 771万円 |
LINE | 770万円 |
楽天 | 745万円 |
サイバーエージェント | 733万円 |
ZOZO | 547万円 |
エス・エム・エス | 530万円 |
楽天は今回比較した11企業の中では8番目に高い平均年収であることが分かりました。
たた、日系企業と比較すると楽天だけでなく、今回取り上げた多く企業の平均年収は高水準です。これはIT企業という成長業界であることが理由と考えられます。
ただ、各会社毎に事業規模や収益性、給与制度などが異なるため、あくまでも参考程度にご覧ください。
ボーナス・評価制度
楽天の公式ホームページによると、楽天では年2回(6月、12月)ボーナスが支給されるようです。ボーナスの支給額は一定の期間内で達成した個人成果や会社の業績に左右され、約2~8カ月分支給されます。
ボーナスが支給されるのは正社員のみですので、契約社員には支給されません。
一方で、基本給については半期ごとに見直されます。自身の所属するグレードとコンピテンシー評価の掛け合わせで評価されます。
グレードについては、AAA、AA、A、BBB、BB、Bの六段階用意されています。各グレードにおいて求められる能力が異なり、求められる能力が備わっているかどうかをコンピテンシーとして7段階評価されます。
ただ、コンピテンシー評価は上司の恣意的な側面や部下の仕事ぶりに対する理解度にばらつきがあるため、評価についての運要素があることは否めません。
楽天社員による年収・給与制度への口コミ
楽天の現社員・元社員から寄せられた年収に対する口コミをオープンワークを参考にご紹介します。
ポジティブな口コミ
ネガティブな口コミ
楽天の年収・給与制度については、納得している人と不満のある人で2分されていました。給与水準は日系の企業と比較すると、高い水準ですが、福利厚生が整っていないため家賃補助などがなく実費で支払う生活コストがかかることを考えると高いとは言えない水準かもしれません。
楽天で働くメリットとは?
楽天で働く2つのメリットについてご紹介します。
成長環境が整っている
楽天は、20代・30代の人の成長環境が整っている会社です。成長業界で実力主義のため、成果を上げればより裁量のある仕事につくことができます。他にも、成果を出せばその分ボーナスに反映されるため、モチベーションに繋がります。
また、事業も年々幅広くなっているため、手を上げれば様々なサービスを経験できることも成長を後押しする要素になっています。
また、所属する社員も熱量が高く成長意欲のある人が多いため、同僚からの刺激も期待できます。
給与が安定している
楽天は、日系の大手企業ということもあり、基本給が安定しています。また、成長業界であるため給与水準も年々高まっています。そのため、給与が突然暴落したり、ボーナスが支払われないといった現象が発生することは少ないです。
楽天で働く前に知っておくとよいこととは?
楽天で働く前に知っておくとよい3つのネガティブな事項についてご紹介します。
トップの意向に左右される
楽天は、三木谷社長の考えや意向が最重要視される会社です。三木谷社長が一言声を上げれば、会社全体として回れ右をしてその方向に舵を切ります。
三木谷社長の一言で組織が大きく変わったり、部署異動となったりと変化の激しい組織となっているため、変化に柔軟に対応できる人であれば問題はないですが、そうでなく安定して同じ仕事をしたい人にとっては、息苦しさを感じるかもしれません。
評価が上司に左右される
楽天では、グレード制やコンピテンシー評価などきちんとした評価制度を整えています。ただ、多くの社員はこの評価に平等性がないと考えているようです。実際に、上司の好き嫌いで昇格昇進のしやすさが変わるため、どんなに仕事ができても上司とのコミュニケーションが円滑でない限り、出世は難しいようです。
配属がその後のキャリアに影響してくる点には留意が必要です。
また、絶対評価のみならず相対評価の部分も存在するため、どんなによいパフォーマンスを上げていても周りよりも良くない限りは評価されないです。実際に、半年ごとの査定時には相対評価により給与がマイナスとなる社員が5%程いるようです。
退職金が多くない
楽天では、もともと退職金の制度はありませんでしたが、近年制度が確立され退職金が支払われるようになりました。ただ、伝統的な日本の大手企業と比較するとすずめの涙程度の退職金のようです。
10年以上在籍している部長クラスでも年収分がもらえるか否かの相場だそうです。
楽天に向いている人は?
楽天に向いている人は以下の特徴がある人です。あくまでも考察ですので、転職の参考程度にしてください。
- 楽天主義に共感できる人
- トップダウンでの仕事に慣れている人
- 変化に柔軟に対応できる人
- 体育会系のノリについていける人
- 上司とコミュニケーションが円滑にできる人
- 個人よりも組織のために働ける人
楽天に転職するには?
楽天への転職は簡単ではありません。その理由は、楽天が転職市場で非常に人気が高いからです。
楽天への転職を成功させたいのであれば、転職エージェントの利用をおすすめします。
転職エージェントでは、実績の豊富なキャリアアドバイザーが内定まで手厚くサポートしてくれます。面接対策などの選考対策も行ってくれます。
また、転職エージェントだけの非公開求人をご紹介することも可能です。あなたの希望に合った求人が低倍率で見つかることもあります。
転職エージェントは求人の数や対策の手厚さなどの質が異なるため、複数の転職エージェントを活用しながら転職活動を行うことをおすすめします。