平均年収は596万円!日本最大手インナーメーカーのワコールの平均年収について解説!
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平均年収は596万円!日本最大手インナーメーカーのワコールの平均年収について解説!

企業研究

2022.01.17

本記事では、日本最大手の女性用下着メーカーワコールの平均年収やワコールの評判などについて解説していきます。

ワコールってどんな会社?

ワコールは、連結売上高約1520億円、連結従業員数約20000人を誇る国内最大手の女性用下着メーカーです。

ワコールは、中長期的なビジョンとして「グループとして世界のワコールを目指す」というビジョンを掲げています。

そのため現在ワコールは、海外進出を積極的に行っており、海外には40を超えるグループ会社を保有しています。海外売上高比率は約30%程ですが、今後この比率が増加していくと考えられます。

また、ワコールは女性用下着メーカーということもあり、女性の従業員数が多いことが大きな特徴で、その比率は約90%にものぼります。

ワコールの事業内容

ワコールホールディングスの公式ホームページによると、ワコールの事業内容については、「インナーウェア(主に婦人のファンデーション、ランジェリー、ナイトウェア及びリトルインナー)、アウターウェア、スポーツウェア、その他の繊維製品及び関連製品の製造、卸売販売及び一部製品の消費者への直接販売を主な事業としており、更にその他の事業として、飲食・文化・サービスおよび店舗内装工事の事業を展開しています」と記載されています。

またワコールの有価証券報告書を見ると、ワコールの事業は「ワコール事業(国内)」「ワコール事業(海外)」「ピーチ・ジョン事業」「その他」にセグメント分類されるようです。各セグメントの概要については以下の通りです。

事業セグメント内容
ワコール事業(国内)ワコール製品の企画・デザインと原材料調達、製品化を行い、国内百貨店や量販店、ECサイトなどを通じて製品を販売。ワコール事業では10を超えるブランドを取り扱い、女性用下着などのインナーウェアやスポーツウェア、アウターウェア、水着などを企画・製造・販売している。
ワコール事業(海外)日本で企画されたワコール製品を海外拠点で製造し、現地の販売会社を通じて海外消費者に販売する事業。
ピーチ・ジョン事業ワコールグループ以外の製品を独自に仕入れ、その製品の販売を行う小売事業。
その他マネキン人形の製造販売・レンタル事業、内装工事関係事業、婦人インナー及び衣料、レース、手芸用品等の製造・卸売販売事業などを行う。

ワコールは、女性用下着の企画製造販売事業を中心に幅広い事業を展開しています。

ワコールの労働環境

ワコールの労働環境について、社風と働きがいの観点から解説していきます。

ワコールの社風

オープンワークの口コミによると、

法令遵守への意識が非常に高い。基本的に優しい人が多い。調和を重んじるため、決断することに慣れておらず何かにつけて調べはするものの、躊躇することが多い。陰口が多く、慣れてくるまでは精神的に疲労する場面も多い。
体育会系の精神が根強く、年功序列型。トップダウンで物事が進んでいくため、急な方向転換もたびたび見受けられる。女性社員の割合が多いので、性別に関係なく活躍できるところはほかの企業にない良さだと感じる。
良くも悪くも老舗。ホワイト企業で法令遵守はしっかりしている。リーディングカンパニーとしての意識は高いが、保守的とも感じる。社内の雰囲気は割と穏やか。
チームワークを非常に重んじる会社。先輩、上司から可愛がられることができれば非常に業務遂行の支えとなる。一方で付き合い悪い、ノリの良くない奴だと思われると疎外感を覚えざるを得ないことも。とにかく元気で明るく笑顔を絶やさないこと。社会人として当たり前かもしれないが、これを徹底できるかが若手のうちは強く求められる。

などの意見が寄せられていました。

ワコールは、女性用の下着メーカーとしては老舗でリーディングカンパニーという特徴があります。そのため、伝統的な日系企業の文化を踏襲していて、飲みにケーションが好きな上司が多いことや、上司の好き嫌いが評価に影響すること、年功序列の文化があるなど、ワコールの文化が合う人と合わない人で明確に分かれると思います。

ワコールの社員は女性社員が大半なので、いわゆる女性社会です。ただ、管理職に関しては男性がほとんどのようです。

また、働きやすい部署かどうかは運次第な部分があります。部署によっては協調性があり人間関係が良好な部署がある一方で、陰口や嫉妬のような発言を耳にする部署も少なからずあるようです。

そのほか、リーディングカンパニーであることからコンプライアンス意識は高いです。

また、商品に対する思いが強く、品質に関しては厳しい審査があるようです。

ワコールの働きがい

オープンワークの口コミによると

専門性、きちんとしたマニュアルがある接客なので、コミュニケーション力は抜群に上がる。直接お礼を言われたり感謝されることは販売職のやりがいにつながると思う。
お客様と直接接するので、自社商品のお褒めの言葉をいただいたり、ブランドへの期待を感じることができる。素晴らしい商品を生み出す会社に販売という形で関わることができることに誇りを持てる。また、近年では販売職のキャリアステージが増えてきていて、適性とやる気があれば販売職以外の仕事に挑戦できるようになる。
部門にはよるが少しでも残業が増えるとその理由やどうしたら減らせるのかなどを聞かれることが多いので、思い切り働きたい人には向かない企業体質。ワークライフバランスは抜群だと思うので、家族との時間や趣味、勉強に時間を当てて業務外の自己投資に充てたい方には向いていると思われる。
自分の関わった商品が世に出て、雑誌やメディアに取り上げられることにやりがいを感じる。

などの意見が寄せられていました。

ワコールの下着を販売している販売員としては、お客様からの感謝の言葉や、お客様にあった商品を提案できたときにやりがいを感じるようです。販売員によってはリピーターがつくこともあるようです。

また、部署によっては比較的若手であっても仕事に挑戦できるため、いろいろな経験を積むことができたり、自分で意見を発信することができたりするようです。

そのほか、自分の関わった商品が雑誌やメディアなどを通して市場に認知されるときや店頭に並んでいるときにやりがいを感じる社員もいます。

ワコールの平均年収はどのくらい?

ワコールの2020年度有価証券報告書によるとワコールの平均年収は約596万円であることが分かりました。

dodaによるとメーカー業界の平均年収が約453万円であるため、ワコールはメーカー業界平均と比較してやや高い給与水準であると言えます。

ちなみに、メーカー業界の中でも繊維メーカーだけの平均年収は約387万円で、繊維メーカー単体の平均年収と比較するとワコールの平均年収は約1.5倍と高水準であることが分かります。

また、ワコールの平均年齢は47.1歳で平均勤続年数は21.0年です。ちなみに、労働政策研究・研修機構によると、日本の平均勤続年数は12.4年であるためワコールは勤続年数が長い企業であることがうかがえます。

これは、ワコールが年功序列的側面を持っているため、長年の間安定して一定の給与がをもらえることが理由だと考えられます。

年齢別の平均年収

2021年9月時点でのオープンワークによると、年齢別の年収は以下の通りです。

※口コミから算出した金額となり、実際とは異なることもありますのであくまでも参考程度にご覧ください。また、口コミに掲載されている年齢のみこちらには掲載していますので、全ての年齢を網羅しているわけではありません。

年齢平均年収想定年収範囲
25歳301万円199万円~456万円
30歳390万円258万円~592万円
35歳517万円341万円~783万円
40歳561万円370万円~850万円
45歳500万円330万円~758万円

ワコールは大きな年収アップは見込めませんが、年齢や勤続年数と共に少しずつ年収が上がると考えられます。ただ、評価は同期で横並びのため同期間で差がつくことはあまりありません。

また、40代でも高いとは言えない給与のため華やかな生活を送るのはやや難しいと考えられます。

そのため、年収以外のやりがいを求めて働ける人にワコールは向いているかもしれません。

職種別の平均年収

2021年9月時点でのLighthouseの口コミを参考に職種別の平均年収を算出すると、以下の通りです。

※口コミから算出した金額となり、実際とは異なることもありますのであくまでも参考程度にご覧ください。また、口コミに掲載されている職種のみこちらには掲載していますので、全ての職種を網羅しているわけではありません。

職種平均年収
営業系583万円
企画・事務・管理系533万円
販売・サービス系298万円

ワコールの職種別年収では、営業系の平均年収が高いことが分かりました。一方で、販売・サービス系は今回比較した職種の中では最も低い平均年収でした。

営業系/企画・事務・管理系と販売・サービス系の間には大きな年収の乖離があるので、販売・サービス系の職種に就きたい方はその点に留意が必要です。

また、販売・サービス系の平均年収は300万円未満と低水準であるためかつかつの生活になる可能性があります。

競合との平均年収比較

ワコールと同じアパレル業界の競合であるファーストリテイリング、しまむら、AOKIホールディングス、グンゼ、片倉工業、良品計画、ナイガイ、ワールド、アツギ、MKRホールディングス、白鳩、タビオと平均年収はを比較してみました。

各社ともに2020年度の有価証券報告書を参考に年収を比較しました。

企業名平均年収
ファーストリテイリング901万円
しまむら655万円
AOKIホールディングス606万円
グンゼ600万円
ワコール596万円
片倉工業581万円
良品計画556万円
ナイガイ553万円
ワールド533万円
アツギ524万円
MRKホールディングス492万円
白鳩475万円
タビオ430万円

ワコールは今回比較した13の企業の中では5番目に高い平均年収であることが分かりました。

dodaの調査によると日本の平均年収は約409万円であるため、日本の平均年収と比較するとワコールを始め、今回比較した多くの企業の平均年収はやや高水準です。

ただ、各会社毎に事業規模や収益性、給与制度などが異なるため、あくまでも参考程度にご覧ください。

ボーナス・評価制度

ワコールの採用ホームページによると、ワコールは6月、12月の年に2回ボーナスが支給されるようです。ボーナスに関しては2カ月分~6カ月分と支給額にはかなりのレンジがあります。ボーナスの額は部門の評価が影響するため、どんなに頑張っても部門の成績が悪ければボーナスの額は低いようです。昇給については年一回あるようですが数千円程度のようです。

ワコールの評価制度は、基本横並びのようです。どんなに頑張っても同期と差がつかないどころか、優秀評価をもらえる人数が限られているため、昇格試験のために上位評価される社員が一定数おり、仕事ができる社員はモチベーションを保つのが難しいようです。

またそうでなくとも、上司の恣意的な評価などの定性的な側面があることは否めません。

ワコール社員による年収・給与制度への口コミ

ワコールの現社員・元社員から寄せられた年収に対する口コミをオープンワークを参考にご紹介します。

ポジティブな口コミ

販売職入社だと、たとえ内勤職へ移動になっても総合職入社の方とは給与や待遇が違うのでそこに不平等さを感じるが、評価制度についてはおおむね満足している。数値面ももちろん日頃の努力の姿勢も考慮してくれる。役職や部署にもよるが比較的寄り添ってくれ、正当に評価してもらえる。
社名の知名度を基準にすると高くない。一方で世間一般レベル、または同業のアパレルと比較すると十分と言える。加えて、就業時間は長くないほうなので、ワークライフバランスを優先するのであれば十分ともいえる。

ネガティブな口コミ

昇給は毎年ある。上がり方は微々たるもので、大学の同期と比べると中の中程度。評価制度については客観的ではない。半年の査定は課長と仲良くしておけば問題ない。給与面以外の評価にあたる、人事異動に対しての評価は、全く機能していない。
基本ベースから販売職と総合職の間でかなり差があり、販売職のモチベーションが下がる原因となっている。ボーナスは予算の達成率で評価されるが、前年比がベースとなった予算のため、店舗によって差が出てしまうし、一番上のランクの評価をもらうにはかなり厳しい。
年二回賞与評価、年一回の昇給評価がある。賞与評価は部門の評価も反映されるため、どんなに頑張っても部門自体が悪ければ評価されない仕組みになっている。昇給評価も上司のさじ加減で決まってしまい、能力がある人間がきちんと評価されているかというとそうでもなく、評価制度にはかなり疑問を感じる。
給与制度としては悪い評価さえもらわなければ順当に上がる。評価制度は相対評価のため基準が不明確。極端に言えば上司に好かれればよい評価がもらえるような仕組み。フィードバックも実施されず不満を持っている人は多くいる。

ワコールの年収や給与制度に関する口コミは賛否両論がありました。ただ、ネガティブな意見が比較的多く、「販売職と総合職ではベース給与の差が大きいため、モチベーションを保つのが難しい」「評価は上司により異なるので上司の当たりはずれがある」「所属部門や地域によって目標達成難易度が異なる」といった意見が見られました。

一方で、ポジティブな意見も一定数散見されました。「ワークライフバランスを重視したい人には良い環境」「手当関連の福利厚生が充実している」などの意見が散見されました。

とはいえ、ワコールは年間の昇給額が2000円~5000円程度で管理職になっても大幅な年収アップは見込めないため、年収以外のやりがいを見出せる人がワコールで働くのに向いているかもしれません。

ワコールで働くメリットとは?

ワコールで働く2つのメリットについてご紹介します。

女性社員の比率が大きい

ワコールは、事業内容が女性用の下着を販売しているということもあり、女性社員の割合が約9割で女性の活躍フィールドが整っています。

現在は女性の管理職がほとんどいませんが今後その点について変革がなされるようなので、現在よりも女性の管理職が増える可能性はあります。つまり、女性の活躍する機会が今後ますます増えていくのではないでしょうか。

お客様に感謝される機会が多い

ワコールの販売員になると、お客様とのコミュニケーション機会が非常に多いです。お客様にあった商品を提案できるとお客様の見た目が変わったり雰囲気が変わることがあるため、お客様から褒められることや感謝されることも少なくありません。

販売員の多くはお客様の反応にやりがいを感じているようです。

ワコールで働く前に知っておくとよいこととは?

ワコールで働く前に知っておくとよい3つのネガティブな事項についてご紹介します。

評価制度への満足感が低い

ワコールの評価制度に対する満足感はあまり高いものではありません。一定の役職までは年功序列でどんなに頑張っても同期との差がつくことはほとんどありません。

また、全く仕事をしなくても評価される人がいる一方で、仕事ができるのに評価されない社員もいるため、上司の恣意的な評価に影響を受けることは否めません。

そのほか、ボーナスについては自分の所属部門による影響が大きく、所属部門の成果が良ければいい評価がつきそこそこのボーナスが支給されますが、所属部門の成果が悪ければ評価が下がり、ボーナスも下がります。

販売職のベース給与が低い

販売職と総合職では大きくベースが異なります。そのため、販売職で入社される方はその待遇の差に不満を抱くことも少なくありません。

また、ボーナスの支給についても販売職はあまり高くないうえ、店舗によって目標達成に対する難易度が異なるので、一番良いランクの評価をもらえることは少ないようです。

販売職だと一般企業のサラリーマンと比較しても低い水準で、かつかつの生活になってしまう可能性があることは否定できないです。

伝統的な日系企業の体質が残っている

ワコールは伝統的な日系企業の体質が残る企業です。例えば、体育会系のノリがあるため飲み会に参加しないと上司に好かれない、年功序列、トップダウンで若手のうちは裁量があまりないなどが挙げれます。

体育会系のノリが好きな人や安定志向の人には向いているかもしれませんが、体育会系のノリが苦手な人や積極的に仕事に取り組みたい人にとってはワコールの職場環境はあまり向いていないかもしれません。

ワコールに向いている人は?

ワコールに向いている人は以下の特徴がある人です。あくまでも考察ですので、転職の参考程度にしてください。

  1. 安定した仕事につきたい人
  2. 下着に思い入れのある人
  3. 感謝される仕事につきたい人
  4. 体育会系のノリが好きな人
  5. 多くの人に使われる商品に携わりたい人

ワコールに転職するには?

ワコールへの転職は簡単ではありません。ワコールへの転職を成功させたいのであれば、転職エージェントの利用をおすすめします。

転職エージェントでは、実績の豊富なキャリアアドバイザーが内定まで手厚くサポートしてくれます。面接対策などの選考対策も行ってくれます。

また、転職エージェントだけの非公開求人をご紹介することも可能です。あなたの希望に合った求人が低倍率で見つかることもあります。

転職エージェントは求人の数や対策の手厚さなどの質が異なるため、複数の転職エージェントを活用しながら転職活動を行うことをおすすめします。

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